ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

長い人生を二人で歩んできて

2024-07-25 04:51:14 | エッセー
 夫が大学病院へ救急搬送六回目で、初めて「狭心症」と病名がついたのは
69歳だった。50歳から「原因不明の本態性高血圧」と診断され、長年
治療を受けていたが、それから時折入院してカテーテル手術を受け、リタ
イアしたのが七〇歳だった。まだ元気だったので、私は家族でハワイへ
4回行っただけだった夫を、彼が行きたい国を5か国最高の旅をプレゼント
した。

 79歳で認知症を発症したが、穏やかで波長が合う私達は争ったことは
なかった。家庭人としては家族に幸せを与えてくれたし、私はヨーガ、心理
ダンス、ヒーリングなど研修の他、観光も含めても海外へ度々行ったが
嫌な顔一つせず、自由に羽ばたかせてくれた。
 認知症になった夫を自分の持てる知識をすべて使い、工夫しながら長年
唯の一度も怒らせずに一人で介護してきた。明日92歳になる夫はこの3か月
ほど前から急激に衰えてきた。「幸せで長生きして欲しい」と介護する私を
長年お世話になった精神科の主治医の先生は、2年程前に「もしかしたら
奇跡に近いかも」と言って下さった。

 昨日も夫の爪を注意深く切りながら(何時まで一緒に暮らせるのだろう)
ととても淋しくなった。去年12回目のカテーテル手術のため入院した夫は
わずか3日間の入院で急激に衰えた。そのためさまざまな方法を駆使して
1か月間、そのユニークは努力は功を奏してほぼ元に戻った。
 そして今・・・夫は一人でトイレへ行ったが、それで目覚め、自分の気持ちを一所懸命いコントロールしている。寝息を立てて夫はすやすや眠っている。

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一度しかない人生を楽しく有意義に

2024-07-24 11:41:25 | エッセー
 ★大脳の話
 大脳は使う回路は発達し、使わない回路はだんだんなくなって減ってくる
のです。使わない神経細胞同士のつながりはだんだん弱くなり、シナプス
がはずれ、突起は萎縮したり、切れたりして,最後は食細胞によって掃除
されるのです。そのため、使う回路はどんどん強くなり,使われない回路
はだんだん消えていくのです。記憶は一所懸命覚えようとすれば、大脳
皮質と海馬との関係が強くなり、つながりの突起もふえるのです。
(最近物忘れが多くなり自分のために勉強しました)

★感情面について
 いつも明るく考えていれば,脳内から喜びを感じるドーパミンの量が増え
楽しさや喜びに気持ちが湧いて来るのです。つまり「楽しい楽しい」と、いろいろな場面で喜びを感じるようにすると、脳に楽しい情報を伝える回路が
確率し、刺激や興奮がつよくなりまむ。反対に暗い気持ちや不安な気持ち
を持つと、怒りや恐怖などをつかさどる刺激が強くなり、些細なことで
不安を感じるようになるのです。つまりプラス思考をしていると、脳は
楽しいことを感じる部分がどんどん刺激され、暗いことを感じる部分が
沈静化してくるのです。これは、ボケないと言うことなのでしょう。
(毎日努力していまーす)

 世の中には楽しいことがあっても、「そんなことで喜んで入られない
明日は何が起きるか分からないのだから」などと考え、折角の喜びを逃
してしまう人もいますが、こんな馬鹿らしいことはありません。
 日ごろあなたが思っているように、あなたの大脳も振舞うと言って
差し支えありません。自分の大脳をどのようにするかの決定権は,あなた
自身であることをお忘れなく。

 カウンセラーがお手伝いできるのは、「このように考える心のクセを
つけてはどうですか」ということだけで、その主導権はあなたなのです。
 つまり自力本願で自分の考え方をコントロールできるようにアドバイスは
できますが、でも変える努力をしないと、いつまでも現状維持の状態と
いう。(最近いろいろなことがあり、久しぶりに教科書を読みなおし
「やっぱりそうだ」と思い元気になりました)
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 インドと私(8)

