金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

峠の地蔵

2009-02-25 03:12:39 | Weblog
「峠の地蔵」という名曲がありますよね。
フォーク史に残る。

勝手に自分で思ってるんですが‥‥‥

そんな曲を作るくらい、僕は峠フェチなんです。
最近、廃道フェチなんてジャンルが人気のようですが、まぁ似たようなものです。

わびさび、の、さび、の心なんだと思います。過ぎ去った時間の流れにもののあはれを感じる日本人の美意識。


それを感じながら深い山の中を歩く。
霧のたちこめる森に雪がちらつく。

肌が痛くなるほど寒いが服の下はうっすらと汗。
霧が枝葉に氷結して美しいモノクロの世界となっている。
もちろん人なんていない。
動物もいない。

たどり着いたのは旧正丸峠。
この山の中をかつての生活路が通っている。
幾人の人たちがこの道を歩いたのか。
何をかついで、何をしようとしていたのか。

過ぎ去った時の中に消えていった、無数の人々の思い。

気が狂いそうだ。

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8 コメント

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狂いの美学 (ふんだろう)
2009-02-25 08:34:04
凄い写真だなぁ。

太刀打ちしようのない大きな景色のなかで、自我が消し飛んでしまいそうになることは、確かにあるね。

「峠の地蔵」には息遣いがあり、風景が浮かびます。

歌い続けてください。
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Unknown (文武)
2009-02-25 15:38:27
ふんだろうさん

人間ってなんて複雑な思考を持ってるんでしょうね。
考えすぎて、時に目に映るすべてが「ホニャララの崩壊」を起こしてしまいます。
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Unknown (ふんだろう)
2009-02-25 16:02:16
ゲシュタルト崩壊!な(笑)

覚えましょう。
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Unknown (滋賀ナオヤ)
2009-02-25 18:36:38
空気が伝わって来る絵やね。
滋賀と三重の県境には無数の廃村、廃鉱、廃道があります。
廃村の中に立つと表現しがたい緊張感に恐怖を感じます。視線すら感じます。

その中に佇む道祖神と対話してみたいものです。
『貴方の泡沫は何処へ行ったのですか』と。
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Unknown (やまちゃん)
2009-02-26 01:11:53
「峠の地蔵」は、二番目に好きです。一番は…。
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Unknown (文武)
2009-02-27 01:46:09
ふんだろうさん

ゲシュタルト崩壊!!

心理学、人体学って奥が深いですね-!
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Unknown (文武)
2009-02-27 01:51:46
滋賀ナオヤさん

鉱山跡の廃村、大好きです。
置き去りになった歴史になんともいえない悲しみを感じます。

滋賀のその辺り今度探検してみようかな。
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Unknown (文武)
2009-02-27 01:52:40
やまちゃんさん

1番知りたい!!!

今度そっちに行った時に教えて下さいませ。
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