若葉マークと星のこども

自閉っ子といっしょに~ゆるい感じで日々構造化~

くつした買いました

2006-10-29 22:01:10 | 家庭での支援
ミニの身辺自立(くつ下編)を祈願して購入しました

今ぱんだ組なので、ちょうどいいかな、と。
早速履かせてみたところ、結構スムーズに履けました。
でも改めて観察してみると問題はやはり姿勢にあるよう
そのへんも考慮しつつ、まずはわかりやすいやり方で支援していこうと思います。

お料理できるかな

2006-10-27 22:12:00 | 日常
月に3回程度、ミニはデイサービスを利用しています。
メインのスタッフさんは障害児保育&教育の経験がある方たちで安心して預けられるし、学生さんのボランティアが入ったり、美術の先生が来て制作の指導をしてくれたり、とミニはいろんな経験ができて楽しそう。
おやつプログラムというのがあって、ピザをつくったり(たぶん上に具をのせるお手伝いをしたのかと)、じゃがいもを洗ったり。
最近ではよりグレードアップして、たこ焼きのたねをスプーンですくって焼き型にいれたり、型を使ってのおにぎり作りにも挑戦しているそうです。
どんなふうにしているのか見てみたくて、おうちでもやってみました。

まずは型を買ってきて、おにぎりづくりにチャレンジ。
デイサービスで経験がある為か、ミニはボウルにあけたごはんをなかなか上手にすくって型につめていきます。
押す力がちょっと弱くてやわらかい出来上がりになりましたが、ごま塩をふって満足そうなミニ

次はミニの大好物からあげです。
味付けした鶏肉のボウルと、衣のトレイ、できあがったものをいれるトレイを並べ、一度私がお手本をやって見せると「ミニちゃんもやる~」と即座に食いついてきた
私が油を熱している間、一人で集中して取り組んでいました。
最後の一個に衣をつけると「できた~!」と嬉しそうに宣言します。
すぐに引き取って油であげてやると、もうニコニコ

「おべんとうにするよ」というミニの要求に従って、できた料理はお弁当箱につめて、食卓に出しました。
おにぎりが大きめだったので、一個で十分だろうと思っていたら、私の手元を見て
「もういっこのせる~~!」
おにぎり2個とからあげ7個、普段なら絶対に食べきれない量をミニはぺろりと完食でした。
直前にミスドでエンゼルクリーム食べてたくせに…

自分でつくったのがよっぽど嬉しかったんでしょうね。
また何かできそうなことがあったら試してみよう

からあげの方は指先が濡れてしまうので、感覚過敏のあるお子さんはちょっと難しいかな~と思いますが、おにぎりの方は簡単だし結構おすすめです。

ミニのおうちでの初手料理、私もお相伴しました。
彼につくってもらえるなんて思ってなかったから、ちょっとじーんとしちゃいました。親ばかです




着替え支援

2006-10-26 21:43:11 | 家庭での支援
この写真だけだと、何?って感じですが、Tシャツの後ろみごろの裾に着替えの際の目印としてボタンをつけています。
ボタンの部分を持ってシャツをかぶれば、前後正しく着替えができるという、これも立派な着替え支援ツール。
な~んて、本当は通園施設の先輩ママのパクリなんですけどね
母子通園中に先生が教えてくれたこともあって、去年ミニと同じクラスだったおうちでは結構メジャーな支援です。
ズボンにはウエストの前の部分につけて目印にします……が、うちではやってません。ミニはズボンの前後はわかるようなので、まぁいいか、とサボっちゃいました
実は困っているのが靴下。
うまくかかとを合わせられず、ミニは履いてからいつも不安そうに私に確認します。ちゃんと履けているのに本人の中で確信が持てないらしく半泣きになることもしばしば。
持つ部分に目印をつけるのが一番いいと思いはするけど、ボタンだと何だか邪魔になりそうだし、一足につき四箇所つけるのって大変そう…
何か良い方法をご存知の方は、ぜひ教えて下さい~。

余談ですが、ダンナの母と妹が遊びに来た時、ミニの服を褒められました。
「特にこのボタンがついてるの可愛いよね~」
………いえ、あの、最初からついているわけではなく
着替えの手助けなんですよ、私がつけているんです、と説明したらびっくりしてました。
「昨日着てた服にもついてたから、てっきりそういうブランドかと思った」
まぁ確かに、自閉の星ブランドかも
日々異文化コミュニケーションです

