てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

 クコの実

2014年12月06日 20時00分03秒 | 日記

性質は丈夫であり、しばしばハムシの一種トホシクビボソハムシLema decempunctata)の成虫や幼虫が葉を強く食害したり、

何種類かのフシダニ寄生して虫癭だらけになったりするが、それでもよく耐えて成長し、乾燥にも比較的強い。

一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多い。


果実は酒に漬けこんでクコ酒にする他、生食やドライフルーツでも利用される。薬膳としての具にもされる。また、柔らかい若葉も食用にされる。

血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用などがある。精神が萎えているのを強壮する作用もあるとされている。

とある。




 コブナグサの黄葉

2014年12月06日 19時51分13秒 | 日記

 

 やや湿ったところに生える一年草で、田畑などにごく普通に見かけるものである。名前の由来は、葉の形が幅広いのをフナに見立てたことからのものらしい。

一般的にはごくありふれた雑草と見なされている。

しかし伊豆諸島の八丈島では、この草を染料として用いている。全草を煎じて染めたものは黄八丈と呼ばれる。当地ではこの草のことをカリヤス(苅安)と呼んでいる(ただし、本来のカリヤスMiscanthus tinctorius)はススキ属の植物であり別のものである)。そのための栽培も行われていると言う。

とある。