わらぶろ!

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歩き遍路2019秋・メタボ、お遍路最高峰に挑む(5日目)

2019年12月05日 | 旅行
5日目 11月20日(水)

さあ、いよいよ計画が崩れた5日目を迎えました。

当初の考えでは、伊予三島をゆっくり出て、三角寺を打ち、
県境越えを峠ルートで楽しみ、15~16時くらいに
三好市佐野地区にある民宿岡田に入るか、
普通に出て、三角寺を打った後に麓のバス停からバス乗車して
道の駅霧の森であの有名な「霧の森大福」を食べて戻ってから
三好市佐野へ向かうか…なんてことを考えていましたが…

民宿岡田争奪戦に敗れてしまいました。

伊予三島⇒三角寺⇒雲辺寺⇒下山ルートも考えましたが、
下山までに暗くなっていないか不安。

…ってことで、この日は雲辺寺口で区切り、
バスで阿波池田へ向かい、宿泊することにしたのですが、
頑張って12時台のバスに乗るか、
時間を上手く調整して17時台のバスに乗るか。

選んだのは…




5:30 伊予三島のビジホ 出発

早朝出発での12時台バス乗車を選択しました。
ただ、時間的にはかなりタイト。
果たして間に合うのか?

ところで、気になっていたのですが、
ホテル周辺を昨日から街全体が独特の臭いに包まれている。
…下水のような、でも下水ほどきつくないし、
でもドブ臭さみたいな感じがあるし…
浄化槽を出た直後の処理水のような匂い。

はじめはホテルの浄化槽でも壊れたのかと思いましたが、
ホテルを離れて山の方へ歩いて行っても臭う。




6:15 戸川公園上

この辺から登りがきつくなってくるのですが、
ここでもまだ臭う…




さらに30分程歩き、かなり高い位置まで上がってきましたが、
まだ臭う。

ここであることに気づきました。

風向きは北風。
そういえば風向きは昨夜からやや強めの北風に変わっていました。

そしてホテルの北側には何があった。

製紙工場。

製紙工場と言えば、使用する水の量が多い。
つまり、これは…

製紙工場の排水処理の匂いか!?(推測)


…これ、苦情来ないか?


結局、三角寺の手前まで、臭っていました。
大工場って凄いな。








7:30 65番 三角寺

平日の朝なのにお参りする人は多め。
徒歩の人は自分と後から来た2組くらいでした。

紅葉、奇麗でしたね。


ひとやすみしてから、下山。




9:00 平山バス停

ここが道の駅霧の森に行けるバスが走っているバス停です。
霧の森大福はすんご~~~く気になりますが、
それは観光で普通に四国を訪れた時のお楽しみにしましょう。




10:00 椿堂

途中で休憩を入れたため、予想外に時間がタイトに…
雲辺寺口のバス停まで7kmちょっとでしかもここから国道は上り坂。
峠での国越えは諦めました。






11:15 境目トンネル

愛媛県と徳島県の県境のトンネルですが、
できればここを歩かない方がオススメ。
たまたまこの日はこのトンネルの出口で工事を行うため、
トンネル内含めて片側交互通行となっており、
あまり危なくなかったのですが、
トンネル内の歩道が狭く、大型車が来るとかなり怖いです。
しかも、トンネル手前も片側2車線の歩道の無い道の車道を歩くハメになるので、
かなり危険です。

トンネルを抜け、佐野の集落に入ったところで



11:45 民宿岡田

ここに泊まりたかった。




民宿岡田近くの郵便局の自販機で限定ボトルコカ・コーラを購入。
何が描かれているんだろうと思ったら…

なんと、「おへんろ。」でした、ビックリ!!




12:00 雲辺寺山登山口入口

本日の目的地にはほぼ、正午に到着しました。




12:05 雲辺寺口バス停到着

…ってことで、本日はここを区切りとしました。


この後、バスを30分待つのですが、
寒い寒い。
一緒にバスを待っていたおばあちゃんと
「今日は寒いね~」とずっと言い合ってましたよ。

17時のバスにしないで正解でした。


13時前、疲れからウトウトしている中で
バスは阿波池田バスターミナルに到着。

予約していた宿泊施設に荷物を預けて、
再びバスターミナルで午後の観光について検討。
ノープランだったのですが、それとなく阿波池田は
大歩危・小歩危が近いというイメージがあったので、
そっち方面のバスを見てみることに…

すると、ちょうど1時間後くらいにバスがある!
大歩危方面の停留所を眺めていると「かずら橋」の文字が…
そういえば、四国の観光名所と言えば、かずら橋って聞いたことある。

行き先が決まれば、とりあえず腹ごしらえ。
お店は、バスの中で阿波池田のアーケード街を走っていた時に決めていました。



21世紀さん。
このレトロな外観…喫茶メシ…まさしく自分の趣味にピッタリ!!

注文したのはチキン南蛮定食。

それでは喫茶店メシを見てみましょう!





どーん!

デカい…ですね(^^♪

クリスピーな衣がサクサクとして、鶏肉もジューシー。
美味しかったです。


14時過ぎのバスに乗り、観光へレッツゴー!



1時間半くらいバスに揺られて、かずら橋に到着~♪
これがかずら橋か~、軸は木や人工物でしたが、
ちゃんと蔓で作っているのですね。

折角だし、渡りましょう。

メタボで高所恐怖症ですが、吊り橋くらいなら過去に渡っているし、大丈夫。



大丈夫。



大丈b…



だ…


無理無理無理無理無理!!!!!!!!!

何これっ!すんごい板と板の間が空いているよ。
踏み外してもメタボだから落ちることはないだろうけど、
骨折程度のケガはあり得るぞ、コレ!
しかも下はスケスケでめっちゃ怖い!!!!

生まれたての子牛ならぬ子豚のように
プルプル震えながら、脇の蔓に捕まってゆっくりゆっくり進んでいきます。

後ろからの「はよ渡れ」プレッシャーもある中、
なんとか渡り切りました。


本当に怖かった。


帰りはかずら橋夢舞台側から出ている路線バスに乗車。
あれ?
なんだか行きのバスとはルートが違うような…

夢舞台側は大歩危駅が終点なのですが、
短い分、実は阿波池田からのバスでは通らない
祖谷温泉に寄ってから駅へ向かうのです。

ところが、この祖谷温泉までの道のりが、
高所恐怖症にはヤバかった。
崖沿いのカーブの多い狭い道をガンガン進んでいっていました。

でも、祖谷温泉は細い道の奥にあるだけあって
秘湯っぽかったなぁ…
次来たときは是非宿泊したい。

大歩危駅から列車に乗り、阿波池田駅へ戻ったのは18時過ぎ。
周辺はすっかり真っ暗になっていました。



宿泊先はココクロスさん。
カフェバーの傍ら、素泊まり専用の宿泊施設も運営しております。

宿泊施設は昔の社宅というかアパートをリノベーションしたような感じ。
ちょっと古いですが、空調はちゃんとありますし、

何より、湯舟が深い!!

ビジホのユニットバスでもお湯は溜められますが、
深さが無いので、普通の湯舟のありがたさが身に染みます。



素泊まり専用ですが、もちろんカフェバーで夕食を頂くことも可能。
チーズがたっぷり入った焼きカレー、美味しかったです。


…ということで、遍路に観光にグルメに…たっぷりと堪能した1日でした。