俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句088・比喩(直喩)=似て05・加舎白雄・2012-08-02

2012-08-02 00:00:05 | 方法俳句

●方法俳句088・比喩(直喩)=似て05・加舎白雄・2012-08-02


○「雲の峰きのふに似たる今日のあり」(加舎白雄01)

○季語(雲の峰・夏)

【鑑賞】:生きている毎日は単調な繰り返しのように見えます。しかし昨日に似ている今日は、単に似ているだけで同じではありません。あのもくもくと生まれる雲の峰もまったく同じものがないように。

 

加舎白雄(かやしらお)(1738~1791)

○好きな一句「人恋し灯ともし頃を桜散る」02

○季語(桜・春)

【Profile】:江戸深川生まれ。父は信濃の上田藩の藩士。俳句は白井鳥酔に学び、俗な世界を離れ、自然な趣を重んじた。酒を愛し、独身を通し、諸国を旅して門弟を増やした。弟子4千人ともいわれ日本橋に春秋庵を営んだ。

加舎白雄掲載句

03傘さしてふかれに出でし青田かな(青田・晩夏)〈特集285・傘の俳句1〉2016/6/26

04むら雨や見かけて遠き花樗(花樗・仲夏)〈特集534・いろは俳句3〉2021/6/11

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