昨夜は撤収後、役員さん数名と振り返りの会をして、心地よい疲れと歌語り後の興奮が混ざり、朝になってもテンションが落ち着かない私です。
歌語りの後に毎回、私の役割、作品の役割を確認します。
言葉は勝手に色々な意味を持ちます。
私の意図しない解釈だってあるわけで・・・
調べられる限りの史実を、最新バージョンにしながら歩んできました。
変わらない時代背景と、複数の証言のある歴史的事実、そこからさらに個人の情報をひとつ見つけるだけでも大変な作業で、出てきた証言は貴重です。
今になり、新しい証言が見つかるのも、ずっと気にかけていないと、キャッチできません。
便利な時代で、思わぬ文献から個人の情報が取れることがあります。
一生、宿題があるんだなぁ・・・
なんて、考えながら、頭の中は「広島 すずめ」に切り替えます。
8月6日広島を目指し、出発です!
高田さんの事務所に「ありがとう」と「行ってきます」のご挨拶。
ご夫婦で送り出してくださいました。
今日は倉敷まで目指します。
申し訳ないことに全行程の運転はmakotoさんです。
万歳峠から広島への切り替えと、変更場面の打ち合わせと、しゃべりながらも、昨日の疲れがマックスを迎える午後には、私の記憶がございません。
申し訳わけないなぁ・・と思いつつ、6日の追悼歌語りがんばります。
目が覚めると、夕暮れ。
雲がきれいだね〜となったり、何年か前の広島の思い出話になったり、これから出会う方の話や、すずめのおじさんの事・・・
初めて迎える広島での8月6日。
間違いなく前進しているんだなぁと思います。
同時に時間は過ぎていくし、私たちも年齢を重ねていく。
限りある人生での取捨選択は必要なことで、これからの目標もしっかり取り組みたいし・・・考えると前向きな気持ちがむくむくと。
このところ陥っていた不安症が、深くならずにすみそうに感じられ、このまま乗り越えてしまえたらいいな。
深谷を出発してからすでに8時間は経っています。
今、旅するにあたり、過去2年の中で一番に気をつけています。
手っ取り早く、人混みを避けることが一番。
SAや食事の場所も考えます。
少し神経質なくらいがちょうど良いです。
倉敷に着いたら、夜ご飯何食べようか・・・
人がいないが条件です(笑)
なんだか、逃亡者のような移動です。。
休憩をとりながらも無事に倉敷到着。
ありがとう。
お疲れさま。
makotoさんはとにかくしっかり休むことに。
私は24時までと決めて、明日のシミュレーション。
明日は3人のゲストのみで、追悼歌語り「広島 すずめ〜あの日からずっとひとりじゃけぇ〜」に立ち会っていただきます。
それぞれに専門的な研究や勉強をされているので、初めて参加してくださる歌語りをどう捉えてくださるか・・・この日を広島で過ごす共感が引き寄せ、奇跡の時間を作ってくれましたが、緊張は隠せません。
きっと大丈夫。
歌は私の祈りです。
77年前の8月6日を感じて
追悼の気持ちと未来を見つめるだけ。