山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

旅が終わり、始まる。

2022-08-08 23:11:25 | 広島

旅の話。

私以上にスケジュールいっぱいのmakotoさんは帰宅したからも仕事が続く。

とにかく、感染には気をつかう。

人混みを避ける、疲れを上手くコントロールする。

なるべくストレスにならないように過ごす。

 

・・・という私たちの旅の鉄則の中で、走行距離や時間やタイムテーブルを考える。

宿の手配は私の腕(カン)にかかる(笑)

 

今回の「追悼歌語り」は企業スポンサーさんがいらっしゃる。

初めての試み。

現地でかかる開催費用は、茨城県の有限会社協同商事さまのスポンサー。

この恩恵については、後に書きます。

 

今回、旅の移動や6日以外にかかる費用は、Gotoで行くはずだった屋久島旅のキャンセルの返金へそくりを使っていいよ〜とmakotoさん。そして残りは二人でワリカン。

旅の前に色々と落ち込んでいた私への気遣いがあって、急なこの旅が実現しました。

で、大当たりした昨夜のホテルの話。

 

窓から京都駅の見える距離。

たまたま見つけたbooking .comの物件で、二人でなんと2930円 + ホテル税200×2人。

どういうこと?

目の錯覚かと思ったし、どこかに落とし穴があるかもと疑った・・・

自負になるけれど、私の旅のプランはアタリが多い。

今回は、急に決まった事で、出発前は深谷の講演の準備もあるし、広島も追悼だから大切にしたいし、確認しないとならない事もたくさんあるので、ホテルを詳しく調べている時間はなかった。

元気もなかったしね。

いつものカンを信じよう。

ここは日本、二人旅だからなんとかなるとチェックインまで考えないことにした。

行きの倉敷駅前も二人で5342円。

清潔でなんの不満もないビジネスホテルの部屋で快適に休めました。

広島は何度か利用しているリーズナブルなホテルの中でも、移動や時間的に効率のよいところを選んだ。

いつもより8月6日価格だったけれど、上層階だったので、ビルの合間から元安川が見える。

 

で、京都の大アタリのホテルの話に戻り・・・

HOTEL M's EST京都駅南

booking. comのシステムはよくわからないけれど、びっくり価格+booking .comが出してくれる負担金がある。

で、2930円。

京都にはホテル税があるのね、だけど二人で400円。

提携駐車場はないけれど、良いタイミングですぐ近くで24時間1200円に停められた。

広い部屋で、掃除も行き届いていてアメニティーに無駄がない。

パナソニックの足のマッサージ機が置いてあって無料、ミネラルウオーターも2本。

シャワーの水圧もバッチリ。

貧幸旅での移動では極楽です。

フロントも丁寧だし、落とし穴はありませんでした。

HOTEL M's EST京都駅南

大好きな埼玉の皆さんのこと、広島での出来事、もちろん歌語りの振り返り、完成のない作品だから、makotoさんと話はつきません。

喋る人、聞く人

役割分担もしっかりしている私たちです。

 

おかげで元気がもどりました。

全日程、私もmakotoさんも体調は良いです!

 

ほらね

やっぱり虹。

歌語りの旅の終わり虹に出会うことがよくある。

今回は暑さも豪雨も避けて旅が出来ました。

移動中は空や雲の観察も面白い

 

・・・と、前方を走る車は・・・

 

 

 

 

 

現実に戻された感じです。

今回の旅でいつも以上に感じたことのひとつに

加害の歴史があります。

取り組んではいますが、怖すぎて集中力は短いし、文献を読み進めるエネルギーが足りません。

戦争を語るなら、被害、加害の両方を学んでこそなのです。

帰宅してからの課題を思い知らされるすれ違いでした。

 

