夫は狭心症のため70歳でリタイアしました。79歳で認知症歴になり
その他の病気もあり救急車で緊急搬送14回、心臓カテーテル手術13回
という有難くない記録もあります。でも、お陰様で一度も怒らず穏やかで
した。横須賀に住むピアニストの友人の世界三大のピアノ「ベーゼンドル
ファー」で演奏を聴きましたが、亡くなった日が3年前に行った日と
同じだったと写メールを頂きました。
※長年生育した梅丘のピンクの夕焼け
入院して5週間、私はどうしても家で介護したく、お願いして9月5日に退院しました。家庭では先生、看護師さん、ケアの方々の、手厚い手助けで
私は自分なりには最後まで幸せに介護できました。
一番嬉しかったのは、ベッドから見える「15夜のきれいなお月様を一緒
に見られた」ことですが、二人きりの時間を十分に享受できたことです。
元気な時は二人で旅行、日帰りのちょっと遠出、近い植物園、公園など
よく行きました。また、サントリホールのニューイアーコンサート、「ウイーン・ポルプスポパー管弦楽団」は、毎年行きました。去年はコロナのため久しぶりでしたが、音楽を楽しんできました。長い介護期間でしたが、趣味や価値観も合う私達ですので、唯の一度も嫌だとか、辛いなどと思ったことはなく、喧嘩した事は一度もありません。でもお陰で男性の平均寿命より10年間長生きして、92歳で天命を全うできました。
※ 孫とひ孫のお見舞いに嬉しそうでした
「お別れの会」は代々幡斎場、家族自由葬でお経もなく、大好きなモダン
ジャズのBGMで、孫3人、ひ孫3人、甥姪や我が家族、親戚だけの予定
でした。ところが参列して下さる方も多く、明るく和やかに見送りしました。
そのお別れの会は、夫もきっと満足してくれたことでしょう。
超淋しがりで臆病な私ですが、大きな写真に毎日話しかけていて、今夜も
ノンベの私は夫と乾杯しました。
介護は大変で辛く厳しいイメージですが、こんな介護もあると言う
意味で心臓病のため70歳でリタイアした夫と、仲良く楽しく暮らした
長年の実際の生活をご紹介したいと思いました。
これから何度かにわたり書きたいと思ったのは、ご両親を介護なさって
いる方、またご主人や、奥様を介護なさっている方に、私自身の長年の
介護経験が、もしかしたらお役に立てるかもと、感じたからでした。
これらはすべて真実ですが、心理カウンセラーとしても知識を応用
下ことは事実です。ときどき書きますのでお読みくださいね。