重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

時は…流れる。

2007-02-04 | つれずれ
所用で自宅の隣市・愛知県一宮市に出掛けたので、
帰る前、
市街地の中央にある「真清田(ますみだ)神社」に寄ってきました。



今年4カ所目の「初詣」ということになるでしょうか。


「真清田神社」は、実に2600年の歴史があるそうです。
なるほど、
さほど大きな社ではありませんが威厳があって、
拝殿の前に立つと、信心のない私でも身が引き締まるような存在感があります。


その「真清田神社」の門前から道を挟んで南にあるのは、
全長500mという、日本でも最長級のアーケードが延びる「本町商店街」です。



一宮市はかつて「わが国繊維産業のメッカ」と言われました。
その中心地にある「本町商店街」は、昭和40年代のピークには150店舗近い商店が軒を並べ、
アーケードの下を行き交う買い物客が肩を触れ合うほど、賑わっていました。

しかし、
今は……。



シャッターを下ろしている店が少なくありません。


そればかりか――。



取り壊されたまま野ざらしの店舗跡地もあります。

この場所に、
新しい店舗は、
建つのでしょうか。


そんな商店街の中で、
客の出入りが比較的多いのは、



おそらく廃業した店の跡に入ってきたのでしょう、「100円ショップ」です。
衰退する各地の商店街で最近よく見かける「新旧交代」の姿です。


そして、
商店街の一角には、



こんな自作「POP」で客を呼んでいる店がありました。
対象としている主力客層・年齢層を、うかがい知ることができます。

さらに、
「ひな人形」の幟(のぼり)を掲げたお店の外に並べられた「メーン商品」は、



どうやら、「老人車」のようです。

高齢化が進む地方都市の「商店街」の現状を、
象徴しているのかも知れませんね。


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