レイの「マネー・マネージャー資本制経済と世界金融危機」ワーッキングペーパーの
粗訳であるが、今回で最後。ここには年金の話は直接は
出てこないが、同じ文脈で理解できる。要するに年金も
「脱金融化」が必要というわけだ。
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THE END OF MONEY MANAGER CAPITALISM?
マネー・マネージャー資本制の終わり?
Minsky always insiste . . . 本文を読む
MMTの枠組みで物事を考えることで、
従来、財政の問題と思われていたようなものが
実はもっと別の根本的問題となって現れてくる――
要するに、財政「問題」を「解決」したところで
もともとの問題の解決には全くつながらず
問題が別の形をとって現れてくるに過ぎない――
ことがある。高齢化の問題なども
その一つかもしれない。
MMTにとって、租税や国債発行は
民間で生産された所得を
政府に移転するための手 . . . 本文を読む
MMTの議論を分かりにくくしている理由の一つ(もっとも
MMTが主流派経済学やマルクス主義に比べ
特にわかりにくいというわけではなく、
単に主流派経済学やマルクス主義の枠組みから
一旦離れて施行することができない人にとって
分かりにくいだけではないか、と思われるが)は、
たとえば、中央政府の予算制約の問題であろう。
主流派経済学の枠組みでは
予算制約とは事前に与えられているものである。
これは、 . . . 本文を読む