「発達障害だって大丈夫」
堀田あけみ著
本屋さんで見つけて、ぱらっと立ち読み。
市の図書館にリクエストして、購入してもらいました
個人的に堀田あけみの小説はわりと好きな方です。
全著作とまではいかないけど、八割くらいは読みました。
私の中で、堀田あけみというのは「情念の作家」
なんというか、重い、んですね。
小説を読んでて「ああ、これ実体験でこういうことあったんだろうなぁ」と思うエピソードが何度もあって、小説だから面白ければそのまま流すんですけど、正直「こういうひとに愛される側って大変そう」と思ってました。
自分の「負の感情」を創作として売れる読み物に昇華しちゃうのは才能だけど、そういうのがノンフィクションである本に見え隠れしてると、読む側としてはきついなぁ、と。
そういう懸念がありまして、結局図書館にお願いしちゃいました
そのわりにAmazonでの書評はベタホメが多くて、ナゾだわ、と思ってましたが。
さて一読。
心理学者としての視点もあり、なかなか興味深いコメントもあります。
悩んでるお母さんへのエールも良い。
周囲への障害の伝え方も、色々参考になりました。
お子さんは三人、真ん中の子が自閉症、ということできょうだい児のいるママたちにもオススメ
おもにひとの意識の地域差みたいなのをすごく感じて、びっくりしました。
あとはラスト50ページくらいが、この本の一番いい所ではないかと思います。
ネタバレになっちゃうとまずいので書きませんけど。
ぜひ読んでみて下さい
でも一個だけ。
障害者と社会の距離、について書いた項で
障害者をとりまく社会は自分が子供だった頃より確実によくなっていると思う。それはおおぜいのひとがいろんなところでがんばってきたからで、私たちの世代より次の世代でもっとよくなったって言われないと、前の世代のひとのがんばりに申し訳ない
という趣旨の記述があって、本当にその通りだなぁ、と。
中学生の時に読んだ新井素子の小説でそんな文があったなぁ。
「恩返しっていうのは、親じゃなくて子供にしていくもの。そして子供はまたその子供に。そうやって続いていく」みたいな台詞があったよ、確か。
なんか懐かしい。
くまの子うーふのお話みたいに「くまはくま一頭ぶん、ねずみはねずみ一匹ぶん」私は私一人ぶん、ってカンジでがんばりたいな~
堀田あけみ著
本屋さんで見つけて、ぱらっと立ち読み。
市の図書館にリクエストして、購入してもらいました
個人的に堀田あけみの小説はわりと好きな方です。
全著作とまではいかないけど、八割くらいは読みました。
私の中で、堀田あけみというのは「情念の作家」
なんというか、重い、んですね。
小説を読んでて「ああ、これ実体験でこういうことあったんだろうなぁ」と思うエピソードが何度もあって、小説だから面白ければそのまま流すんですけど、正直「こういうひとに愛される側って大変そう」と思ってました。
自分の「負の感情」を創作として売れる読み物に昇華しちゃうのは才能だけど、そういうのがノンフィクションである本に見え隠れしてると、読む側としてはきついなぁ、と。
そういう懸念がありまして、結局図書館にお願いしちゃいました
そのわりにAmazonでの書評はベタホメが多くて、ナゾだわ、と思ってましたが。
さて一読。
心理学者としての視点もあり、なかなか興味深いコメントもあります。
悩んでるお母さんへのエールも良い。
周囲への障害の伝え方も、色々参考になりました。
お子さんは三人、真ん中の子が自閉症、ということできょうだい児のいるママたちにもオススメ
おもにひとの意識の地域差みたいなのをすごく感じて、びっくりしました。
あとはラスト50ページくらいが、この本の一番いい所ではないかと思います。
ネタバレになっちゃうとまずいので書きませんけど。
ぜひ読んでみて下さい
でも一個だけ。
障害者と社会の距離、について書いた項で
障害者をとりまく社会は自分が子供だった頃より確実によくなっていると思う。それはおおぜいのひとがいろんなところでがんばってきたからで、私たちの世代より次の世代でもっとよくなったって言われないと、前の世代のひとのがんばりに申し訳ない
という趣旨の記述があって、本当にその通りだなぁ、と。
中学生の時に読んだ新井素子の小説でそんな文があったなぁ。
「恩返しっていうのは、親じゃなくて子供にしていくもの。そして子供はまたその子供に。そうやって続いていく」みたいな台詞があったよ、確か。
なんか懐かしい。
くまの子うーふのお話みたいに「くまはくま一頭ぶん、ねずみはねずみ一匹ぶん」私は私一人ぶん、ってカンジでがんばりたいな~