自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

8月9日(木) 虫に注目、自然散歩~旭山記念公園

2018年08月09日 | 虫に注目する自然散歩
 前日の天気予報は絶望的でしたが、当日は曇りで風弱く、虫捕りには悪くない天気。子ども2人を含む、虫好き9人の参加者が集まりました。どういう訳か、虫の時の大人参加者は毎回女性ばかりです。
 講師は興野さん。いつもおもしろい生き物の習性などがたくさん聞けます。


何が捕れたかな

 目が多いと、様々な虫が見つかります。



オオイシアブの仲間

 特にこの日はアブやハチの仲間が多く見られました。マルハナバチに擬態するアブ、スズメバチに寄生するアブ、ほかのスズメバチの巣を乗っ取って自分の子どもを育てさせるスズメバチなど、おもしろい種類がいるものですね。


セイボウの仲間

 セイボウの仲間のハチは、青や赤、金色などの金属光沢に輝き、びっくりの美しさ。1㎝ほどのこのハチを、数メートル離れたところから一瞬で見つけた興野さんにもびっくり。


ハンノアオカミキリ、これも金属光沢が美しい

 おとなが一番盛り上がったのは、ヒラタシデムシの背中に集団でくっついていたダニ。寄生しているのか、もしくは移動のために乗っているのか? それにしてもヘンなものに食いつく皆さんです。
 子どもたちのお目当てはやはりクワガタ。大型の種ではミヤマクワガタが捕れました。おとなはオニクワガタの、上向きに反ったツノに惹きつけられました。


スジクワガタ


「セミ捕った」

 今年の夏はセミの声が賑やかな気がします。この日も、エゾゼミやコエゾゼミの大合唱。アブラゼミの羽も落ちてました。

 これまでの「虫に注目」の中でも一番の充実した回でした。

2018年8月9日 旭山記念公園で観察できたもの
〈昆虫〉
ノシメトンボ、アキアカネ、カラスシジミ、サトキマダラヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、スジグロシロチョウ、ヒトリガの一種、ハネナガフキバッタ、クサカゲロウの一種(幼虫)、コエゾゼミ、エゾゼミ、アブラゼミ(死体)、キマワリ、オサムシの一種(幼虫)、ヒラタシデムシの一種、ゴミムシの一種、クワヒョウタンゾウムシ、スジクワガタ、オニクワガタ、ミヤマクワガタ、アカハナカミキリ、ハンノアオカミキリ、ウスバカミキリ、ビロードコガネ、アオカナブン、ナミテントウ、ハネカクシの一種、エゾハサミムシ、オオイシアブの一種、ムシヒキアブの一種、モモブトハナアブの一種、ベッコウハナアブの一種、クサアリの一種、セイヨウミツバチ、クロスズメバチ、ホオナガスズメバチの一種、コンボウハバチの一種、セイボウの一種、ジガバチ
〈その他の動物〉
ニホンカナヘビ、外来ナメクジ(アリオン)
〈植物、他〉
ヨツバヒヨドリ、ノブドウ、エゾスズラン(実)、アズキナシ(実)、ムラサキホコリの一種(変形菌)

shima
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