重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

早咲き桜。

2007-02-26 | おすすめ
昨日ご紹介した浜松市呉服町・大草山「昇竜しだれ梅園」のすぐ近くの「はままつフラワーパーク」園内で
早咲きの桜が咲いていると聞き、
寄ってみました。


なるほど、
一角の「早咲き桜園」は、
ひと足先に春の装いです。




「フラワーパーク」園内にはあわせて160種、1500本の桜が植わっているそうですが、
この日「早咲き桜園」で花を見ることができたのは3種でした。


最初は「湊桜」です。






静岡県南伊豆町湊で発見された桜で、
「チュウゴクミザクラ」と「オオシマザクラ」の自然交配種と推定されているそうです。

日ごろ身近に目にする「ソメイヨシノ」と、私には見分けがつきませんが、
清楚な印象です。


次に、
ひと際鮮やかだったのが、



「舘山寺桜」です。


沖縄の「カンヒザクラ(寒緋桜)」の中から早咲きのものを、この「フラワーパーク」の初代園長・古里和夫博士が中心になって育成された品種だそうです。

木によって固体差があり、
開花時期も早いものは1月下旬から咲き始めるそうです。






満開の花と葉が、こんなふうに同時に見られる桜を、初めて見ました。
これはこれで、いいものですね。


そして――、
見覚えのある桜の花に、
再会しました。




今月の連休に本場まで出掛けて見てきた、
あの「河津桜」です。






「湊桜」と「舘山寺桜」の中間ほどの色合い。
その「清楚な艶やかさ」は、
ちょうど、「紅を差し始めた少女」の印象、などという表現は古すぎますかねえ。


さらに、
思いがけない光景にも、
出逢いました。



「メジロ」です。
「甘いものが好物で、桜、梅などの花の蜜を吸う」と、あとで調べた野鳥図鑑に書いてありましたが、
その通りでした。

とくに「湊桜」の花弁の中にくちばしを突っ込み、
一心不乱に蜜を吸っている様子は、とても可愛かったですよ。



ますます、
ますます「時はすでに春」です。


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