ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私の着せ替え人形がファッションチェックされていた!

2020-03-19 04:43:59 | エッセー

 夫は今毎週3回それぞれ違うデイホームへ通っている、毎回連絡があるが

そこに何と「毎日小池さんのファッションチェックが楽しみです」と書かれていて

驚いた。無論毎日洋服は変えているが、そんなに観察されていたとは・・・

 結婚してからハンカチ一枚買ったことがない彼だが、「ダンデイ」などと言われて

いたが、それはすべて私が選んで買ったものだ。実は私は男性は地味な服装が好きだ。

でも、夫は何故か比較的派手なものが似合うし、当人もそれが好みらしい。

※先月世界らん展

 自営業だったので、背広など滅多に着たことがないが、最も沢山持っているのが

シャツやセーター類で、随分整理したが、最近も買ってしまったので、まだ沢山ある。

男性にしては衣装持ちだが、シャツ、セーター類は2人で買いに行ったことはない。

最近はカーディガンも増えた。今はデブだが中肉中背なので、とても選びやすかった。

毎日同じものを着せたことがないが、夫に絶えず言っているのは「歳をとるとだん

だん見苦しくなるし、加齢臭もあるようだけど、私今でも人一倍鼻は良い方だけど

好きな人の匂いは感じないの。(これ認知症コントロール法の極意?)だから毎日清潔

にして、ひげもきれいに剃ってむさくるしくしないでね」と絶えずくり返している。

※38年前元旦大学生だった子供達とお店の前で

 

「年寄りはむさくるしい、くさい、とろい」と一般論だが、それは仕方ない事かも

知れない。でも、若さのキラキラしたムードはないが、素敵な人だなと高齢の私が感じ

るのは、決してハンサムではなく、その雰囲気がかもし出す何とも言えない魅力だ。

 出かけない日は黙っていると一日中パジャマでいる夫、そんな夫は今自分で着るものを

選ぶ気はないので、靴下からハンカチまで私が揃えたのを毎日着ている。

 まさしく着せ替え人形状態だが、毎回チェックされるとなると、ある程度ファッショ

ナブルでなければと、やる気が出てきて楽しくなってきた。

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