祈りを捧げます

もし五年前の今日、大震災が真夜中に起こっていたら　

最強最大の津波が押し寄せる様子がどれほどのものであったのか

見ることも出来ず、映像を残すことも出来なかった。



そしてその時出来たことは、大きな揺れで身構えることくらいだったでしょう。

その結果、さらに想像を超える最悪の被害が起っていたと思います。






　　訪れた亘理町の被害も甚大でした

三陸沖で午後2時46分に発生した地震は、テレビでもラジオでも詳細に伝えることの出来た時間帯でした。

それでも、未曽有の地震に対処する術が足りなかった。

想像力を働かせることも出来なかった。

ただただ押し寄せる津波になす術もなく、どこに向かったらよいのか建物に挟まれて様子を知ることも出来ず、

助けたくても助けられない状況を目の当たりにしたかたがたの心の傷を思うと言葉もありません。







復興もまだまだ途上中、原発の被害も消滅させることは出来ません。

生まれ育った土地から非難を余儀なくされ、それはこれから先も未来永劫続きます。

それがどれほどのことか、少しだけ離れた地域にいる私たちも一緒に考えて行くべき問題です。


これから先、真夜中に地震が発生することもあるでしょう。

その時大雨が降っているかもしれない、大雪が降っているかもしれない

時も場所も選ぶことなく、容赦なく起こる天災

私に出来ることは、あの日あの時の教訓を忘れないでおくこと・・です。