MMTの理論的方法を特徴づけているのが
"Stock-Flow Consitent Approach"
あるいは"Three Balance Approach"
といわれるものである。
これは、Wynne Godleyというイギリスの経済学者(2012年没)によって
発展させられた論理パターンあるいは方法論である。
Wynne Godley 自身はMMTではない。
しかし、MMTの中心地であるba . . . 本文を読む
ついに、中小企業の資金繰りも
「楽である」が「苦しい」を上回った!
こりゃ画期的なことである。
なんせ、いざなみ景気の時は
とうとう最後まで、中小企業の資金繰りは
「楽である」が「苦しい」を上回ることは
一度もなかった。
もちろん、企業財務の観点からは
「楽である」が「苦しい」を上回るのが
必ずしもいいというわけではない。
入金は、前の期から繰り越される売掛金や受取手形の回収、
出金は、前の期 . . . 本文を読む
日本では、国家貨幣あるいは政府貨幣の話なんか
まともな経済学あるは経済政策の議論では
話題にすらならない。
なんで、アメリカでは
一流と言われるエコノミスト(何がどう一流なんだか、
わかりゃしないけど)と論争したり
ネオ・オースリー学派のような
他流派とのディベートが大っぴらに
行われているのだろうか。
この違いは、どこから来るのか。。。
と、言っても、実はおいらは
日本にも国家貨幣論あるいは政 . . . 本文を読む
昨日の話の続き。
と、いうか、再論。
Mosler や Wray によれば、
現在の貨幣の流通は、
一般に信じられているような
・中央銀行がベースマネーを発行して
それに基づいてマネタリーサプライが決定される
・政府は、租税か公債発行により
貨幣(所得)を民間部門から移転して、
それによって、支出をファイナンスしている
と、いうような構成には、
現実に、
なっていない、という。
実態は、
. . . 本文を読む
『ナニワ金融道』という漫画に
こんなシーンがあった。
京大卒、国上合格者の警察官僚が
わけあって、身分を隠して
サラ金業者に潜入する。
その際、自分の優秀さを如何にしてアピールするか。
この警察官僚のとった手は
毎朝の掃除の際に、箒を持参することであった。
この会社では、毎朝社員自身がオフィスや社長室の
掃除をする。
机の下など、掃除しにくいところも大きな掃除機を使って
四苦八苦しながらみんなで . . . 本文を読む
Warren MoslerのSoft Currency Economics 2nd より、個人的備忘のため、
MMTのたとえ話。
子供が何人かいる家庭を想起しよう。
両親が、一種のビジネスカードを作る。
そして、子供たちが、家のお手伝いをするごとに
何枚か、渡すことにする。
最初のうちは、子供たちは何の興味も示さないだろう。
しかし、両親が、
明日から、
ご飯を食べるときには
このカード . . . 本文を読む
掲題の件について
覚書。
日銀当座預金の残高の変動は
大きく分けて、
銀行側の要因と
日銀側の要因とがある。
「銀行側の要因」「日銀側の要因」という
区分(これはおいらの区分であって、
日銀がこう区分しているわけではない)が適切かどうかはともかく
銀行側の要因は、さらに「銀行券要因」と
「財政等要因」に区別される。
日銀当座預金は、銀行から見れば
顧客の払い出し請求に対応するために
紙幣を準備 . . . 本文を読む