山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

旅と出会い

2015-12-02 23:34:00 | ここで愛ましょう
京都駅に降り立ち、まず思ったこと。
・・・寒い。

今回の旅の目的は比叡山ではないのですよ。
京都駅に降り立ち、約束先の調整待ちのメールがその時点で受信出来ず、さてどうしようか・・・
右のホームの電車は目的地へ、左のホームの電車は比叡山という場面で、勢いで左ホームの比叡山行きの電車へ乗ってしまったのです。
時間調整の軽い観光のつもりで。

比叡山は時間調整でお参りできる場所ではありませんでした、当然。
日本一長いケーブル、坂本ケーブルは京都から電車バスを乗り継ぐのですが、トントンと進み、紅葉の終わった比叡山は人もまばら。同じ時間に到着するとそれなりに同じルートを歩くことになります。
山一つが信仰の対象ですので、チョイスによりますが。


案内図を見ても、あまりよくわからないので、気配のある方向へ。

歩く、歩くあるく・・・歩く。
東から西へ・・・登り、下り、登り・・・

16時が閉山なので時計を見ながら、東から西本宮を全部回ったらもう山頂へは行けません。
また次回に、と思い帰りはロープウェイまでバスにしました。

山の中のバス停、案内がわかりにくい。
・・・と、参拝中にすれ違った言葉の違うお国の方々が、寒い中を不安げに集っておられました。

代表の日本語のわかる男性がこの先のことを聞いてきました。
台湾の12人のグループ旅行のみなさんです。
そこからはじまる珍道中。

うっかり下山バスの乗り越しをしてしまったのに、人のよい運転手さんのおかげで追加料金なしで、全員をもとの場所まで乗せて頂いたり、彼らのJR駅までの道案内や、回数券と団体料金の違いなど不明な料金の説明をしたり、振り向けば12人の台湾の方々の先頭をあるいておりました。

片言の日本語と片言の英語を使いながら、旅の話やお国の話をしながら下山しました。
その合間にひとりの日本人のおじいさんを比叡山山頂のロープウェイバスまで案内。

夕刻の比叡山に「はるみ~」の声が響き渡ります。

お別れの駅では全員並び
「今日のわたしたちのラッキースターは、はるみです。しぇい、しぇい、ありがとう!」

こちらこそしぇいしぇい・・・

朝の新幹線はオランダからいらしたご婦人とそして比叡山では台湾のみなさんと過ごし・・・私ももっともっと旅がしたくなりました。

なぜか比叡山でしたが、縁あって比叡山ですね。
旅での出会いは面白いです。

バスの運転手さんありがとう。
今日出会ったみなさん、ありがとう。



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歌が生まれる時

2015-12-02 22:34:00 | ここで愛ましょう
昨夜は親族一同集まり、母さんの仏壇の前でご挨拶。
写真の母さんも嬉しそう。

子どもたちもみんな大きくなって部屋が狭い。
中3から社会人まで。
話の内容も大人になって、何気ない雑談でさえ成長がうかがえ、何か・・・ウルウルくる。
すべてうまくいっているわけではないけれど、健康でそれぞれの課題に向き合っているってことがいい。


正式になったからもう書けるけれど・・・
この春に町内の中学校が統合される。
もともと3つの町がひとつになったのだから、町内といっても広い。
まだ不安要素はあるものの、統合は決定です。

そして・・・3月、それぞれが閉校。

4月からは、新身延中学校ひとつになり、あたらしい歴史がはじまります。
今ある身延中学校も閉校します。


その大切な節目に、身延中学校閉校式典コンサートを担当させていただくことになりました。
お話をいただいた時から、常に頭の中に「その時」があります。

母校でもある身延中学校。
とても光栄、そして重大な責任。

校長先生の思いや今の生徒の気持ち。
先生方の気持ち。
ここを卒業したみんなの気持ち。
地域のみなさんの気持ち。
新しく通ってくる生徒の気持ち。


言葉に託しましょう。
歌に託しましょう。

大切なその時を歴史を残しましょう。

時折、明かりが灯るようになった学校のプラネタリウム。
今はドームのみで、機材はありません。
校長先生が灯をつけてくださって、生徒会室として使っているんだって。
子どもたちが校長先生を大好きなわけだよね。

その灯にはじめて気がついた時、懐かしさが込み上げてきました。
そうそう、この感覚。。

こうやって歌が生まれます。




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