乱鳥の書きなぐり

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映画『陽のあたる場所 A Place in the Sun』 4.9★/5 1951年 監督:ジョージ・スティーヴンス モンゴメリー・クリフト  エリザベス・テイラー  シェリー・ウィンタース

2023年05月05日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

  映画『陽のあたる場所 A Place in the Sun』 4.9★/5 1951年 監督:ジョージ・スティーヴンス モンゴメリー・クリフト  エリザベス・テイラー  シェリー・ウィンタース

 

 

 映画『陽のあたる場所 A Place in the Sun』をみたが、エリザベス・テイラーが実に美しかった。

 

 貧困、不幸な生い立ちの上の、ささやかな幸福。そして眩いばかりの幸福。

 この状況下で、誰が彼を責められようか、いや、責めることはできない。

 

 彼をダメなやつと片付けるのは簡単だが、あまりにも凄まじい貧富の差を考慮するならば、ささやかな幸せ、そして、大きな身の丈に合わぬ幸せを思い描いたとて、なんら彼を責めることはできない。

 なぜなら、ささやかな幸せをお荷物のようには感じたが、実際には彼は犯罪の手を下さなかったのであるから。

 

 しかし、悲劇は怒った。

 残酷なまでの事の成り行きは、彼に有罪というなの牙をむいた。

 

 最後に、美しき女は、彼に姿を見せる。

 彼は、彼女との思い出を胸に、死刑台に向かう。

 

 これ以上の悲劇はない。

 しかし、貧困で不幸な生い立ちに嘆き彼にとって、この上ない不幸であったのか?

 いや、そうとも言い切れない。

 なぜなら、夢を見ることもできない彼が、いっときにこの上なき幸せ感を味合うことができたのだから。

 そして彼は、こういった形で、永遠の愛を手にすることができた。

 

 この映画は好きです^^

 

 

 

 みなさま

 拙ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

 

 

 

 

 以下は、ウィキペディアより

    ▼

『陽のあたる場所』(ひのあたるばしょ、A Place in the Sun)

 1951年のアメリカ合衆国のドラマ映画。

 監督はジョージ・スティーヴンス、

 出演はモンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタースなど。

 1931年にジョセフ・フォン・スタンバーグ監督によって映画化(英語版)されたセオドア・ドライサーの1925年の小説『アメリカの悲劇(英語版)』の再映画化である。

 製作開始は1949年。

 

 ジョージ・イーストマンは母子2人きりの貧しい家に育ち、ホテルでボーイをしていたが、水着製造工場を経営している伯父のチャールズ・イーストマンに会い、彼の工場に職を得る。

 伯父の家で社交界の花アンジェラ・ヴィカースに会い、心を惹かれるが、身分違いの遠い存在に思う。

 同じ職場にいたアリス・トリップは身よりのない娘で、映画館でふと隣合わせになり、女性の多い職場で社員の交際が禁じられていたにもかかわらず、2人の仲は急に深まる。伯父の家のパーティに招かれ昇進の機会を与えられたジョージは、アンジェラと再会して親しくなると彼女に「会った時から好きだった、もしかしたら会う前から好きだった」(I love you. I've loved you since the first moment I saw you. I guess maybe I've even loved you before I saw you.)と告白する。

 彼女もまたジョージの純真さに惹かれる。その日はジョージの誕生日で、アリスはささやかな祝宴の準備をして待っていたが、遅刻してアイスクリームが溶けてしまう。

 ジョージは妊娠した彼女に堕胎をすすめるが、医者は引き受けてくれなかった。アンジェラとジョージは夏を別荘でともに過ごす仲になり、アンジェラの両親も2人の仲を認めるようになる。

 アリスからの電話があり、ジョージは母の急病と偽って別荘を出る。

 アリスは結婚を迫り、承諾しなければ自分との間を公にすると脅す。

 ジョージは仕方なく、アリスと結婚の手続きをするために裁判所に向かうが、労働者の日で窓口が閉まっていた。

 するとジョージはアンジェラとの結婚の妨げになるアリスを溺死させようと、彼女を湖に誘う。

 ところが、アリスのひたむきな愛情を知り、彼女を溺死させる気持ちを失う。

 アリスは逆に恐怖にかられ、ボートの上で立ち上がったため、ボートが転覆、アリスは溺死する。

 ジョージは裁判にかけられ、殺意のあったことを認めたが、犯行は否定する。

 しかし、裁判では有罪とされ、死刑が宣告される。

 収監されているジョージを訪ねた母と牧師は、ジョージが実際に殺人を犯したか否かにかかわらず、アリスの死を望んだジョージの心に罪があるとして死刑を受け入れるように諭す。

 ジョージはそれを受け入れる。

 死刑を前にアンジェラがジョージを訪ねる。

 生涯ジョージを愛すると言うアンジェラにジョージは自分が死んだら忘れるように言う。

 そして死刑執行の日、アンジェラとのキスを思い出しながらジョージは死刑台に向かう。

 

監督 ジョージ・スティーヴンス
脚本 マイケル・ウィルソン
ハリー・ブラウン英語版
原作 セオドア・ドライサー
アメリカの悲劇英語版
製作 ジョージ・スティーヴンス
出演者 モンゴメリー・クリフト
エリザベス・テイラー
シェリー・ウィンタース
音楽 フランツ・ワックスマン
撮影 ウィリアム・C・メラー英語版
編集 ウィリアム・ホーンベック英語版
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1951年8月14日(ロサンゼルス、プレミア上映)
日本の旗 1952年9月24日
上映時間 122分
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