近くに立野という水田地帯があり、夕方の散歩コースにこの周辺をよく歩いているのですが、我が町にも近畿自動車道紀勢線が通ることが決まり、基礎的な工事が立野周辺でも始まっています。
この工事中に縄文時代後期から弥生時代中期にまたがる土器や木製品が多数見つかり話題になっています。
化石採集に夢中になった時代もあり、(自身が化石になりつつ・・言われる前にゆうとくわ~)興味津々でしたが今日、遺跡の説明会がありましたので出かけてみました。
沢山の人達が熱心に説明を聞いていました。
このあたりは周参見川の本流だったようで稲作も盛んでしたが木製品を作る工房があり、材料をここに集積していたようです。
木片は住居の跡、ではなく木製品(器や農具など)を作る材料で水に漬けて加工しやすくしていたのだそうです。後に泥などが溜まって空気と遮断されたことが幸いで腐らず遺跡になりました。
明らかにクワの一部ですね~ 石器を使って結構細かい細工をしています。
2~3000年前にこのあたりに生きていたらどんなだったでしょうね~
現在ではDIY店に行けばどんな道具でもすぐに入手できますが、この時代には石器を使ってコツコツと自作せねばなりません。強度や使い勝手なども考慮して・・・考えようでは現代人より遙かに器用ですし、工夫も必要でした。
川ではアユなんかも大きいのが沢山取れたでしょうね~
苦労も多かったでしょうが生き甲斐あったかも・・・
我が町の遠い昔に思いを馳せる1日でした。
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