乱鳥の書きなぐり

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和本 『阿旬殿兵衛実実記』(あしゅんでんべいじつじつにっき)巻一、巻二、巻三  滝沢馬琴 歌川豊広 1857年 

2018年08月09日 | 読書全般(古典など以外の一般書)
 
 『阿旬殿兵衛実実記』

    


 『阿旬殿兵衛実実記』(あしゅんでんべいじつじつにっき)

  滝沢馬琴(1767-1848) (タキザワ, バキン)
  歌川豊広(1773-1828) (ウタガワ, トヨヒロ) → 歌川先酔画

  1857年  (文化5(1808)刊の補刻)
  12冊 ; 23cm

  別書名
    阿旬殿兵衛実実記
    曲亭新編實實記
    曲亭稗説旬殿實實記

    見返しに「岡田群玉堂」
    和装, 袋綴じ


     

 図書館で、和綴じの『阿旬殿兵衛実実記』 巻一、巻二、巻三をを読む。

 参考撫でに巻十二(最後)も拝見させていただいた。

 巻一は漢文が少々長く、辞書で調べつつ読んだので相当時間がかかった。

 巻二は大変短く ページにして十二丁ウまで

 巻三は大変興味深い面白い内容。笑いを堪えつつ、周りを気にしつつ読んでいた。


 巻一、巻二、巻三を読み終えたところでちょうど夕方の五時。

 主婦の私は慌てて家に帰り夕食の用意をした。

 佐保川のほとりを歩き、電車を乗り継いでの帰宅なので、家に着いたのは六時半を回っていた。


『阿旬殿兵衛実実記』は全部で12巻

 後の九巻きが気にかかる。

 図書館でこのような素晴らしい本を実際に手にとって楽しめることに喜びを感じた。 
 
     

 漢文での序文、長し。

 

 巻一
   心猿第一 猿公し興二郎(さるまわしようじろう)

  う連しくも そ能
     人う春に 流れ来て
    あとをたつぬる
      ほり河 八水   野宮左大臣

  うれしくも その
     人うすに 流れ来て
    あとをたつぬ留
      ほり河 八水   野宮左大臣


  巻一で興味深かったこと

    歌ゑ 門
    仮名手本忠臣蔵     定九郎  一巻0四ウ
    白拍子を妾とし            十三ウ
    心猿第二 猿田彦           二十四オ

 

 巻二

    心猿第二 猿腰掛(サルノコシカケ)


  巻二で興味深かったこと

    絵には大津絵 鬼の掛け軸
    祈願、呪い、呪術

 

 巻三

    心猿第二 猿(すべ 漢字)落(サルスベリ)


    第3巻は非常に面白く、笑いをこらえるのに苦労した。

    まず初めに、花魁など商売女の話

    
    女子(おなご)は二十歳(はたち)にして簪(かんざし)。男子(をのこ)は三十歳(みそち)にして室(つま)あれ。
                  巻三 三ウ

    愛に窓ひて愛を失ひ     巻三 五オ


  巻三で興味深かったこと

    和琴(やまとごと)
    菖蒲酒

 

 多くのメモを取っていたが、ここでは省略させていただきます。

  

 

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』 八巻八冊 絵師:歌川豊広 巻之一 自叙 (3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』 八巻八冊 絵師:歌川豊広 巻之一 東都 曲亭馬琴編次(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二  さすらひの巻 弐   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二  みさほのまき 三   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)



    

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