断章、特に経済的なテーマ

暇つぶしに、徒然思うこと。
あと、書き癖をつけようということで。
とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。

アメリカ連邦準備局発 Industrial Production and Capacity Utilization 11月結果

2012-12-16 20:04:02 | 日銀ウオッチ

アメリカの生産水準及び稼働率の時系列データが

連銀より公表された。

http://www.federalreserve.gov/releases/g17/current/

これによるなら、製造業の生産水準は、

2007年(の、いつだ?)を100として指数化すると、

6月 97.3

7月 97.9

8月 97.0

9月 97.1

10月 96.5

11月 97.5

ということで、一進一退。

10月は、ハリケーン(サンディ)の影響があって

悪かった、ということだから、まあ、

ずっと、横並び、という感じであろうか。

ちなみに、最終製品は

6月 97.0

7月 97.4

8月 96.5

9月 96.7

10月 95.5

11月 96.6

ということで、なんだか、下降気味。

ただ、事業用設備と原材料に関しては

6月 104.8  101.1

7月 104.9  102.2

8月 104.0  101.0

9月 103.7  101.2

10月 102.4  101.1

11月 103.7  102.1

 

と、なっており、生産が伸びている。特に、

鉱山・採掘業では

6月 111.6

7月 113.0

8月 112.0

9月 113.8

10月 114.1

11月 115.1

であるから、結局、アメリカも

地下資源の輸出で何とか

雇用の下支えをしている面があるのかな、という次第。

だとすると、アメリカのドルが安くなってくれたおかげで

日本の景気も、多少は助かっている面があるのだろうか。

ただし、稼働率については、鉱山・採掘業ですら

6月 89.2

7月 90.2

8月 89.2

9月 90.5

10月 90.6

11月 91.1

 

と、いささか頼りない数字になっている。

とはいえ、09年は

78.5という数字だから、それに比べれば、かなりましになったのかな、

ともいえる。伸びも着実だし。

 

まあ、ドル安でもなんでも、今は

アメリカだけが、貿易赤字を出し続けている状態なんだから、

何とか、頑張って景気回復してほしいもんである。

そのために、必要とあれば、ドル安が進んでも、いいんだけどね。

自民党が政権に復帰すると

円が安くなるということだが(ホントかね)、

やたら無秩序にアメリカや中国、EUと、為替切り下げ競争みたいなことにならないように、

願いたいものである。現在の日本の対ドル相場は85円を目前にしてもまだ、

強すぎるという印象を避けられないが、

意味のない不安定化は避けてもらいたいものである。

 

 



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