久しぶりで行ったら、すっかり雰囲気が変わっていたので,ちょっとびっく
りしたが,それは当然かも知れない。最近足がめっきり弱くなった夫に、改め
てノルディックウオーキングをさせたいと思ったが、妻が夫に教えるのは少々
大変だ。以前何度かやったが「こんなのがない方が歩きやすい」と、投げだ
したからだ。私は10年程前にインストラクターの資格を取り、ボランティアを
したいと、実は思ったこともあった。でも、夫を介護する身なので、それはと
ても無理だと思った。
昨日先日バスで経堂へ行き、一人で補助車を使いバスに乗り降りする女性に
思わず手助けしたしたが、少し話たら夫同じ88歳だった。
夫も何時まで1人で歩けるよう「ノルディックウオーキング」をさせ
たいと思った。「ポールは前に出すときは、地面から離さずに」「もう
少し左のポールを足より前に出して」などと声をかける。長年ソシアルダンス
を踊ったので、ヒール、ボール、インサイドエッジなどはすぐに分かるが
気づくとまた元の歩き方に戻っている。
「ノルディックウオーキングはスポーツ、ポールは杖ではないの。だから
背筋を延ばして、腰から歩くようにね」と、やさしく言いながら一緒に公園
を2周した。夫は歩いているとすぐ腰に手を回すが、ポールを持っていると
それができないし、速度も随分早い。公園のジョギングコースは1周630
メートルなので、2周したので1キロ以上歩いたことになる。
公園の西側は落ち葉の吹きだまりになっていて、まるでの絨毯のよう。
柔らかくカサコソ音がして楽しくなったが、これからも夫と時折ポールで
歩こうと思っている。
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