俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●色彩俳句088・みどり04・田畑美穂女・2012-08-01

2012-08-01 00:00:05 | 色彩俳句

●色彩俳句088・みどり04・田畑美穂女・2012-08-01


○「生まれたる蝉にみどりの橡世界」(田畑美穂女

季語(蝉・夏)

蝉が生まれ出た世界は、生まれた場所に支配されます。トチノキの幹で生まれた蝉には、トチノキのみどりの世界がふるさとなのです。すぐにいさぎよく捨てるべき…。

 

田畑美穂女(たばたみほじょ)(1909~2001)

代表句「薄墨の桜まぼろしならず散る」02

季語(薄墨桜・春)

大阪道修町生まれ。薬種商の家に生まれ、長く製薬会社の社長を務めた。晩年の→高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。→星野立子に師事。「玉藻」同人。

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