蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

11人が揃って戻った日

2022-11-04 16:13:00 | 基本凡事徹底
昨日は74期生の卒団試合が行われました。
天候にも恵まれ、この上にない状況の中で白球を追わせてもらいました。
私自身、このグラウンドに足を踏み入れたのは7月以来。
若干の懐かしさと喜びが交錯した時間でした。

到着して観覧席を覗いてみると、そこには多くの3年保護者の姿がありました。
最初は少し照れくさい感じもしましたが、現況や今日までの話題にも触れました。
また、現保護者会長にも迎えてもらい、現チームの話題なども聞かせてもらいました。

卒部試合は、74期生を支えてくれた3年女性マネージャーの始球式で幕開け。
74期保護者会一同から贈呈した記念ユニフォームに袖を通して投球を行ってくれました。
髪の毛が伸ばし始めた3年生達。
それが引退してからの経過を物語ります。

11月に入り、まさしく進路を決める時期となりました。
こうした中、この日10人達が笑顔を魅せながら野球をしていたのが何よりでした。
もうこれまでのような勝ち負けにこだわる状況での野球はありません。
小学生時代から続いてきたこうした状況を体感する事もなくなります。
それぞれが未来として描いてきた高校野球。
嬉しい事や辛い事を共有しながら過ごしたこの3年間は、一生涯の想い出としてそれぞれが憶えている事と思います。

今夏、74期生達が挑んだのが104回目の夏。
偶然にも今回が104回目の投稿となりました。
「基本凡事徹底」の記事は一旦これにて終了します。
再び投稿する日がやってくる事を強く願っています。

この日、我が子の最終打席ー
この打席で野球を終えるのかと思うと終始込み上げてくるものがありました。
夏の県予選で敗れた時とは、また違った感情となりました。
今後は、これまでに野球から学んだ事を子供たちに伝えてあげられるよう、自分の夢に向かって進んでもらいたいと思います。
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若狭和田マリナーズという原点に戻って

2022-07-30 22:03:23 | 基本凡事徹底
敦賀気比の優勝で幕を閉じた104回目の夏。
終わってみれば頭ひとつ抜き出ていた実力でした。
この世代の県内No.1はまぎれもなく敦賀気比。
甲子園大会での躍進を期待しています。

この日は、長男坊と2人で久々に学童野球時代にお世話になった若狭和田マリナーズの元へ行ってきました。
長男坊が6年生の時、現6年生達は保育所の年長組。
当然ですが接点はありません。
ですが、現代表は長男坊が所属していた時の監督。
恩師の元へ高校野球を終えたその報告をしてきました。
この2年間の話題や最後の夏に臨んだ4試合について話をさせてもらいました。
その傍らでは、子ども達が暑さに負けず練習をしていました。

また、その場にいた保護者の方々とも話をさせてもらいました。
有難い事に本校の試合をずっと気にかけて下さっていました。
大会期間中、地域の人達からたくさんの激励を受けましたが、それは私が知るほんの一握りだけだったのかもしれません。
本当に有難く、そして嬉しく思います。

1時間程でしたが、原点ともいえる場所へ戻って、私自身もあの頃を思い出しました。
いつでもこうして戻ってこられるように若狭和田マリナーズが活発であり続けてくれる事を願っています。
練習をする子ども達の姿を見て懐かしい記憶が蘇った日でした。
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蒼い空の下で

2022-07-28 20:31:31 | 基本凡事徹底
今日は7月28日。
蒼空の18回目の誕生日を迎えました。
朝から「おめでとう」の言葉もよそに相変わらずの遅い身支度でした。
身支度をする中で1つだけこれまでと違ったもの。
それは、野球部のリュックではなく一般的なリュックを背負う姿でした。
今から18年前の決勝も7月28日。
若狭は、あと一歩のところまで追い詰めましたが準優勝に終わった夏でした。
偶然にも若狭の快進撃と重なり合った日。
今から思うと何かの縁で繋がっていたのかもしれません。

2020年初めから日本で突如現れた新型コロナウィルス。
これが全てを一変させました。
当たり前の事を当たり前に出来なくなった日常。
みんなが夢見た高校野球にもそれは影響しました。
活動しては止められての繰り返し。
思い描いていた高校野球とは程遠いものになりました。

