わらぶろ!

まんどくのブログ「わらぶろ!」です。
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礼文島冒険記(その4)

2018年08月24日 | 旅行
7月30日(月)

朝起きても蒸し暑い礼文島…
この日は本旅行の最終日。
初日と同様に1日かけて関東へ帰ります。


朝ごはん前、礼文島最後のお散歩。





民宿から15分くらい歩いた場所にあるカナリアパーク。
残念ながら朝霧が立ち込めていて利尻富士は見えず。

朝ごはんを頂き、宿を出発。

朝一のフェリーで稚内へ向かいます。



さようなら、礼文島。


宿の方からは一人旅やトレッキングに慣れているみたいだから、
今度は花の時期(6月前後)においで~と言われました。
今だとその時期ならお遍路を優先させてしまいそうですが、
また訪れてみたいです。

11時前に稚内フェリーターミナル到着。
飛行機は15時台だったので、まだ少し時間に余裕が…
そこで、稚内市内を観光することに…

とはいえ、宗谷岬は昨年行っているので、
今回はもう一つの岬「ノシャップ岬」へ行ってみることにしました。



ノシャップ岬灯台。
奥に浮かぶフェリーは自分が礼文から乗船したフェリーの
折り返し便みたいですね。(多分)



ノシャップ岬の奥には利尻島と礼文島がクッキリ!
…さっきまで、あそこにいたんだなぁ…

稚内駅へ向かうバスに乗り、
稚内駅を少し過ぎて、稚内副港市場へ…



副港市場に隣接する温泉施設でこの旅の汗を流し、
稚内牛乳の美味しいソフトクリームを頂き、帰路につきました。


今回の旅、多少は次回のお遍路に向けての体力づくりにはなったかな?
(むしろ、課題がいっぱい見つかった気がする^^;)


礼文島冒険記(その3)

2018年08月13日 | 旅行
7月29日(日)

礼文島3日目。

朝起きると、なんだか不快指数が高い。
気温はそこまで高くはないものの、なんだか蒸し暑い。

昨日よりも明らかに天気が良いのに、
前日にいっぱいいた昆布漁の人がこの日はまばらな状態。

う~ん…


前日、宿の人と相談した結果、この日のトレッキングは

礼文林道から礼文滝へ…そして余力があれば桃岩を見に行き、
疲れていればそのままフェリーターミナルへ下るというコースです。

フェリーターミナルまで送ってもらい、
昨日と同じバスで礼文林道の北側入口の香深井へ…

これが本日のコースです。


8:00 香深井出発

林道の入口まで舗装された道を歩きます。
途中は公園とごみ焼却&し尿処理場、斎場を抜けると未舗装の林道へ突入。





林道なのであまり変化はないのですが、徐々に木々が減って熊笹地帯へ…
この辺になってくると少し開けてきます。

しかし、蒸し暑い。

関東みたいに猛暑日ではないものの、湿度が高くて
じわじわと汗が噴き出してくる。

1ℓの水分を用意していたのですが、
念のため500ml追加しておいて正解でした。



9:15 礼文林道(礼文滝分岐点)到着。

ここで林道・滝コースの1/3くらい。
一方水分は…半分近く消費。

予想以上に水分持って行かれています。

とはいえ、礼文滝を見るのが本日の目標。
分岐を入っていきます。



9:40 ハイジの丘

最初はまあまあ歩きやすい道だったのですが、徐々に急勾配を下りていくことに…
そして、急勾配の終点のハイジの丘で一休み。

…滝ってことは川があるはず。

この丘の下に見える川が滝になるのか!

ハイジの丘を出発すると、まずこの川の高さまでジグザグに下ります。

戻ってくることを考えなければ…楽しいのですが…



下ったら、今度は川沿いの細い道を進み、川を越え、岩を越え…
前日と比べてかなりハードな道です。
特に2回目の川渡りは渡るための岩も少ないので
かなり渡るのに苦労しました。

戻ってくることを考えなければ…楽しいのですが…






ようやく滝の上に到着。
滝の上…もちろん、滝は下から見上げていたってことは…

最後に崖下りが待っていました。




10:10 礼文滝

最後はすべり転がりながら、なんとか下まで辿り着きました。
蒸し暑さに汗だらだら…直前の崖下りの影響で足取りもフラフラ…

先客は若い女性2名とパトロールでまわっていると思われる
役場の職員っぽい男性。

前日の岬めぐりコースに比べると少ない穴場のコースみたいです。

さて、心配な水分はこの段階で残り500ml
…まだ行程の半分なんですが…これはピンチかも!

水分も少ないので、非常食の菓子パンを1個食べ、
呼吸を整えたら出発しました。

崖を登り、川を渡り、ハイジの谷を登る。
往路よりも体力が削られていきます。

ハイジの丘に辿り着いて、5分休憩し立ち上がろうとしたら、
立ちくらみが…危うくブラックアウトすることろでした。
本当にブラックアウトしたら怖いのでここで最後の水分を投入。
なんとか林道まで戻ってきた時の安堵感はハンパ無かったです。

