ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

友人からの電話で勇気づけられて

2020-03-23 13:45:37 | エッセー

 昨夜古い友人から、「あなたの夢見ちゃって、何だかとても気になって、元気?」

と電話があった。彼女とは旅友達で、国内の観光旅行は数知れないが、海外は南

フランス、韓国、中国、ベトナムなど行ったが、とても楽しい人で、いつも二人で笑い

転げていた。1昨年末10年間介護したご主人が亡くなって、長女の息子(孫)と

二人で新築した家に住んでいるが、「旦那がいなくなるとさみしいよ」と、また

言っていた。

 

 先日二階から階段を転げ落ちたそうだが、誰もいないので自分で救急車を読んで

入院したそうだ。幸いなことに骨は折れずに、体の打撲だけですんだとか。

 「でもね、病院から4日目に追い出されちゃったのよ」と言ったので、理由を聞い

た。すると、朝一人で散歩に出たら、「入院中は外に出ないことが鉄則、あなたは規則

違反だから」と叱られ、退院させられたそうだ。しかし80歳を過ぎて、階段から落ちて

救急車で入院したのに、早朝一人で散歩に出る。いくら元気でも、ふつうの人にはなか

なかできない行動だ。「そのため退院させられたのよ」と、ケラケラ笑っていたが

きっとそれほど元気だからなのだろう。

 私の友人達は結婚しない人が多く、また結婚していても、すべて未亡人になった。

私よりみんな年下なのに・・・友人は「夫は長生きして欲しいよね」と改めて言われて

私は色々病気がある夫を、男性の平均寿命より10年は長生きさせたいと、真剣に思った。

 まして私は身両面のプロフェッショナルだ。「よし、がんばろう!」と、友人の電話

からまた勇気づけられ、「ちょっと神様」と友人達に言われた夫を、何とか少しでも長生き

させる、「滅多に誰もできないことに挑戦しよう」と心に誓った。

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