大会の2日目は、同会場で2回戦と準々決勝が行われました。私自身、連日の5時30分出発のスケジュールという事もあり、実力通りの戦いができるか若干の不安はありました。天候は文句なしの野球日より。そんな中、2回戦で対戦した越前支部・岡本との試合は、序盤に奪われた大量6点を追いかける展開となりました。しかし、中盤から少しずつ点数を重ねて6回を終えたところで1点差にまで詰め寄る展開へ。追加点を許すも最後は長打が飛び出して8対7で逆転サヨナラ勝ちしました。負けを覚悟しましたが、全員で奇跡を起こした試合でした。
続く準々決勝は、福井市代表の社南と対戦しました。初回、自慢の走塁やタイムリーヒットから3点を先取。守りでは、先発したエースが打たせて捕るピッチングを披露。それに応えたのが見事な守備を魅せてくれた外野陣でした。3回には2本のホームランで追加点、5回にもスリーランホームランが飛び出して、5回を終えたところで9対1のコールドゲームが成立。大会最終日へ勝ち名乗りを挙げました。
【思い掛けない立ち上がり】
後攻で始まった2回戦の岡本戦は、球審の「プレイ」の掛け声の直後にそれは起こりました。蒼空(6年)が投じた初球は、センターの蒼空(5年)の頭上を越していくホームランへと変わりました。そして、この後も容赦なく相手打線は襲い掛かってきました。複数のヒットを浴びて失点は3。相手各バッターのタイミングに合った投球である事は、この回だけで分かりました。その結果、1回で降板し続く2回からは瑞生(6年)にマウンドを託しました。
【奪われた主導権】
マウンドが瑞生(6年)に変わった2回も長打や味方のエラーから失点が続きました。3回までに奪われた点数は6点。一方のマリナーズは、悠矢(6年)のヒットで勢いを付けたいところでしたが、単発止まりとなり得点には�壓がりませんでした。あと1失点でコールド負けする状況の中、何もできないまま試合は経過していきました。3回を終えたところで0対6、2枚のピッチャーが撃ち込まれた状況から「コールド負け」も覚悟した程でした。
【分岐点】
4回の攻撃は、星輝(6年)のヒットからランナー1・2塁のチャンスを作りました。すると、この場面で登場した翔太(5年)が見事なタイムリーヒットを放って、チームの背中を後押ししてくれました。また、4回の守りを三者凡退に抑えた事と併せ少しずつ追い風を感じるようになりました。
【形勢が逆転したようにも見えたが】
この辺りからマリナーズの勝気が伝わってきました。三番手としてマウンドに上がった星輝(6年)の快投、そして自らスリーランホームランを放つなどして5回を終えたところで4対6と2点差まで追いつきました。6回には、この日の主役となった翔太(5年)のツーベースからチャンスを膨らませ、睦生(6年)のレフト前ヒットから1点差としました。この後、ツーアウト満塁の場面となり、迎えたバッターは前の打席でホームランを放った三番・星輝(6年)。センター方向に放たれた強い打球は、ピッチャーの足に当たり、不運にもセカンドベースへと転がっていきました。セカンドベース上にいた相手野手に拾われアウト。ここでツキに見放されたのかと誰もがそう思った瞬間でした。
【整えられた舞台】
最終回、与四死球からピンチの場面を招いて四番にスクイズを決められ点差は2点に広がりました。しかし、最小失点で抑えられたことが、子供達にも活気を取り戻せた要因でした。それに拍車を掛けるように、大きな声を出し続け、チーム内に元気を与え続けたのがランナーコーチを務めていた彩音(6年)と陽央(5年)の2人でした。四番の蒼空(6年)から始まった打順は、三者連続での与四死球となりノーアウト満塁のチャンスとなりました。この場面で、こはる(6年)が内野安打を放って1点差。なおもノーアウト満塁のチャンスとなり、これで舞台が整いました。
【逆転サヨナラゲーム】
この場面で登場したのが、八番に座る亘佑(6年)でした。この子は八番ですが、実は四番の実力を持つ子です。これまで三振続きでしたが、この場面では追い込まれたカウントから決勝打を放って勝負を決めてくれました。コールド負けも覚悟した試合から一転して逆転サヨナラ勝ちとなった2回戦。ベンチで見守っていた子供達も応援していた保護者も歓喜の余り涙し、そして皆が抱き合った瞬間でした。