歯科検診

2006-10-25 22:23:47 | 日常
ミニの通園施設での歯科検診に行ってきました。

会場のお部屋へ行くまではスキップしそうな位ご機嫌だったミニですが、
部屋へ入ると、そこには見知らぬお医者さんたち、歯科衛生士さんたちがずらりと並び、ほとんどのお友達が泣いているのを見て軽くフリーズ。
「怖くないよ。待ちます」と声をかけて膝にのせてやったけど、やっぱり緊張したまま。
でもパニックを起こさなかったのは偉かったね
少し待って、ようやくミニの番が来た。
おそるおそるお医者さんの前に寝そべって口をあけるミニ。
すきっ歯&よだれ多い、という典型的な虫歯になりにくい体質のミニは今回も虫歯ゼロでした
去年はお友達が泣いているのを見ているうちに、自分もパニックになってしまい一瞬しか口の中を診てもらえなかったのに、今回はミラーも入れてすみずみまでじっくり点検してもらえたね。
汚れチェックのお薬もちゃんと塗れた。
衛生士さんのお話をうかがう頃にはさすがに飽きた様子で落ち着かなくなったけど、ブラッシングの指導もしっかり受けられた。

小さなことでも、我が子の成長を感じられるとじんわり嬉しいです。

行ってきました

2006-10-22 22:34:26 | 日常
せっかくタダなので、やっぱり行ってきましたディズニーランド。
やっぱり混んでいたけど、この間と同じくらいだったので、そんなに辛くはなかったです。うん、練習できた感じで。
前回がんばって色々乗ったので、そんなにがつがつ回らなくてすんだのも結果オーライな感じ。
でも混雑に負けて色々挫折しちゃいましたけどね~~。

前回の教訓ということで、今回は視覚支援も少し意識してみました。

①でかける前に大まかなスケジュール表示

1.コンビニ 
2.電車
3.ディズニーランド

朝起きたミニはそれを見てにっこり。自分で復唱して確認します。すべりだしは上々。

②コミュニケーションカード携帯

『ディズニーランド』のカード
前回は電車の中で何度もしつこく「ミッキー?」「ディズニーランドいく」と言い続けていたので、カードを持つことで声に出さなくても安心できるかな、と思って用意しました。
スケジュールで安心したのか実際にはあまり出番はなし

『しずかに』『列にならぶ』のカード
待ち時間の間、ミニが「(すぐ)乗る!」と焦ってしまったり、何をしていいのかわからなくなって大声を出したりして、結構周囲の目が辛かったので、それ対策として。
こちらはよく使いましたが、効果としてはやや低かった印象
人(ミニにとっては刺激)が多く、興奮した状態では視覚的指示でもなかなか伝わりにくいようです。

『トイレ』『電車』のカード
一応用意してみたものの、こちらは全く使いませんでした。


すっごく基本的な支援なのですが、前回はほとんどやってません。
でかける時は私がばたばたしちゃって、そこまで手がまわらないんですよね。
つまりは私の準備不足
反省しちゃうなぁ…。

ま、今後につなげていきます


 


ひさびさにツーショット

2006-10-21 20:19:24 | 日常
ここ半年くらいですが、休日はミニはパパと外出するのが習慣になっていて、私はお留守番でラクさせてもらってます。

今週はパパが週末出張なので、久々にミニと私のツーショット。
まず今日は東京駅へ。
ミニは典型的な電車くんなので、電車に乗ること自体が遊びになって、親としては結構助かってます。
東京駅では心行くまで山手線を鑑賞するミニ。
せっかく色々な電車が見られるのに彼は山手線のホームからほとんど動こうとしません。無理に連れていくとプチパニックなので(経験済み)私も一緒にベンチに座ってぼーっとしてます。
一時間くらい堪能してもらったところで駅弁を買って、東西線で地下鉄博物館へ。
ここは東西線の高架下にあり、けして狭くはないのですが構造がシンプルで、いつもすいているので、多動な子供を連れていても比較的安心な場所です。
そのせいか、行くと大抵自閉症のひとを見かけます。今日はミニのほかに三人くらいだったかな。
軽くひとまわりしてから休憩室で駅弁を食べました
持ち込んだお昼を食べられるのもポイント高いです。
ちなみに入場券を見せると1度だけ再入場可なので、外へ出て何か買ってくることもできますよ~。

帰宅後はふたりとも疲れて、ぐーぐー昼寝してしまいました。
さて明日はどこへ連れていこうかな
ランドのタダ券があるんだけど、混んでそうだもんね~。

心理指導(こども発達センター編)

2006-10-20 16:51:48 | 療育関係
写真の本はダイソーで購入しました。
最近の100均はホントなんでもありますね~。びっくり。

ミニは数字は読めますが、順番を表すものとして捉えており、数えるという概念をまだ持っていません。
一つのものには一つの名前、一つの役割、というのが今のミニにとってわかりやすい世界。
でも現実はもっともっと複雑です。
どうやって知らせていこうかなぁ。この本も手がかりになってくれるかなぁ。

今週はミニの通園施設があるこども発達センターでの心理指導がありました。
ミニは先生と1対1で課題に取り組み、私はそれをマジックミラーごしに別室から見せてもらいます。
今回の課題は4種類。どれもミニの苦手な「概念理解」につながるものです。

①男の子、女の子の区別
人形2種類、カード2種類を取り混ぜての質問形式。
男女の区別がまだあいまいなことから、エコラリアを発したり、視線を泳がせたりとミニは少しそわそわした様子。
カードと人形を男女別に仲間わけすることも、なかなか理解できませんでした。

