「ことば」のイメージ(その1)
昨日、電車に乗っているとき、二人の子の「ことば」のイメージが重なった。
「あれ?」と思った。
二人は、それぞれ違う「問題」を抱えた子だった。
イメージは重なったけど、何が「同じ」なのだろうと、狐につままれた感じがした。
うまく説明できないので、とりあえず「質問」です。
次の、子どものことばを読んでみてください。
◇
《ぼくが思うこと》
「(小学生のころ)…ぼくの居場所はなく、いつも何かに追い立てられているかのような毎日だった」
「…みんなが、スーパーマンのように見えた」
「……だから、いつまでたってもこんなふうなのだ。あきらめにも似た心境…、将来どうなるのだろう…」
「『大人になったら、何になりたいか』と…聞かれたが、…何にならなれるのか教えてもらいたかった…」
「ぼくは…みんなとは別…、興味や関心も違っていた…。…大人になれるのか不安でした」
「心身ともに疲れ果てたぼくは…転校…」
「自分に無理のない環境で過ごすことが、とても楽に感じられた。
楽をするのは、さぼっていることだと思い込んでいたせいもあり、最初は罪悪感を抱いていた」
「こうしてぼくは……向き合うことになりました」
「なぜ…生まれたのか、どうすれば生きやすくなるのか、ぼくは繰り返し自分に問い続けています。
生きることは誰でも大変ですが……。ぼくは、自分の人生を生きたかったのです」
◇
ここで、「質問」です。
『この子はどういう状況で、悩んでいるのだと思いますか?』
《いじめ・病気・虐待・不登校・貧困・障害・国籍など、いわゆる「子どもの問題」として分類されている中でお答えください。
※ 回答は、コメント欄にお願いします。
・・・と言っても、誰も答えてくれないかな~。
まあ、ネタだと思って、誰かつきあってみてください(・。・)
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