星野道夫さんにあらためて会った気がしました。
「音」の作業に八ヶ岳にむかい、少しの時間でしたが前から気になっていたふれあいセンターでの「星野道夫」写真展へ。
職員でいらっしゃるSさんが穏やかな笑顔で迎えてくれました。
以前、友人からプレゼントしてもらった図録を見て得た大きな感動と彼を知る人達からのはなしで、あたしの中の星野道夫さんは勝手に出来上がっていました。
ところが、当然!もっとリアル!
大きな写真の前に立つと、彼の声が聞こえてくるようでした。
写真の中から彼の「言葉」が目にきこえるのです。
彼が選んだ言葉たちはその空気を伝え、温度を伝え、畏敬に満ちた自然界の「生」を伝え、彼自身の生き様を語りかけてきます。
彼の生きてきた事実がそこにあり、もっと知っていきたいと思いました。
あたしと写真との出会いは昨年。
その写真からは「音」が聞こえてきました。
そして、写っているものの奥にあるメッセージを一枚の紙から感じるおもしろさと奥深さを知りました。
写真が美しいものを捕らえ、コピーするのではないという実感。
同じ空気を感じているような、作家との共感を得るしあわせ。
写真の力を知り驚き、あたしの言葉が音を感じ「歌」になっていく喜びを覚えました。
その後にうかがった「音」の現場も味がありましたよ・・・。
今日一日に感謝です。