俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句092・濃03・村沢夏風・2012-08-29
○「河に灯の濃くなるころや菊膾」(村沢夏風01)
○季語(菊膾・秋)
【鑑賞】:菊膾とは食用菊の酢の物。彩が鮮やかです。色彩俳句は「濃」の第3弾。秋の色が濃くなってきた川筋の灯り。そろそろ食卓に菊膾がおめみえする時期です。
○村沢夏風(むらさわかふう)(1918~2000)
○好きな一句「そこここに母の声ある盆の家」02(「紫薇忌」20110829)
○季語(盆・秋)
【Profile】:東京都出身。1942年「鶴」に入る。→石田波郷門。1953年「鶴」同人。→村山古郷没後の1987年から「嵯峨野」主宰。1990年「独坐」で俳人協会賞。
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村沢夏風掲載句
03大年の日のとどまれる塔の先(大年・暮)〈次元・先端(空間)〉2018/12/31