一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

はじめての1人ディズニー 後編

2022-06-04 12:17:07 | 一人ディズニー
6月2日(木)、11年ぶりに東京ディズニーシーに1人で行った。昨日のブログでは、午前中の出来事を紹介し、今日は午後からの出来事を紹介する。


12時からの水上グリーティング「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング〝タイム・トゥ・シャイン!″」を観終え、アメリカンウォーターフロントの「ニューヨークデリ」で食事をした。その後「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」に乗ってポートディズカバリーへ向かった。


午後最初のアトラクションは「ニモ&フレンズ・シーライダー」。最後に来た11年前は「ストームライダー」だったが、可愛い魚たちと一緒に海を冒険するファミリー向けのアトラクションへと変わっていた。アトラクションそのものは可愛くて楽しかったが、乗っていると突然、急激な腹痛に見舞われ、ニモたちと冒険しているどころではなくなった。


腹痛は一旦落ち着き、大丈夫だと思い30分待ちの「センター・オブ・ジ・アース」に並んだ。しかし、並んだ直後再び腹痛が始まり、さらには体が急激に疲れを感じた。どうやら、前日の寝不足と午前中の疲れがピークに達したようで、ライドの乗り場まで行くエレベーター前で人生初のアトラクション途中退場をした。秘密の通路から抜け出し、自身の危機を乗り越えた。


腹痛は収まり、疲れを回復させようと思い、来園したら絶対食べようと決めていた「うきわまん」を購入し食べた。食べたいものが食べられると元気になるものだ。しかし、ゆっくりする暇はなかった。午後3時から本日2回目の「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング〝タイム・トゥ・シャイン!″」が始まるまで残り20分になったからだ。


再びメディテレーニアンハーバーのリトルアドに行き、12時の回と同じところで観た(そこが個人的には観やすかった)。1回目と異なり、写真撮影は控えて、キャラクターたちと一緒に踊ることをメインにした。先ほどまで腹が痛くて疲れていたが、1回目で多大な感動を体験したショーを目の当たりにすると、今までの疲れは吹き飛び、ミッキーたちと一緒に曲に合わせて楽しく踊った。


ところが、強い日差しの中、思いっきり楽しく踊ったため、体の疲れは限界を越えていた。さすがに休まないと倒れる、と感じリトルアドから歩いて5分のところにある「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」で、20周年記念のスーベニアプレート付きのデザートを購入し、1時間休憩した。


子どものころは、いっぱいアトラクションに乗りたいと思っていたため、1時間近くレストランで昼寝休憩をする両親には不満を感じていた。しかし、かつて両親のとっていた行動は、体力が落ちつつあるアラサーの今の自分には理解できた。朝早くから暑いパークを歩き回ると、午後には疲労がピークに達し、本能的に長時間休みが欲しくなるのだ。


体力が回復し、もう一度「センター・オブ・ジ・アース」にリトライ。結果は、最高に楽しむことができた。もし、午後2時頃の疲れが溜まった状態に乗っていたら、2回目の「~〝タイム・トゥ・シャイン!″」も、その他の行動も取れていなかったと思う。疲れたら無理せず休む、それが1人ディズニーの鉄則だ。


午後5時過ぎ。帰る人が増えていると思い、来る前から絶対に乗ると決めていた「タワー・オブ・テラー」、「トイ・ストーリー・マニア」、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のシー3大人気アトラクションに乗ろうと思った。だが、アプリで待ち時間を見ると、みな1時間越えで絶望した。次の日が平日でも、多くのゲストは閉園時間いっぱいまでパークを楽しむみたいだ。


3大人気アトラクションは午後7時頃に乗ろうと思い、本日2回目の「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」に乗って、近くの「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」で夕飯を食べて時間を潰した。しかし、午後7時過ぎに待ち時間を確認しても、1時間を越えていた。そこで、今日はこれらのアトラクションを諦め、次回来た時に乗ろう、と気持ちを切り替えた。


そして、今日の締めアトラクションにしたのは、朝イチで乗った「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」だ。5分待ち、1列ずつ間隔が空く、1人で1列分座れる、数多くのディズニーソングを手掛けた作曲家アラン・メンケンの名曲「コンパス・オブ・ユア・ハート」が聞けるなど、快適さと感動がふんだんに詰め込まれた「シンドバッド~」は、本日の締めアトラクションには最適だった。


締めアトラクションの後に、午後8時半からの締め花火を楽しみにしていたが、強風のため中止とアナウンスがされ、午後8時過ぎにパークを出た。11年ぶりのシーを1人で来園したが、今までの人生の中で来たパーク体験の中では、1番楽しむことができた。その要因は後日詳しく書くが、今年に入って心の中に溜まっていた鬱憤が全て消化し、幸せな気持ちに包まれた。


ディズニー作品の哲学に「夢は見続けていれば必ずいつかかなう」というものがあるが、まさに今日の自分もそうだった。ディズニーシーに行きたいと願っていたら、本当に実現し(実現させた)、喜びと感動を受け取った。ディズニーのテーマパークには、人の夢を叶えてくれる魔法があるようだ。