ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

92歳誕生日の翌日13回目の救急車

2024-08-02 11:44:33 | エッセー
 この3か月間ほど何となく元気がなく、食欲がなかったので心配していた。
訪問治療を受けているので、定期的に診察を受け,大量の治療薬もきちんと
飲ませていた。でも「息苦しい」と言うし、顔もむくんできたので、往診
をお願いした。先生は熱中症以外に心臓に異常があると気付いて、すぐ
病院を手配し、救急車を要請してくださった。
※誕生日の元気がない夫

 即入院し検査の結果は「心臓の外側に水が溜まっているので、それを
抜く処置をする」と、詳しく説明を受けた。結果その処置を受けたが
時間が2時間半もかかり、何度もカテーテル手術を受けたが初めての
経験だった。その後術後の人が入室する部屋に運ばれたが、夫は苦しさ
のためか、今まで見たことのないような苦しそうな状態だった。

 傍についていてもハラハラしたが、私なりに心を込めてヒーリングをした。
やがて薬のためか、ヒーリングも少しは役だったのか、だんだん静かになり
眠ったのを見届けて帰ってきた。次の日は穏やかな状態だったので、私は
ホッとした。またコロナが増えてきたためか、面会時間は15分になったが
会えるだけでも良い。認知症が進行しないように毎日病院へ通っているが
私が倒れたら大変なので注意している。
※楽しい思い出の写真をカレンダーに張り病室に

 傷が落ち着いたらまた、カテ―テル手術を受けることになったのは、主治医の先生と相談した結果だ。やさしい先生は「清一さんはまだ体力があるから、少しでも長く二人で仲良く過ごして頂きたい」と言って下さる。
 今回はカテーテル手術13回目だが、心臓の水を抜いたら、顔のむくみも
なくなり、以前の夫になった。「幸せで長生きを」と、私なりにできること
のすべてやった。先日読売新聞の気流に投稿し掲載されたが、その時は
元気だったが・・・そう長い命ではないかも知れないが、これからも
できるだけ穏やかで長生きして欲しいと、祈るような気持ちでいる。


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