乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

イラン  (イランの暮らしがわかる アジア読本) 上岡弘二 編  河出書房新社

2007年07月08日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真はイランの菓子の『ギャズ』 

 イランの菓子や茶具などには、イランの男性写真(多分会社の社長?)が印刷されたものが多い。この箱の中には、ギャズの写真が印刷されている。

日本人の口にはなかなか合いづらいという。わが家全員は子の菓子の香りと味が好き。中にはピスタチオがいっぱい。どこかヌガーのような口ざわりで、懐かしい感じがする。変わったギャズでは、茶色いチョコレート味といったものもあるが、ギャズ本来の香りは感じにくい。

 菓子箱の下にひいた布は、以前にも紹介させていただいた エスファハーンの工芸品。小さな型に染絵の具をつけて、少しずつたたいて押していく。根気の要る作業で、まさに 職人芸といえる。)

 

 

記録だけ 2007年度 68冊目                 

 

 イランの暮らしがわかる アジア読本

      イラン

                                            

 上岡 弘二 編

 河出書房新社

 アジア読本シリーズ

 2001年4月20日    

 319ページ 2000円+税  

 

 七月八日。河出書房新社のアジア読本シリーズ、『イラン』を読む。

 参考になる部分が多い。

 食べ物の話は、口にしたい物も多くあった。

 行きたいところも多い。

 イランを楽しむコツがつかめた。

 家族から聞いているイランがの距離が、一層近くなった気がする。

 

 イランは遺跡やバザールのイメージが強いが、シーラーズでは『ナーランジェスチャーン』か『エラムの園』の方にも、ゆっくり立ち寄ってみたい。

 もし エスファハーンで『鳩の塔』を見つければもうわかるぞ・・・と嬉しくなる。

 遺跡の話は思いの他少なかったのは、とても残念。

 家族から聞いていた話と重複するが、『ジュータンの買い方ならまかしておけ』といった位に、詳しく書かれていた。

 ジュータンの染色や織り方なども少し触れられており、読んでいて楽しい。

 わが家には相当数のペルシャジュータンはあるものの、この本のジュータンの記述部分において、内心、これは使えるぞ!と、嬉々とした私である。

 

 


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8 コメント

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珍しいですね (綾子)
2007-07-08 20:18:02
こんばんは、乱鳥さん。
写真のお菓子は、イランのものですか?中央のお菓子の写真は、おいしそうですね。
私は以前に、トルコには行きました。しかし、イランには行ったことは無いのです。
ピスタチオと書いておられますが、イランもトルコのように、ナッツが多いのでしょうか?
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イラン (やまとなでしこあん)
2007-07-09 00:35:32
お家の方はイランに何度もいかれてるのですか?
生のお話はドキドキしそう!!

写真の布は日本なら江戸小紋というところでしょうか。細かい技術のお仕事大好きです。
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こんばんは~綾子さん (乱鳥から綾子様へ)
2007-07-09 01:13:51
イランの有名なお菓子です。他にも色々なお菓子がありますが、ひよこ豆のクッキーなんかは、日本人の方も好きかもしれません。
イランも取る子のようにナッツ類が豊富ですよ。
他には甘くないヨーグルトとか・・・
乾燥果実もトルコと同じように、多いですよ。
ただ、お食事制限は、イランの方が多いようです・・・
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こんばんは~やまとなでしこあんさん (乱鳥からやまとなでしこあん様へ)
2007-07-09 01:27:35
年に何度か行っているようです。
いないと書斎が静まり返っていて、寂しいものです

職人さんたちの細やかで本気の技術って、生活に密着していて、素敵ですね。
土ものにしても、糸偏にしても素晴らしいなと思います。

そういうと、以前やまとなでしこあんさんが絵付けされた友禅。とても素敵でしたね。






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また行きます。 (やまとなでしこ)
2007-07-09 07:51:59
褒めてくださってありがとうございます。

型を選べばいいので、後は色を選び、濃さを調節するくらいです。仕上げはしてもらえます。

きれいな型がたくさんあるので楽しみです。
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おはようございます~やまとなでしこあんさん (乱鳥からやまとなでしこあん様へ)
2007-07-10 07:10:52
まぁ、すてき。
ぼかしとか色付けは楽しいでしょうね。
是非拝見させていただきたいです・・・


私は幼い頃、親しい人に 友禅やろうけつや絞りをさせていただいたことがあります。
独特の絵皿に入れられた美しい絵の具を筆で色付けていくのは楽しいものですね。
二つに分かれた筆洗葉使う順番が決まっている・・・
伸子で反物を伸ばして、墨の上ににかざして絵を描くのはむずかしいけれど、大人になった気分でした。
幼稚園や小学校低学年のことで、とても懐かしい思い出です。
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おはようございます (やまとなでしこあん)
2007-07-11 08:10:50
専門の道具というものはいいものですね。

この歳になるとそういったものには、魂がはいっていると思われるようになりました。

時には繊細に、時には大胆に。

しつこくなく、それでいて物足りなくなく。

淡々と織っていく織物の世界ともまた違いますね。

手仕事の世界大好きです。
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職人さんの魂 (やまとなでしこあんさんへ)
2007-07-11 21:36:58
道具も出来上がりも、心地が良いですね。
職人さんの魂を感じます。

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