断章、特に経済的なテーマ

暇つぶしに、徒然思うこと。
あと、書き癖をつけようということで。
とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。

日本銀行の役員給与の据置きについて

2013-11-30 23:47:43 | 日銀ウオッチ
久しぶりの書き込みになるが
(本当は、もう少し頻繁に書き込みたいのだが、)

とりあえず、


平成25年度の日銀の総裁その他の役員給与が発表された。

ちなみに総裁は
2,396万円なんだそうである。で、これは前年比0%の伸びである。

この金額を見て、多いと思うか少ないと思うかは
人それぞれであろう。
もっとも、平成10年時点では、総裁の役員給与は
4,000万円だったわけだから、それに比べれば
ずいぶんな減少幅ではある。

役員給与というのは、民間であれば
業績によっては、決算期に役員報酬がさらに追加されることもあるのかもしれないが、
まあ、日銀ではそういうこともあるまいから、
これでいっぱいなのだろう。

その判断が、日本という国の雇用や企業の投資水準や利益水準に
大きな影響を与える人の年給料が、24百万円か。。。。

数字だけを見れば、その責任に比べて
給料がちょっと少なすぎるような気がする。
今、日本の民間企業であれば
大した規模の会社でなくても
1億円以上の報酬を得ている人たちは
いくらでもいる。ほんのちょっと株を転がせば
そのぐらいの収入は簡単に得られる時代だ。
それに比べて、日本全国の経済状況に影響を与える人の給料が
それだけ重大な責任ある立場の人の給料が
24百万円である。。。

まあ、責任といったって
別に何の責任をどうとるというわけではない。
原発と同じで―
いくら経営者や総理が「私の責任で」と、いってみたところで
いざシリアス事故が起こってしまえば、
何もできやしない―
日本の経済がどうなろうと、彼が私財を提供して
日本国の失業者を救済しようということではない。
そういう意味では、責任というのは
アカウンタビリティー以上の意味を持つものではなく
そして、アカウンタビリティーなんてもんは
猪瀬さんの会見や、
特定情報保護法における政府与党の国会における対応を見れば
一目瞭然、
この日本においては(外国のことは知らんが)、
実務的には、ほとんど何の意味も持たない。
そう考えれば、24百万円だって
払いすぎだ、という人だっているだろう。
しかし、やはり、彼の決定が大いに日本の雇用水準等に影響を与えることであり
彼がその職務を遂行する上では
例えば、私的な株取引は自粛(ばかりではないが)しなければならない
ということを考えれば
その補てんという意味だけでも、
もう少し、支払うべきではないだろうか、と思うのである。

勿論、現実に、白川さんなり黒田さんなりが、
その報酬に見合った仕事をされていると考えるかどうかは、
おのずと別問題だが。


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