残りは林道の下りとはいえ、距離はまだあるし、水分はゼロ。
不安なトレッキングが続きます。

分岐から2km位のトコにあるレブンウスユキソウの群生地



ここにトイレがあるのですが、
いわゆる環境トイレで水場は無かったTT



礼文島には珍しく、利尻冨士がクッキリ見えたのですが、
こんな景色を楽しむ余裕はほとんど無かったです。

最終的には香深港近くまで自販機も何もありませんでした。
ツラカッタ…
下りだったので、なんとか脱水症状を起こさずに辿り着けました。

フェリーターミナル到着は1時半くらい。
民宿の迎えは4時半くらいなので、
フェリーターミナル近くの温泉施設「うすゆきの湯」で
トレッキングの汗を流しました。

その後、かなり遅めの昼食。
お昼は…



BEER



ほっけを味噌と絡めながら頂く「ほっけのちゃんちゃん焼き」です。
美味しい…


…暑い。

炉ばた焼きなので、暑い。
礼文島はクーラーはほぼ使わないので、お店に空調がありません。


お土産などを見ていたら程よく迎えの時間になりました。
後で聞いたのですが、この日は真夏日一歩手前。
礼文島では数日あるかないかの暑い日だったそうで…
民宿の方曰く、25度以上であまり地元の人は出かけなくなり、
30度近くなるとぐったりと家で過ごすそうです。

そのため、天気はいいものの乾燥作業を伴う
昆布漁はこの日はほとんどやっていなかったとのこと。
確かに前日はあちこちで昆布漁&昆布干しが多かったのですが、
この日はほとんど見られなかったですね。


つまり、地元の人がぐったりする気温の中、
自分はトレッキングしたのか…
そりゃ水分も足りなくなります^^;

そして夕飯後に2日連続で夕日を堪能。





昨日よりもハッキリと夕日が楽しめました。
こうして礼文島の最後の夜は過ぎてゆくのでした。
(なお、この日は礼文島とはいえ、かなり寝苦しかったデス。)

礼文島冒険記(その2)

2018年08月10日 | 旅行
7月28日(土)

さぁ、待望の島スタートです。

民宿の朝ご飯は6時半。

朝ご飯食べてすぐにトレッキングに出発予定のため、
軽い運動がてら、朝食前に民宿の周辺を散歩することに…
涼しくて気持ちいい。




霧の向こうにうっすら利尻島の輪郭が…



民宿の近くには礼文島の道路の南端があります。
ここからの海もなかなかイイです。



朝早くから船があちこちで出ていて、
この時間帯にはあちこちで昆布が干されていました。



民宿らしい和定食の朝ご飯。
体力を漲らせて、いざトレッキングに出発!


フェリーターミナルから出るバスに合わせて宿の方に送ってもらい、
バスで目指すは礼文島の北端。







スコトン岬です。

風が程よく冷たくて気持ちイイ!!
奥のトド島もハッキリ見えて景色もバッチリです。



近くの売店で珈琲を飲みながら少し寛ぎつつ、
午前9時過ぎ、スコトン岬からスタートする
岬めぐりコースのトレッキングに出発。

スコトン岬を出発し、暫くすると岬の尾根道を進みます。
徐々に上がる標高。





海を見ても山を見ても絶景。
やがて舗装された道も終わり、本格的にトレッキングっぽくなってきました。
まず目指すはゴロタ岬。
このコースで一番の難所です。

振り返ると結構登ってきました^^;
あの先端から歩いてきた訳で…



10時30分 ゴロタ岬







左右に海が広がります。
そして、ここから急坂を下ります。
しかもかなりの向かい風。
涼しくて気持ちいいけど、結構強い。



奥に見える岩場がゴロタ岬ですね。


12:15 澄海岬売店

そして、もう一つ尾根を越えると澄海岬に到着。
スコトンの売店を除くと澄海岬の売店が唯一の食べ物を売っている場所ですね。



トド、食べてしまいました。

う~ん、決して美味しいという訳ではありませんが、
なるほどこういう味なんだ…って感じです。


一休みをして澄海岬へ…



もちろん、岬の上からの景色は絶景なのですが…
自分が見たかったのは、この岬の頂上の一段下から見える風景。



この湾の風景を見てみたかったのです。
実はこの場所…

銀の龍の背に乗ってのPVを見て、
一度訪れてみたいと思っていた場所なのです。

(参考)

昨年、利尻島を訪れた時になんとなく
PVと雰囲気が似ていたので、この近くなのかな~と思って
調べてみたら隣の礼文島だった。

ということで、この風景を絶対に見たい…と思っていました。
感慨深いですね。

見ることが出来て本当に良かったです。

澄海岬からコース終点の浜中のバス停までは1時間程度。
14時頃に到着。

ただ、フェリーターミナルに戻るバスは16時頃まで無し、
しかもこの浜中バス停の周囲は何も無い…ということで、
近くの大きな町、船泊まで歩くことにしました。

その途中、久種湖へ…



一周するのもアリでしたが、疲れてきたので
その先にある喫茶店「談」さんで小休止できるという情報を
民宿の方より聞いていたのでバスが来るまで小休止。





この日の宿の夕飯がタコカレーなのに、カレーを食べてしまった^^;
ケーキは札幌のパティスリーから取り寄せているそうなのですが、
唯一シフォンだけは喫茶店で作っているとのこと。
シンプルでしたが、美味しかったです。


夕飯、民宿でタコカレーを食べていると宿の人から
「窓の外にアザラシが泳いでいる」との情報。
確かにそれらしいのが泳いでいましたよ~

食後には同じ日に宿泊した人全員で夕日を堪能。







夜はクーラー無くても涼しいし、トレッキングは楽しいし、
最高!
と思っていました。この日までは…

(その3につづく)