旅の無事に感謝します。

いつも応援してくださる皆さんありがとうございました。

8月6日広島原爆の日 追悼歌語り

有限会社協同商事さま

スポンサーとなっていただきありがとうございました。

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今、HEIWA

2022-08-07 22:56:29 | 広島

人混みを避ける旅は、まるで逃亡者のよう。

昨夜、ホテルの窓から少しだけ見える川辺りの人の流れは途切れる事なく、今朝も資料館の入り口は長蛇の列。

今回は資料館の見学はパスして、makotoさんと別行動で、yoshikoさんと待ち合わせです。

無事、合流。

暑さもしのげて、大勢の人にも合わず、広くて、話の出来る場所。

資料館の地下はいつも無料の特別展示があり、会議室や原爆証言を聞く大きな視聴覚室があります。

ここのロビーはまさにピッタリです。

不思議なくらい、上階の長蛇の列の人は降りてこない。

2時間ほど、あれやこれや・・・yoshikoさんとお昼近くまで話ました。

良い出会いは、今後の人生に潤いが生まれます。

彼女の体験や学びから滲み出る言葉は刺激的であり、私よりはるか展望がきく。

いい時間でした。

早く、マスクなしで気兼ねなく話ができる時がきてほしい。

お昼前に

お昼前にmakotoさんと合流。

公園を歩いた。

何年もおじさんと過ごしたベンチ。

今、おじさんは足も弱くなり出歩かなくなった。

体調に気をつけながらひっそりと元気に暮らしている。

お墓参りさえしんどい。

昨夜のうちに、おじさんの姉さんのお墓に、おじさんの元気な様子を報告し、77年前のあの日への追悼の思いを込めて手を合わせた。

墓石に刻まれる8月6日「原爆死」の文字は何度見てもリアルに迫るものがある。

ワシャワシャとセミのなく公園は私にとって広島の音風景。

ここをもう一度おじさんと歩く時が来るのだろうか・・・

平和公園を抜けながら、あちらこちらで手を合わせ黙祷。

 

高速に乗る前に、ランチにお店に入ると決めた。

なんなん?この↑決意(人混み逃亡者は店には入らない選択が多い)

 

広島に何度も通ううちに、お気に入りの店が増えた。

何日も滞在する時に、一度は尋ねる「えこ贔屓」。

ここのカキフライ定食が美味しい。

が・・・ドーム近くで昼時間、混んでいるにきまっている・・・

絶望的と思いながら、3軒手前のお好み焼き屋さんや広島ラーメンの名物ランチの長者の列を通り過ぎる。

えこ贔屓さんには、二組しかいなかった。

観光客がここで過ごす一度しかないランチに何を食べようかと考えた時、お好み焼きや行列のできるランチを選ぶんだろうね。

えこ贔屓さん、カキフライランチ1200円。

たっぷりのタルタルとレモンで食べるカキフライ、小鉢もたくさんついて、お味噌汁も絶品、丁寧に作ってくださる定食。

おすすめです。

写真がない・・残念。

 

広島一泊の忙しい旅はここまで。

今回の目的は昨夜の追悼歌語り。

報告すべき人には報告を済ませた。

今回は急な旅。

次回は懐かしい皆さんに会いたいです。

 

 

77年前の原爆の火は広島には平和公園近くとNHK前にあります。

今回の旅で初めて知ったのは南方留学生の事。

語らずも、時代背景の知識が増えるのはとても重要です。

これから学ばなくては・・・

 

広島、バイバイ、またね。

今日は京都まで。

旅の疲れは残さず帰宅・・・理想です。

助手席で尻で移動の私は、旅の支度と段取り、手配が役割。

埼玉から広島、そして山梨の往復の運転はmakotoさん。

いつも、ありがとう。

 

今夜の宿。

またまた大当たり。

人混み逃亡者の旅は続きます。

 

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8月6日広島

2022-08-06 14:06:42 | 広島

早朝、倉敷を出て、一路広島へ。

車の中で8時15分を迎えました。

黙祷。

今日の広島はとても人が多いのでスケジュールに気をつけます。

まず、すずめのおじさんに会いに。

数年前から携帯も使われなくなり、世間との付き合いをいっさい持たないおじさん。

あぁ、お元気でした。

少し痩せたかな。

振り返りのお話や、今回の追悼歌語りのお誘いや、近況や・・・広島も感染爆発でおじさんも気にされるだろうから、アパートの屋上で少しだけ話しました。

「毎日あんたの写真に手を合わせとるけぇ」

 

何を言っても、意思を曲げないおじさんはスタジオには来ません。

それも予想通りなので、気持ちが削がれることはありません。

大事な事は、私がちゃんと伝え続けているって事で、お互いにそれで良いのです。

さて、スタジオ入りの時間です。

設営とリハーサル・・時間が迫ります。

追悼の献歌に立ち合ってくださる方の椅子を3つ用意しました。

初めてお会いする3人。

軽井沢の企画が感染症爆発で中止決定となり、30分も立たない間に広島の追悼歌語りが決まりました。

この流れは意図して作れるものでもなく、不思議です。

中止の連絡をするために携帯を手にした時、たまたま何年か前の広島の写真が表示されていて、何を思ったか?何も考えずに、そのまま広島の丸山さんに電話をしました。

私は毎年8月6日に必ずLINEをする方々がいて、そのひとり。

宝石技能士・デザイナーの丸山さん。

とても人気のあるレンタルスタジオの管理もされていて、広島に滞在する時にいつもお世話になっている人。

コール音を聞きながら、はっとひらめき、追悼歌語りを決めました。

といっても、あのスタジオが間際の土曜日、しかも6日に空いているわけない。

空いていました。(ナヌ!?)