この日は2回戦の岡本を相手に8対7、準々決勝の社南に9対1でそれぞれ勝利して準決勝に駒を進めました。準決勝の相手は名門の木田。初戦で対戦した美浜や木田に敗れた若狭小浜、そして応援に駆けつけてくれた中央の想いも背負って真向から挑みたいと思います。
続く準々決勝は、福井市代表の社南と対戦しました。初回、自慢の走塁やタイムリーヒットから3点を先取。守りでは、先発したエースが打たせて捕るピッチングを披露。それに応えたのが見事な守備を魅せてくれた外野陣でした。3回には2本のホームランで追加点、5回にもスリーランホームランが飛び出して、5回を終えたところで9対1のコールドゲームが成立。大会最終日へ勝ち名乗りを挙げました。
【思い掛けない立ち上がり】
後攻で始まった2回戦の岡本戦は、球審の「プレイ」の掛け声の直後にそれは起こりました。蒼空(6年)が投じた初球は、センターの蒼空(5年)の頭上を越していくホームランへと変わりました。そして、この後も容赦なく相手打線は襲い掛かってきました。複数のヒットを浴びて失点は3。相手各バッターのタイミングに合った投球である事は、この回だけで分かりました。その結果、1回で降板し続く2回からは瑞生(6年)にマウンドを託しました。
【奪われた主導権】
マウンドが瑞生(6年)に変わった2回も長打や味方のエラーから失点が続きました。3回までに奪われた点数は6点。一方のマリナーズは、悠矢(6年)のヒットで勢いを付けたいところでしたが、単発止まりとなり得点には�壓がりませんでした。あと1失点でコールド負けする状況の中、何もできないまま試合は経過していきました。3回を終えたところで0対6、2枚のピッチャーが撃ち込まれた状況から「コールド負け」も覚悟した程でした。
【分岐点】
4回の攻撃は、星輝(6年)のヒットからランナー1・2塁のチャンスを作りました。すると、この場面で登場した翔太(5年)が見事なタイムリーヒットを放って、チームの背中を後押ししてくれました。また、4回の守りを三者凡退に抑えた事と併せ少しずつ追い風を感じるようになりました。
【形勢が逆転したようにも見えたが】
この辺りからマリナーズの勝気が伝わってきました。三番手としてマウンドに上がった星輝(6年)の快投、そして自らスリーランホームランを放つなどして5回を終えたところで4対6と2点差まで追いつきました。6回には、この日の主役となった翔太(5年)のツーベースからチャンスを膨らませ、睦生(6年)のレフト前ヒットから1点差としました。この後、ツーアウト満塁の場面となり、迎えたバッターは前の打席でホームランを放った三番・星輝(6年)。センター方向に放たれた強い打球は、ピッチャーの足に当たり、不運にもセカンドベースへと転がっていきました。セカンドベース上にいた相手野手に拾われアウト。ここでツキに見放されたのかと誰もがそう思った瞬間でした。
【整えられた舞台】
最終回、与四死球からピンチの場面を招いて四番にスクイズを決められ点差は2点に広がりました。しかし、最小失点で抑えられたことが、子供達にも活気を取り戻せた要因でした。それに拍車を掛けるように、大きな声を出し続け、チーム内に元気を与え続けたのがランナーコーチを務めていた彩音(6年)と陽央(5年)の2人でした。四番の蒼空(6年)から始まった打順は、三者連続での与四死球となりノーアウト満塁のチャンスとなりました。この場面で、こはる(6年)が内野安打を放って1点差。なおもノーアウト満塁のチャンスとなり、これで舞台が整いました。
【逆転サヨナラゲーム】
この場面で登場したのが、八番に座る亘佑(6年)でした。この子は八番ですが、実は四番の実力を持つ子です。これまで三振続きでしたが、この場面では追い込まれたカウントから決勝打を放って勝負を決めてくれました。コールド負けも覚悟した試合から一転して逆転サヨナラ勝ちとなった2回戦。ベンチで見守っていた子供達も応援していた保護者も歓喜の余り涙し、そして皆が抱き合った瞬間でした。
この日は2回戦の岡本を相手に8対7、準々決勝の社南に9対1でそれぞれ勝利して準決勝に駒を進めました。準決勝の相手は名門の木田。初戦で対戦した美浜や木田に敗れた若狭小浜、そして応援に駆けつけてくれた中央の想いも背負って真向から挑みたいと思います。