この3週間は、コロナ感染で出場辞退に追い込まれないかを心配する毎日でした。
特にこの数日間は1日の経過はもちろん、分単位ですら遅く感じられた程でした。
早く試合の当日を迎えてほしい。
そんな事ばかりを願っていました。
勝利しても次の試合に臨めるかを不安に感じながら過ごした日々。
正直、敵は何なのかすら分からなくなっていました。

ー2022年7月26日 準決勝 北陸対若狭ー
吹奏楽部が演奏してくれる中。
80人の一般生徒が応援に駆けつけてくれる中。
1回戦に駆けつけてくれた亘佑は来れなかったものの、こはるや彩音、悠矢が見守ってくれる中。
また、多くの一般客が詰め掛けた中。
こんなにたくさんの人が見てくれる中で試合をさせてもらえた事。
親としてこれ以上の喜びはありませんでした。

また、小中学校時代の友人達から受けたたくさんの励ましの言葉。
こうした話を聞く度に胸が一杯になりました。
蒼空の高校野球は7月26日で幕を閉じました。
全てを出し切ったのか、敗れた後のその表情は晴れやかなものでした。
この夏を終え、これまで蒼空がやってきた事に間違いが無かった事を確信しました。
こうした中、その姿を一番間近で見続けてきたのが弟の歩夢でした。

小さな頃、暗くなるまで3人で練習をしては、晩ご飯の時に歩夢がよく口にしていました。
「おれ、にいにい(兄ちゃん)みたいなやきゅうせんしゅになるでな。」
私も妻もそして蒼空もそれを聞いては、いつも笑っていました。
2年後、にいにいの夢の続きを歩夢が叶えに行ってくれると信じています。
その時は、グラウンド脇の石段に座りながらその様子を眺めていたいと思います。
この2年間を追い掛けたように。
そう、蒼い空の下で。
                             おわり

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4年ぶりのベスト4入り

2022-07-24 18:27:02 | 基本凡事徹底
第104回全国高等学校野球選手権福井県大会準々決勝。
前日、啓新と北陸がひと足早く4強入りを決めました。
そしてこの日は、若狭と敦賀気比がそれぞれ勝ち上がりました。
2万人が収容される県営球場。
広々とスタンドには、学童野球時代の幼馴染やその保護者の姿、また学童野球時代の後輩やその保護者の姿が見えました。
そして、知人や友人など数え切れない程の人達が見に来てくれました。

この日の相手は、秋季大会で敗れた大野。
案の定、試合は最後までもつれ込みました。
大野の主軸は県選抜で一緒した2人。
バッターボックスに立つ風格は、他とは全く違うものでありました。
予想通り数少なかった好機。
得点圏にランナーを進めた場面で、2度タイムリーを放ったこちらに軍配は上がりました。
終わってみれば2対1というロースコア。
常にワンチャンスでひっくり返される状況と隣り合わせでしたが、最後まで耐え凌ぎました。

試合後、県選抜で一緒だった保護者の方々が私の元まで来てくれたので、思わずの出来事に感極まってしまいました。
上庄の晴紀と心暖は、県選抜のセレクション会場で一番最初に顔を合わせました。
蒼空を連れて会場を歩いていた時、まず初めにこの2人と挨拶を交わした事が私の記憶に残っています。

あれから3年が経ち、今度は敵として再会しました。
いつかこういった日がやって来るであろうと、常に思い描いてきましたが、やはり現実になると何とも言えない想いになりました。
感慨深くなっている暇もなく、いよいよ挑む舞台は準決勝。
月初の練習試合で大敗を喫した北陸がその相手です。
24校が去っていった中、まだ野球がやれている事を噛み締めながら堂々とした姿で挑んで貰いたいと思います。
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あと3つ

2022-07-22 20:16:17 | 基本凡事徹底
21日の2回戦に挑んだ本校の相手は藤島。
緩急を巧みに使う投手がその相手となりました。
前日の初戦とは打って変わっての投手戦。
8回に好機をモノにしたこちらが先取点を奪う形になり、継投で逃げ切りました。
この日のヒット数は4本。
打てない時の得点手段をしっかりと魅せれた試合でした。

これで春季大会に続くベスト8入り。
いよいよここからが正念場です。
試合間隔がやや長く、調整の仕方がどういったものかは分かりませんが、ここまで来たら1日でも長く一緒にいたいところです。
今日が夏休みの前日。
この日も無事に練習が終えられました。
明日以降も皆が元気な姿で集まるよう、心から祈っています。

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