2024-07-23 04:47:27 | エッセー
 ★瞑想を求め指導者だけの「聖地リシケシ」ツアー
 その1年後には梅が丘駅の南口前には、能里ダンススタジオ、四谷見附にはヨーガ教室もオープンし、スタッフは26人になっていた。
 そのため自由に動けるようになり、ヨーガの指導者なのに「本当の瞑想」
を体験したことがなかったため、早朝座って瞑想したり、座禅をするお寺へ
通ったり、他の指導者から指導を受けたり、さまざまな本を読んだり、自分
でできる限りの努力をしたが、その目的は得られなかった。
 その間私はインドへ何度か行ったが、瞑想を学習する機会は全くなかった。
多分インドへは5・6回行った頃瞑想を求め指導を受けていたヨーガ
道場で指導者だけの「インドの聖地リシケシで1週間修行するツアー」を
企画した。きっと瞑想の研鑽がきっとできると、大いに期待し参加した。

 インドの首都デリーに着いたのはまだ暗い早朝で、初めての経験だが
地元路線おんぼろバスに乗り、聖地リシケシへ向かった。
 バスの道中は驚くほどいろいろな経験をし、リシケシに着いたのは夕方
4時ごろ、雨が降ってとても寒かった。ビートルズが修行したことで
有名になった「シバナンダアシュラム」に宿泊するはずが、何故か門前で
4時間も待たされた結果、結局宿泊できなかった。
それから暗い道を随分歩いて、ツーリストバンガローへようやく辿り着いた。

 そこから早朝に毎日歩いてアシュラムへ通ったが、暗い道には牛のふんが
落ちていて、踏まないように歩くのが大変だった。
 でもシバナンダアシュラムには求めた瞑想は全然なく、アーサナ(ポーズ)・講義・マントラだだけだった。また、修行の後の朝食は暗く冷たい
床に座り、まるで乞食のように感じ情けなかった。

 全員がヨーガの指導者だったためか、あまり文句を言う人達はいなかったが
アシュラム以外の指導は、ガンジス河原で走って空中へ浮くための練習ばかりで実にバカらしかった。(わざわざリシケシまで来たのに、求めた瞑想は得られない)と、滞在する日が少なるにつれ悲しくなり、一人でガンジス河の清流を見ながら涙した。その間二人で参加した女性と仲良くなり、本当の気持ちを打ち明けたら、すると二人共私と全く同じ気持ちだと分かった。

 後の1週間はインドの観光がセットされていたが「それを全部パスし
リシケシに残り、他のアシュラムの門を叩いて修行しよう」と話がまと
まった。彼女達はインドは初めてだそうだが、その観光をすべてキャンセル
する、その覚悟は聖地リシケシでの研修に、もっと期待をしたのだろうと
感じた。それから受け入れてくれるアシュラムを確保し、「観光をパスし
リシケシで修行し、帰国するデリーで空港で落ち合いたい」と話したら
リーダーは大変嫌な顔をした。でも同行したメンバーは大変羨ましそうな
表情をした。
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能里子のワンポイントアドバイス

2024-07-22 02:29:22 | エッセー
☆心で骨折を直した実体験
 願望は「死ぬまで介護されずに生きること」ですが、そのため自分の
健康と若さを保つために、色々工夫して毎日実践しています。
 それは「自分の体の体の中の声を聴くこと、また、各部分に注意を向け
ること」です。すると、あまり甘やかすことなく、無理することなく
適度に運動をしながら健康を保てることでしょう。
 病気は心の悲鳴が体に現れたものと言われますが、それは心身医学、心理学、生理学、脳科学、精神世界、ヒーリング法など色々勉強した私の実感
です。また、絶えず頑張ってくれる自分の心身に感謝するのも効果的なのは「体の中の細胞の一つ一つに意識がある」ためだと、私は信じています。

 これは昔経験した事実ですが、こんなことがありました。
その日はとても暑い日で、ベランダに出ていたら、電話が鳴り慌てて室内
に入りサッシの戸を強く閉めたのです。すると薬指をはさんでしまい
もの凄い激痛で、とても電話に出られませんでした。
 その時急いで冷凍庫から小さな保冷材を出し、痛い指先に巻き付け
ましたが、あまりの激痛にうつ伏せで、しばらくうめいてました。
 幸い小さな保冷材は沢山あり、それを取り替えながら、ズット冷やし
続けました。交通事故など、手術は何度か経験しましたが、麻酔のためか
これほどの痛みは、初めての激痛でした。