献歌の立ち会いのゲストの3人も、軽井沢は中止となり、追悼献歌を広島で・・と連絡をした所、6日は広島に居る可能性があるという奇跡。

まだお会いした事なく、軽井沢で会えないのなら、秋になったら会いに行こうと決めていた方々なんです。

 

 

 

 

 

 

2022年8月6日を一緒に過ごしたご縁、きっと一生忘れないでしょう。

この広いスタジオにはとても素敵なキッチンがあり、しばしTeatime。

 

お土産に焼いてきてくださったじゃがいもパンの美味しいこと!

話はつきません。

この後、テレビの取材を控えていたお二人は、灯籠流しへ

ブルネイからのお客様は再会を約束してホテルまでお送りしました。

私たちも人混みを避け、元安川の下流から灯籠流しに手を合わせました。

77年前の8月6日、この時間の地獄の風景を思いました。

 

灯籠の火も消され、人が引けた平和公園を散歩しました。

こうして笑い合える私の「今」に感謝しながら、世界の「今」を想像しました。

戦争が始まってしまってからでは間に合わない。

以前より近く感じる危うさに、平和を望む多くの声が届きますように。

 

今日をここで過ごせて本当によかった。

平和な1日に感謝を込めて

 

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広島目指して・・

2022-08-05 17:46:03 | 広島

昨夜は撤収後、役員さん数名と振り返りの会をして、心地よい疲れと歌語り後の興奮が混ざり、朝になってもテンションが落ち着かない私です。

歌語りの後に毎回、私の役割、作品の役割を確認します。

言葉は勝手に色々な意味を持ちます。

私の意図しない解釈だってあるわけで・・・

調べられる限りの史実を、最新バージョンにしながら歩んできました。

変わらない時代背景と、複数の証言のある歴史的事実、そこからさらに個人の情報をひとつ見つけるだけでも大変な作業で、出てきた証言は貴重です。

今になり、新しい証言が見つかるのも、ずっと気にかけていないと、キャッチできません。

便利な時代で、思わぬ文献から個人の情報が取れることがあります。

一生、宿題があるんだなぁ・・・

なんて、考えながら、頭の中は「広島 すずめ」に切り替えます。

8月6日広島を目指し、出発です!

 

 高田さんの事務所に「ありがとう」と「行ってきます」のご挨拶。

ご夫婦で送り出してくださいました。
 
 
今日は倉敷まで目指します。
 
申し訳ないことに全行程の運転はmakotoさんです。
 
万歳峠から広島への切り替えと、変更場面の打ち合わせと、しゃべりながらも、昨日の疲れがマックスを迎える午後には、私の記憶がございません。
 
申し訳わけないなぁ・・と思いつつ、6日の追悼歌語りがんばります。
 
 
目が覚めると、夕暮れ。
 
雲がきれいだね〜となったり、何年か前の広島の思い出話になったり、これから出会う方の話や、すずめのおじさんの事・・・
 
初めて迎える広島での8月6日。
 
間違いなく前進しているんだなぁと思います。
 
同時に時間は過ぎていくし、私たちも年齢を重ねていく。
 
限りある人生での取捨選択は必要なことで、これからの目標もしっかり取り組みたいし・・・考えると前向きな気持ちがむくむくと。
 
このところ陥っていた不安症が、深くならずにすみそうに感じられ、このまま乗り越えてしまえたらいいな。
 
 
深谷を出発してからすでに8時間は経っています。
 
今、旅するにあたり、過去2年の中で一番に気をつけています。
 
手っ取り早く、人混みを避けることが一番。
 
SAや食事の場所も考えます。
 
少し神経質なくらいがちょうど良いです。
 
 
倉敷に着いたら、夜ご飯何食べようか・・・
 
人がいないが条件です(笑)
 
