ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私とヨーガ(6)

2024-07-09 14:41:53 | エッセー
 ★初めてのインド
 その後スタッフが育ったころ、千葉の先生が「インドでヨーガ研修の
ツアー」を企画し、誘われましたが、私はインドへは行きたくなかったです。
 でも、「ヨーガの「導者として一度はインドへ行くべきだ」と、説得され
実は(初めての海外がインドなんて)と思いながら、行くことを決意し
ました。まだその頃インドへ行く人などなく、どんな国なのだろう?と
不安感がいっぱいでした。ツアーは20名近くでしたので、何となく心強
かったです。
 
エアインディア航空は、その機内のエキゾチックさに驚きました。
 インドへ着いたのは深夜のカルカッタでした。飛行機から降りると
空港は今まで感じた事がない匂いがしました。ガイドに連れられ空港
から出ると、「バクシーシ―」と男性達に囲まれ、「ボールペン」と
手を出すのです。私は怖くて仕方なく、誰かに掴まって歩きました。
 空港の外は信号機がなく、十字路にはドラム缶が置いてありました。
ホテルは清潔でしたがとても質素でしたが、「インドヨーガ研修ツアー」
の旅はそれからが大変でした。


 ヨーガ道場も何か所か見学しましたが、見学は仏閣のようなところが
多く、どこに行っても物貰いのような男性に着きまとわれ、いつも逃げる
ように歩いていました。どこへ行ってもあまりキレイではなく、恐ろし
い思いでしかなかったです。早朝のガンジス河は雄大でしたが、河の畔に
にあった火葬場の煙のたなびく様子に驚き、あまりにきれいでない河の
船にこわごわ乗りましたが、唯その大きさに驚きました。
 それからお釈迦様が悟りを開いたブッタガヤなど、いろいろ行きまし
たが、タージマハールの壮大な美しさには感動しました。
 
 途中から半数以上が下痢状態になり、水しか飲めませんでした。
すると、日本から着いてきた添乗員が、日本から持ってきたお米で、ホテル
でおかゆを焚いてくれ、それは美味しかったことは忘れません。
 首都のデリーの美しさ、またオールドデリーなど見学しましたが、その
あまりの差に驚くだけでした。最後のヨーガ道場では早朝に、ヨーガレッスンに参加し、その清々しかったことは忘れません。
 そのとき私は「もう二度とインドへは行きたくない」と強く感じたことも
今でもはっきり覚えています。


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