蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

大阪桐蔭が春を制す

2018-04-04 22:32:49 | 日々
-第90回記念選抜高等学校野球大会-
大阪桐蔭が智辯和歌山に競り勝ち、史上三校目となる春連覇を成し遂げました。

大阪桐蔭は、昨夏の甲子園大会で敗北した翌日から新チームを結成させ、センバツ日本一を目標に練習をしてきたそうです。敗北を知る当事者たちが、「試合の終盤に力を発揮する」を掲げ、あの夏を境に変わりました。
一方の智辯和歌山は、昨秋の近畿大会で負かされた大阪桐蔭に勝つために冬場を乗り越えたそうです。また、この日は県内のあらゆるバス会社から30台を超すバスを貸切って甲子園球場に乗り込みました。

過去、和歌山県勢と大阪府勢のセンバツ大会決勝は2度あり。
第42回大会決勝 箕島5-4北陽
第51回大会決勝 箕島8-7浪商

対戦成績は和歌山の2勝、今回が三度目の対戦となりました。

試合は投手戦となりましたが、4回に両チームとも2点を挙げました。
その後、大阪桐蔭が1点を勝ち越し。
すると、勢いそのままに終盤にも主軸の殊勲打で大阪桐蔭が2点を追加。
最終回、智辯和歌山は先頭打者が出塁するも後続が断たれそのまま終了。
完投した根尾昴は、史上初となる2年連続での優勝投手になりました。

優勝インタビューでは中川主将と根尾副主将のそれぞれの言葉に印象が残りました。
「優勝出来たのは全部員の力の他、応援してくれた吹奏楽部やチアリーディング部を始めとするアルプスからの応援があったから」と中川主将から言葉がありました。

また、決勝戦のマウンドに上がった心境を聞かれた根尾副主将の返答にも印象が残っています。
「自分の後ろで控えてくれていたエース柿木がいてくれたから投げ切れた」

昨日の途中降板、そしてこの日も控えに廻っていた柿木の名前に「エース」という言葉を添えられるところに、根尾副主将の心遣いが覗えました。
また、優勝を決めた瞬間、帽子を拾ってくれた相手の元へ駆け寄って一言添えてから、仲間の輪に入り込んだ姿も画像に映っていました。

敗れた智辯和歌山の高嶋監督のインタビューにもありましたが、休む間もなく既に夏へと向かっています。
今年の夏は100回目の記念大会。

高校野球は、長男坊が学童野球を始めてから見るようになりましたが、全国の高校球児たちにはこれまでにないような記憶に残る夏にしてもらいたいと思います。
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