能動運動と受動運動の違い④

パワープラント運動法を提唱している大塚先生曰く、
求めている結果を出すために同じ手法でもその方向性
がまったく逆であれば、まったく違う結果になるとお
っしゃっている。

その１つの例えとして、新幹線で東京に行く人を例に
して話されたのですが、

「新大阪の駅で新幹線の乗れば、東京に行けるというの
は、皆さんご存知の話ですが、ただし、間違って博多
行きの新幹線に乗れば、東京には行けないよ」とおっしゃ
ってました。
すなわち、東京に行く為の方法は間違えではないが、目的
の方向が違えば、得たい目的が達成しないという事をおっ
しゃっていました。

そこで、私達が行っている仕事に当てはめて見ると、運動
には、自力で行う能動運動と他力によって行われる受動
運動の2種類の運動があるという事を施術を行う私達だけで
なく、施術を受ける皆様にも理解していただきながら施術
行わないといけない。
そうしないと施術を受けられた皆様の目的である筋肉の
柔軟性を回復させる事や関節の可動域を広げる事等でき
ないからです。

まだ、多くの皆様は、体を動かす事で筋肉が疲労するそして
結果、筋肉が硬くなるという事は認識されている方が増えて
きましたが、筋肉を動かされれば、筋肉に柔軟性が回復する
という認識が少ない。

運動という同じ物でも能動的に行う物と受動的に行われる物
とでは、東京と博多ほどの結果の差が生まれる危険性があり
ます。

セイフプレーンを活用するのは②

筋肉をほぐす時に、特にカチンコチンの筋肉の方が中には
いらっしゃるのですが、多くの場合、筋肉をほぐそうとし
た時に敏感に痛みを感じられる方の割合が多い。

その時には、どのような施術を行うかといいますと、少し
ずつ筋肉の緊張をほぐす軽擦を行ってから筋肉をほぐす
（筋肉に軽擦より少し強い指圧をかけたり、もみほぐした
り）事を行います。

ただし、そのような施術を行っていると
冷凍食品のようなカチカチの筋肉を持たれている方の筋肉が
ほぐれるまで何時間頂いても足りないぐらい感じになります。

そのため、施術効率を上げる為
（この場合は、施術時間は短縮しながらも効果、満足度は
上げるという意味）にセイフプレーンを活用した不随意的
連続受動運動を施術に取り入れた訳です。

筋肉がほぐれる時の痛みがより少なく、
筋肉のほぐれた状態をより長くキープ出来れば、
施術にかかる時間と費用も抑えられます！

そのような施術を行う事を日々意識的に行っています。