 私は自分の薬指にひたすら、「ゴメンね、痛い思いをさせて早く治ってね」と言い続けました。何故なら体は心そのものですから。
 それから2時間あまり、すると痛みはだんだん和らいで、ホットとし
ました。ずっと冷やし続けたお陰か、夕方には夫のために夕食の準備が
できたのです。ベッドに入る頃には、ほとんど痛みがなくなっていました。
 でも、一晩中冷やし続けました。その日は夏休み期間で、整形外科は
お休みのため、我が家の前にあるかかりつけの治療院へ行きました。
 すると先生は、「もしかしたら折れているかも知れない」と言われ
「え!まさか嘘でしょ」と内心驚きました。

 その日にはカルチャースクールの講座があり、音楽に合わせて体操を
したり、ダンスを踊ったりする指導もありましたが、ぶつからなければ
痛くないので、添え木をしてもらったので、講座は無事こなせました。
 それから夏休み明けの整形外科へ行き、レントゲンを撮ったら、何と
薬指の指先は本当に折れていたのです。長年お世話になり私をよく理解
なさっている先生は「もう治療する必要がないほどきれいについている
さすがですね」と、大変褒めて下さいました。
 私の指は、ふつうの人より二サイズ程細く、そんな細い指先がとても
可哀そうになって、「本当にゴメンね」と、薬指に改めて謝り「早くついて
くれて有難う」と感謝しました。私は自分の体のすべてが、たまらなく
愛しく思いますが、お願いを聞いてくれ、きっと自然治癒能力もガンバって
くれたのでしょう。あなたが信じて下さるか分かりませんが、私自身の
過去のさまざまな指導、またヒーラーとしても「細胞には意識がある説」
を唱えていた私が、思いがけなく経験した事実でした。

 医学的に素人のこんな考えは、講談社ビジネスパートナーズ発行
「心のアンチエイジング」川上正也著、北里大学名誉教授、国内や海外で
(医科分子生理学、免疫応答、分子生理学など30冊の著書を執筆)
先生のご著書が証明して下さいました。皆様にお伝えしたいことは、「ご自分
を愛し、心と身体にいつも感謝すること」自己否定や、自己嫌悪からは、何も
得ることはできません。これは、大勢の方を指導し、また、高齢でも健康で
生きている経験から、「ご自身の体の中の声を聴くこと、絶えず感謝すること」
をお勧めしたいと思っています。


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神様はどんな人が好き?

2024-07-21 02:38:20 | エッセー
 引き出しの奥から捨てたはずの、大昔私が神道のヒーリング法を学んで
いたノートが出てきました。その時は数人のグループでの受講でしたが
先生が「神様はどんなタイプの人が、もっとも好きだと思いますか?」と
質問され黒板にこう書きました。
  1)感謝。
  2)素直。
  3)明るい。
  4)人生を楽しんでいる。
  5)やさしい。
 そのとき(これ私みんな持ってる)と内心思いましたが、全員で相談し
どれも必要だけど、神様は「感謝」ではないかと意見がまとまりました。
 すると「人生を楽しんでいる人」が一番で、全員とても驚きました。

 また他の先生からは脳天気は「脳に天の気が集まっているから、大変に
良いことだ」と言うことも教えていただきました。
 私が過去に幸運に恵まれていたのは、多分そのすべてを持ち合わせて
いたからだったと感じました。これを書きながら、何故か突然霊気に溢れた
ご神木がある京都の「天川神社」を思い出しました。
 そこでは2泊3日の「前世療法」セミナーを、関西在住の二人の男性医師
から受けて、(ちょっね?)と感じたのですが・・・
 あまりに昔のことなので、今ネットで調べたら、何だかよく判らなく
なった真夜中でした。真夜中は「魔の時間」とも言うそうですが、私は
最近よくその時間に目覚めていますが、悪い事なのでしょうか?
 でも、実は今少々楽しい気分です。




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