若葉マークと星のこども

自閉っ子といっしょに~ゆるい感じで日々構造化~

天秤

2010-11-25 18:54:54 | 日常
ペアトレに参加してから、子供にとっての天秤がつりあっているか、が気にかかるようになりました。

ABAでは、行動の直後に子供にとってプラスの結果を用意し、行動の強化をうながします。
このプラスが行動の対価として、子供にとって小さいと、行動はなかなか持続できない。

大人だって同じだよね。極端な話、一ヶ月働いてお給料がチョコレート一枚、とかだったら、やってらんないもの。

そんなわけで、今日インフルエンザの予防接種に行くにあたり、「注射頑張ったらマックのポテト」と約束しました。
最初はかぼちゃプリンを考えていたんだけど、ミニの希望でポテトに。事前インタビューって大事だね。

マックでは駅と電車が見える席に座ってご満悦。ツリーのイルミネーションも見えて綺麗。

気持ちの天秤、つりあいましたか?

ワークショップ3回目

2010-11-25 10:28:46 | ペアトレ

ちょうど1週間前、ワークショップの3回目がありました。

前回ピックアップした「家庭学習の際、まちがうと自分の頭をたたく」という行動は
自分で答え合わせをする、というセルフチェックでおさまりました、と報告。
ミニにとって「まちがう」ことより、「まちがいを指摘される」ことが、より厭なことだった、という気づきがありました。
自立心が育っているんだねぇ。

さて、今回はちがう行動に着目してみましょう、と先生から言われて、はたと困る。
ミニの問題行動は現在学校が中心で、家庭では取り立てて困る行動が少ない。
えーと、えーと、何か、となやんでいたら、先生から「もし無ければ、増やしたい行動でもいいですよ」と助け舟をいただき、色々考えたすえ「自分の部屋の片付けをする」という行動を選びました。

まずこの行動を時系列にそって行動をわける。(いわゆる課題分析です)

1.おもちゃをひきだしに入れる
2.本を棚に立てる
3.クレヨンとえんぴつを戻す
4.ごみを捨てる
5.写真を見てセルフチェック

むむ、結構ステップが多い。しかもカバーする範囲が広くて、あんまり具体的にならないぞ。

最初の準備に必要なことを書き出していく。

1.まず思ったのは、本人の予定確認の方法を決める、ということ。
つまりいつ片付けるのか、本人に決めさせる。
ミニの場合、曜日によって見たいテレビ番組が違うので(そして多すぎて私がフォローしきれない)、時間を決めるより、都合を聞いて交渉した方が、本人の心理的抵抗が少ない。
できれば書き出す形がいいかな。

2.片付けがんばり表をつくる。
トークンシステムはばっちり入っているミニなので、これはわかりやすい。
色々欲しいものが多い子なので、1回につき10円もらえる形だと、やる気になりそう。

