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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句091・比喩=暗喩03・齋藤愼爾・2012-08-23

2012-08-23 00:00:05 | 方法俳句

方法俳句091・比喩=暗喩03・齋藤愼爾・2012-08-23

○「百日紅死はいちまいの畳かな」(齋藤愼爾01)

季語(百日紅・夏)

【鑑賞】:「如く」などの比喩を表す活用語を用いない比喩を「暗喩」「隠喩」「メタファー」といいます。死は一枚の畳のようなもの、ということを百日紅を見て感じ取りました。

 

齋藤愼爾(さいとうしんじ)(1939~2023)

○好きな一句「かりそめに空蝉を置く山河かな」02

○季語(空蝉・夏)

【Profile】:朝鮮京城生まれ。朝鮮から引き揚げて山形県飛島に育つ。高校時代に句作を開始。山形大学在学中は同人誌「文学村」を発行。「氷海」主宰の→秋元不死男に師事。第8回氷海賞受賞。1963年深夜叢書社を設立。出版・編集のかたわら、評論、随筆、小説などを執筆。「アサヒブラフ」などの編集で今日の俳句ブームを作る。2010年「ひばり伝 蒼穹流謫(そうきゅうるたく)」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2023年現代俳句大賞受賞。

齋藤愼爾掲載句

03裏山の日暮が見えて雛祭(雛祭・春)〈五感164・視覚11〉2014/3/3

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