②身体の部分のマッチング
都の療育センターと似た感じでしたが、パーツを先生が選んで渡してくれる分、ミニの負担は軽かったようです。
しかしマッチングが終わった後、「これは何?」と訊かれてもなかなか答えられず、意味的な理解の弱さが見えました。

③大小の比較
大きさの違う○や果物のおもちゃを使っての比較。
やはり概念としては確立しておらず、先生の質問の意味はよくわからないけど、とりあえず何かアクションを起こしてみました、的反応が多かったです。

④数のマッチング・比較
林檎が1個、2個、3個のカードを使っての課題。
まず林檎1個のカードを先生が提示して「同じの下さい」と要求するも、ミニは即エコラリア。
マッチングは得意なのに、この課題はほとんどできませんでした。
ミニにとってマッチングは「1:1」「5:5」という対になったもの、という固定観念があるのかもしれません。
だから選択肢が3つというのが理解できなかったんじゃないのかな。

うーん、こうやって書いてみると克服する課題は山積ですね。
ちょっと気が遠くなりそう。

課題終了後、先生から提示されたミニの目標は「手伝って」「できない」という気持ちを言語化すること。そして数の概念、二つの対象の比較を理解することでした。

発語はうるさい位なのに、質的な理解は浅いミニ。
心理指導での課題を参考に、まずは日常でもそれっぽい遊びや言葉かけを意識していきたいです。
がんばりすぎちゃうときっと私もミニもコケるので、焦らずゆっくりと小さな歩幅で。

おしたく延長戦

2006-10-18 21:10:29 | 家庭での支援
朝のおしたくをしてもらったら、帰宅後のお片づけもやってほしいのが親心。(親心って単語の使い方絶対まちがってる)
そういうわけで、帰宅後のお片づけ手順シートもつくってみました。
おやつの前に冷蔵庫に貼っておいて、「終わったらお片づけ」と声をかけます。
ちょっと手を抜いて、チャレンジ日記や他の支援ツールはつくってないのですが、今のところミニはスムーズに動いてくれてます。
これがおもちゃのお片づけだと、逆ギレ、ダダこね、逃亡、って感じで全くうまくいかないのになぁ。
やはり視覚支援にヒントが隠れていそうですね、うん。

今日はミニと二人でディズニーランドへ行ってきました。
平日なのに、ありえない位混んでた!!!(げっそり)
ミニは乗り物を楽しみにしているのに、待ち時間が苦手なので、混んでいると落ち着かなくなって大変でした。
要求やエコラリアを繰り返し、大声や泣き声をあげるミニに冷たい視線を送る人も結構いたなぁ。(たいがい若い女性でした。そしてミニの稚気あふれる発言や行動に「かわいい」と笑ってくれるのも若い女性が多いです。二極化?)
まぁ、知らない人から見ればわがまますぎる子供としつけのできない母親に見えるんだろうけど。
文句言ってくれれば障害のこと説明するきっかけになるのに、とむしろクレームを期待するような気分でいた私ですが、まぁ今のご時世そんな方はなかなか現れるわけもない。
一人からまわりした私は、ちぇー、と心の中で呟くのでした。

狭いスペースでも

2006-10-17 10:23:31 | 家庭での支援
ちょっと見づらいですが、ミニのプレイエリアです。
下にプレイマットをしきテーブルを寄せることで、部屋の中で独立した感じにしています。
親の本やCDが入っている棚は布で目隠し。
ミニがもっと小さくて、本を破ったりちらかしたりしまくりだった頃は、半透明のプラスチック板を目隠しにして、その上から子供のいたずら防止用ストッパーをつけていました。
それも難なくクリアされ、ひどい時は力任せに引きはがされてしまっていたのですが、最近はそういう行動もなくなってきたので、見た目も良くないし、と布に変更しました。
今は季節がらハロウィンバージョン。クリスマスも何かしようかな、季節ごとに変えてもいいな、と半分私の楽しみになっていたりして。

場所を目的別にエリアわけして子供の理解をうながす、というのは基本的な構造化の一つ。
しかし、うちは手狭な2DK。
どうしたものかと考えあぐねているうちに母子通園の一年が過ぎてしまいました。

ミニが通っている施設は、もともとあった建物を改築してつくった為、柱の位置の関係などで教室の大きさがまちまち。
大きい教室はどうしても母子通園中のクラスになってしまうので、単独通園のミニのクラスはかなり狭い。
でもうまく構造化されているので、狭い場所での活用のヒントがたくさんあります。
教室では朝のおしたくの時、給食の時、集まりの時、とそれぞれの場面に合わせてテーブルの配置を変えている。
これを真似すれば狭い部屋でも構造化ができます。
遊びの時はプレイエリアにテーブルを寄せ仕切りがわりに。
ご飯の時は部屋の中央にテーブルをセット。
パズルをしたり、課題をする時はソファーの前に。

構造化については試行錯誤の毎日ですが、アイデアは案外身近なところに転がっているものですね~。