3.片付けの手順表をつくる。

4.片付けた状態の写真入りのチェックシートをつくる。


んん~~、準備が結構大変そう。

行動のきっかけは、「自分で決めた片付けの時間になる」こと。

できなかった時のヒントは「片付けの時間です」と告げる。


片付けるという行動の後の結果は
「部屋が綺麗になる」
「トークンシールがもらえる」
「おこづかいがもらえる」

この3点くらいかな。


なんとか2週間で取り組めそうな感じ?
分析シートに書き込むと頭の中も整理されてすっきりします。


実際の取り組みはまた別記事にあげますね。

写真は記事に全く無関係ですが、クリスマスイルミネーションとミニです。
は~、11月ももうすぐ終わりか~~。

怒涛のイベントラッシュが終わり、ほっとしてます。
気が抜けて風邪ひかないよう気をつけなきゃ。

明日は発表会

2010-11-19 21:57:33 | 日常

明日は市内の特別支援学級と支援学校合同の発表会。
先生方は準備があるため、今日は12時半下校です。

発表会の会場は京成電鉄で1駅の距離。
電車ラブ!のミニはもちろん電車で行きたい。
でもパパの意見は「もったいない。歩きなさい」

まぁね~~。正論だよ。

パパに言われてしぶしぶ黙ったミニだけど
あきらめきれず、今日も下校中「電車で行く?」と打診してきた。

まぁ、気持ちはおさまらないよね。
そっか。

発表会の練習、がんばったもんね。
泣いたり、教室から逃げ出したり、毎日ふりかえりのチェック表もつけて。


「じゃあ、今日電車に乗ろうか」


ミニの表情がぱっと明るくなった。

「でも、今日乗ったら、明日は乗らないよ。いい?」と確認。
「うん、明日は乗らない。今日乗る!」

交渉成立、ってことで

電車に乗って津田沼行ってきました。
丸善とユザワヤ満喫。

帰りは最寄駅で降りず、ショッピングセンターへ。
ここのツリーの電飾ついた状態をまだ見てなかったので、見たかったんです~~。

思った通り綺麗でした。眼福。
ミニもはしゃいでたくさん写真とらされました。


さて、切り替えて、明日がんばろうね。


観察日記3

2010-11-18 08:31:49 | 日常

またまた確認のための記録記事です。


火曜日

「これ、あってる?」とプリントの途中で不安そうに何度も確認する。
繰り下がりが二度ある計算なので、課題設定として高すぎたのか。
間違っていたので、つい正しい解き方を教えると。
「もう!」と悔しそうに二回頭をたたく。
「どうかな」と流して、後で自分で確認させればよかったと反省。

水曜日

デイサービス利用のため課題はお休み。


さて今日はワークショップ3回目です。たのしみだ~。

観察日記2

2010-11-15 21:21:03 | 日常
記録記事です。覚書なのでスルー推奨。


金曜日

「これでよし」とつぶやきつつ、おちついて答えあわせ。
興がのったのか、漢字も自主的に答えあわせした。

土曜日

学校祭のため母子ともに疲労困憊。家庭学習お休み。

日曜日

自分で答え合わせをしたが、全問正解だった。

月曜日

3桁のくり下がりがわからず、不正解が9問続き、答え合わせをしながらどんどんテンションが下がる。
「どうしてまちがったの」と哀しそうに二度頭をたたく。
答えを書き直しあらためて○をつけたことで、気持ちに区切りがついた。


くりさがりの引き算はパターンさえわかれば、難なくできるが
パターンを思い出せないと、不正解が続くね。ふむ。

買い物練習

2010-11-15 11:57:14 | 日常
家族支援ワークショップで、レストランでメニューを選ぶ、まではやらせてたけど、自分でオーダーはやらせたことないわ、と気付いた。
今日は学校祭の代休。ちょっと混雑してたけど、ひとりで注文してもらいました。
これから発表会の練習に行ってその後都内の病院です。

観察日記1

2010-11-12 09:19:51 | ワークショップ
昨日はペアレントサポートワークショップの2回目でした。

テーマは「困った行動にかわるよい行動」

短い講義の後にグループで、子供の困った行動を分析し、困った行動に変わるよい行動と今からとりくめる目標を考えます。

ミニの場合、今現在、家庭で気になる困った行動というと

「親の注意に過剰反応して自傷行動をおこす」

これだとカバーする範囲が大きすぎて抽象的になっちゃうので

「家庭学習の際、間違いを指摘されると、怒って自分の頭をたたく」という点にしぼりました。

この行動のきっかけは「親から間違いを指摘される」とわかりやすいのですが
行動の結果ミニが何を得ているのか?というのは、結構わかりにくい。

一応考えられるのは2点。

①「怒らなくてもいいよ、と親からなだめられる」

②「たたいたことで自分なりに気が済む」

これ、①がミニの望む結果ならコミュニケーションなのでアプローチしやすいんだけど、
②だと自己完結しているので、介入が難しい。
(常同行動や感覚遊びへの介入が難しいのと一緒ですね)

先生からのコメントは「この行動が起きていない場面にヒントがあるのでは?たとえば相手が誰でも同じ行動は起きますか?」

うーん。
私よりは、父親の注意の方が受け入れやすいけど、この行動に関しては100パーセントではない。
家庭学習の場に必ず父親がいるわけでもないので、そういう意味でもあまり効果は期待できないかも。

