乱鳥の書きなぐり

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『壬生狂言 解説』 壬生大念仏講  講長 松浦俊海  橋本印刷(中京区壬生)

2023年01月24日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

フィールズ・アーバードの民家にて 笛を吹くおじいさん

 

 

『壬生狂言 解説』 壬生大念仏講  講長 松浦俊海  橋本印刷(中京区壬生)

   

 

壬生狂言 解説

壬生大念仏講

講長 松浦俊海

橋本印刷(中京区壬生)

27ページ

300〜500円以内(壬生寺にて)

 

壬生狂言について

羅生門など、30演目を簡単に解説

 

 

 子供の頃なんども見た壬生狂言。

 昨今、あの

    どんがらガラガラ、、、、、

で演じられる崩落わりは建物の構造が変わり意気消沈気味ではあるが、この季節になるとなんとなく壬生寺へ行きたくなる私がいる。

 子供の頃意味もわからず単に面白いと云うだけで漠然と見ていた壬生狂言。

 しかしこの経験が中学で能楽、高校で歌舞伎を見ると云う行動に走らせるきっかけとなったのは確かである。

 また、京都市内と云うあまり表立って面白みのある風習があるとも言えない中で育った私にとって、多少なりとも民俗学の興味が持てるきっかけとなったこともあるのではないかと考えている。

 

 久しぶりに、この小さな壬生狂言の解説本を手に取り、読んでみた。

 京都の大学に通っていた子供が、私の書斎の机上にある本書をみて、

「壬生狂言や〜。」

と嬉しそうにつぶやいていた。

「おいおい!そこは、吉田(節分)でしょうよ。」

と、突っ込む私。

 実に平和である、、、

 

 

 みなさま

 拙ブログにご来場くださいまして、ありがとうございます。

 

 

吉田神社 節分祭の主な祭事
2月 2日       節分前日祭        本宮・大元宮
            疫神祭          大元宮中門
            追儺式(鬼やらい神事)  本宮前 舞殿

   3日       節分当日祭        本宮・大元宮
            火炉祭          本宮前 火炉
      2・3日の両日には約800店の露店が立ち並びます 

   4日       節分後日祭        本宮・大元宮
        節分3日間 大元宮内院特別参拝 

 

壬生狂言の年間定例公開

(春・秋・節分の3回、延べ12日間)

  • 春の大念佛会

    4月29日~5月5日の7日間
    午後1時~5時30分(5月5日のみ夜の部もあり:午後6時から10時)
    鑑賞料:大人1,000円 / 中学・高校生500円
    当日券で自由席のみです。予約、指定席はありません。

  • 秋の特別公開

    10月の連休(体育の日を含む)の3日間
    午後1時~5時30分
    鑑賞料:大人1,000円 / 中学・高校生500円
    当日券で自由席のみです。予約、指定席はありません。

  • 節分の公開

    2月の節分の前日と当日の2日間
    午後5時~8時、毎時0分開演
    壬生狂言30番のうち「節分」のみを4回上演します。
    鑑賞料:無料

 

 

 

 

  絵巻物『大黒舞絵巻 鎌倉英勝寺所蔵』奈良絵巻「大黒舞」(影印 木村千鶴子・八木意知男 解説)
  ▼ 大黒舞絵巻 鎌倉英勝寺所蔵 勉誠出版
 
        
 
 
 
 
『仮名草子 大悦物語』『大黒舞絵巻』を踏まえて考えると、ベースの類似が多く、狂言『節分』が非常にスムーズに受け入れられる。

 美しい着物と願いが叶う打出の小槌を手に入れた女房(壬生狂言では後家)の まさしく「鬼は外、福は内」なのである


『壬生狂言の魅力』『狂言集』(岩波)解説

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