なんだか、逃亡者のような移動です。。
 
 
休憩をとりながらも無事に倉敷到着。
 
ありがとう。
 
お疲れさま。
 
makotoさんはとにかくしっかり休むことに。
 
私は24時までと決めて、明日のシミュレーション。
 
明日は3人のゲストのみで、追悼歌語り「広島 すずめ〜あの日からずっとひとりじゃけぇ〜」に立ち会っていただきます。
 
それぞれに専門的な研究や勉強をされているので、初めて参加してくださる歌語りをどう捉えてくださるか・・・この日を広島で過ごす共感が引き寄せ、奇跡の時間を作ってくれましたが、緊張は隠せません。
 
きっと大丈夫。
歌は私の祈りです。
 
77年前の8月6日を感じて
追悼の気持ちと未来を見つめるだけ。
 
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深谷市倫理法人会20周年記念

2022-08-04 23:18:58 | 万歳峠

深谷市倫理法人会20周年記念に歌語り「万歳峠」を体感していただきました。

埼玉県倫理法人会と歌語りとの出会いは2017年、日本橋で、体内記憶の池川先生と「万歳峠」のコラボ企画に参加してくださった一人の女性がきっかけです。

お寺から始まり、埼玉各地で開催してくださり、なんと伝説のさいたまアリーナの元レノンミュージアムでの開催にまで発展。「万歳峠」への共感だけでなく、私の生き方を応援してくださっているのが伝わります。

皆さん気持ちの良い方達ばかり。

基本が経営者の集まりなので、人生経験豊かな皆さんのお話は、立ち話でさえ深いです。

そのさいたまアリーナを企画してくださったのが当時の青年委員長で

今は深谷市倫理法人会の会長さんの高田さん。

普段は寡黙で聞き上手、そして有言実行の高田さん。

大切な節目の会に「万歳峠」を選んでいただきありがとうございました。

スーパーバイザーの清水さん。

この方の話術と話題の引き出しの多さには圧巻です。

学ぶことが大好きで、知識が豊富、おはなしにはいつも引き込まれます。

氷川神社の参道入り口にあるうなぎやさん、かのう屋さんの社長さんです。

何度かお会いしているうちに、冗談もかわせるように。

おもろい方です。

今回の会場は埼玉グランドホテル深谷。

著名な企業の経営者に「万歳峠」・・・

過去に学び、未来を見つめ、今を生きる

 

聞き上手なみなさんの姿勢に、私も明日のことは考えず、叫びます。

清水スーパーバイザーの講演も「過去に学び、未来を見つめ、今を生きる」

私たち二人に同じテーマの課題をいただいています。

過去をさかのぼって学ぶ事で、同じだけ先の未来を想像することが出来る。

77年さかのぼったとして、今から77年先の未来を考えることができるってこと。

未来のために大切なのは「今」。

戦争、当時の教育、先人たちの想い、時代の変化、社会問題、明日のために、未来を想像して

「今を生きる」

戦争で起こっている本当の状況を正しく知ることはできない。

巷には、これだけフェイクだの、陰謀論だの言われる情報が溢れていて、その一つ一つにフォーカスしなくても、わかることはある。

戦争に正義はないってこと。

いとも簡単に人が死ぬことに慣れていく、恐ろしさ。

 

同調圧力の多い日本社会

自分の頭で

自分の心で

自分の意思を確認してみること

活動家にならなくたって、デモに参加しなくたって、政治を上手く語れなくたっていい

大事なことは自分で学ぶこと

今を生きる責任のある私たちが未来へ何を残したいか・・・

「万歳峠」の時代の青年たちの生き様から

それぞれに答えを見つける

自分なりでいいと思う。

歌語りは、

あなたの本当の心に聞いてみたいの。

先人たちが残した「今」を、より生きやすい未来へ残すために何が必要?

あなたの涙は、どこからきたの?

心が動いたそこに、あなたの理想の未来があるのだと思います。

 

「万歳峠」の持つ意味を一緒にひもとく、スタディーコンサートでした。

 

良い聞き手に出会うと、私の伝えるちからも上達します。

アーティストはみんな同じ。

今夜は鳴り止まぬ、暖かな拍手に包まれ、この拍手に恥じぬよう、もっともっとちからをつけるから・・って思います。

役員の皆様

お世話になりました。

機材設営、撤収、最後までお手伝いくださりありがとうございました。

ここで出会った皆さん、楽しみにご連絡をお待ちしています。

 

あっ、みんなの指はピースではなくて、ネーギー(深谷ネギ)のサインです!

 

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