そんな返事をすると

「では、セルフチェックではどうでしょう。お子さんが自分で間違いを見つけた場合はどうですか?」

あんまり自分で間違いには気づかないですが。
でも、セルフチェックできるスキルはあるので、もしかしたらいいかもしれませんね!
プリントの答え合わせを自分でしてみる、とか。

具体的な対策が浮かぶと気持ちもはずみます。

漢字の書き順や書字の丁寧さはセルフチェックが難しそうなので、
対象を計算問題にしぼって、ミニに自分で答えあわせをしてもらい、一週間様子を観察することになりました。

算数のプリントは1枚。
引き算の筆算です。
自分で答え合わせをして下さいというと
ちょっと不安そうな表情のミニでしたが、
間違いに気づくとあわてて消しゴムで消して、書き直し、赤ペンでマル。
「なんで間違っちゃったの!」と怒ることもなく、頭をたたくこともなく、
「これでよし」と小さくつぶやいて。

よし、すべりだしは上々。


次のワークまで1週間、じっくり観察して行動の意味をさぐっていきたいと思います。

ワークショップ週間

2010-11-09 22:40:22 | ワークショップ
先週は火曜、木曜とワークショップに参加しました。

火曜は育成会の家族支援ワークショップ。
都合で1回目と2回目の順番が逆になっちゃいましたが、
講師の先生が変わったりして、微妙な個性の違いが見えて楽しかったです。
ふだん考えないようにしている何十年先に思いを馳せたり
ミニが自分でできることも、つい親が手を出している部分があるなぁ、と気づいたり
貴重な体験でした。

木曜はCASのペアレントサポートワークショップ。(和訳すると同じですね。笑)
ABAを基礎に子供の行動問題へのアプローチを学んでいくコースです。
基本をおさらいしつつ、最近あんまりほめてないかもと反省したり、改めて書き出してみると気になる行動多いなぁと驚いたり。
こちらはあと4回あるので楽しみです。

日常に流されて、その場を過ごせればOK的になりがちだけど
立ち止まって考える時間って貴重だし、大切だなぁ。


2つのワークショップに参加して改めて気づいたことは

「私って、計画性、ない」

ってことでした。

勢いだけはあるんだよ、うん。

ま、自覚しただけ1歩前進ということで。笑

笑える日々

2010-11-04 22:42:15 | 日常

今朝早慶戦のニュースを見ていたミニ。


「わぁ!早稲田が勝ったんだ。ぼく、早稲田が勝つといいと思っていたんだ」


???(なに?突然)


どうして?と訊いてみると


「だって、早稲田は東西線の駅だから!!!!」



いやいやいや。
駅のひとたちのチームじゃないから!!!
笑かすわー。
もーおかげで、朝から横隔膜の痛いこと


0655という番組のねこの歌が気に入っているミニ。

「あたし、ねこ」と歌いながら近づいてきて、私を指差し

「このひと、かいぬし

おかーさんは飼い主じゃ、なーい
ていうか、あたしって言うな

とりあえず国語辞典で「飼い主」の項をひいてもらい、説明しましたが
翌日も同じことをするミニ。
短期記憶がもたないのね。
というか、学習してー

おかーさんの腹筋崩壊してしまうよ、笑いすぎて。


障害を持った子供がいる生活は時々ヘコんだり、ネガティブになったりもしますが、
意外と笑いに満ちています、という話。

もやせないゴミ

2010-11-01 17:02:36 | 日常

怪我の関係でもっかミニの入浴はシャワーのみ。
念のため患部はビニール袋で覆って入ります。

ちょうど良いサイズだったので、もやせないゴミ用のゴミ袋を使っているのですが、入浴準備のたびに、ミニが「もやせないゴミって書いてあるねー」と言われます。

いや、ミニの左腕は「もやせないゴミ」じゃないからね、って
説明した方がいいのかしら?


金曜日に抜糸の予定です~。
感染がなくて良かった。