乱鳥の書きなぐり

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映画『東京フィスト』 4,3★/5 1995年 監督・脚本・プロデューサー・撮影・照明・編集 - 塚本晋也

2022年02月03日 | 映画

アーブギーネ博物館 (イラン)

 

 

 

   映画『東京フィスト』 4,3★/5 1995年 監督・脚本・プロデューサー・撮影・照明・編集 - 塚本晋也

 

 

 

 映画『東京フィスト』を見た。

 私はボクシングが少し苦手なので、距離を置いて見たが、ボクシングに出ていた役者はボクシング選手の塚本晋也氏の実の兄弟だという。

 顔の腫れなどが尋常でなく、リアルに感じ、怖かった、、、

 

 男ふらり、女一人の三角関係に発展するが、男も、女も、爆寝具が進むとともに自傷行為が加速される。

 女はピアスを自分であ京葉亜ほど大きなピアスをぶら下げる。

 その後、タトゥーを入れ、乳房にピアス(?)を入れ、身体中にてつ棒を通し痛みを伴い、これが一種の二人に対する愛情であり懺悔の様に感じているのではないかと感じる。

 

 また男は、ボクシングをはじめ打ちのめされ、それでも練習に励む。

 痛みを伴うことが女への愛情であるかの様に。

 男は壁に頭を打つつけ自傷行為を繰り返す。

 そんな男を見た女は、男をパンチで落ちのめす。

 

 屈折したストレートでない、何がしらのわだかまりのある愛情。

 単純にある程度ひらひらと阿呆の様に生きてきた私には、こういった自傷行為や屈折した愛情表現や受け止め方はあまり理解できなかったのが残念である。

 いい映画であることは直感直で感じるのに、私にはそれを感じ取る力がなかったというのが事実であろう。

 今一度、見てみたい映画の一つである。

 

『クリムゾンキングの宮殿』のジャケットの様な色使いのシーンがあった。

 塚本晋也氏は前回見た作品の、ブライアン・ワイルドスミスや『クリムゾンキングの宮殿』のジャケットの様な色彩をここというとことに起用したり、わざと普通の調べを不協和音に置き換えて効果を高める名人であると感じる。

 

 引き続き、塚本晋也氏の作品は注目したい。

 

 今回も見たという簡単な記録だけで失礼致します。

 

 

 

 

『TOKYO FIST』(トウキョウフィスト)は、1995年に公開された日本映画。監督は塚本晋也。

 東京国際ファンタスティック映画祭、バンクーバー国際映画祭出品作品。

 塚本晋也が『鉄男』から描いてきた「都市と肉体」をさらに掘り下げ、壮絶な三角関係を描いている。 

  塚本の実弟で元プロボクサーの塚本耕司が主人公のライバルであるボクサー役で出演し、本作で第69回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞。

 作品としてもキネマ旬報ベスト・テン第10位に輝いている。

 

以下、ウィキペディア

 

映画『鉄男 TETSUO』 4,3★/5  1989  67分  監督・脚本 塚本晋也  田口トモロヲ 不二稿京 叶岡伸 石橋蓮司 塚本晋也 六平直政 他

映画『鉄男 II BODY HAMMER』2,6★/5 1992年 82分 監督・脚本 塚本晋也 出演者 田口トモロヲ 塚本晋也 叶岡伸 金守珍 手塚秀彰 浅田修生他

映画『野火』 2015年 5,0★/5 監督・脚本・編集・撮影・製作:塚本晋也   塚本晋也 リリー・フランキー 中村達也 永松 森優作  他

映画『HAZE ヘイズ』4,7★/5  2005年 プロデューサー・製作・監督・脚本・撮影監督・美術監督・編集:塚本晋也   塚本晋也 藤井かほり 他

映画『ヴィタール』 4,1★/5  2004年 監督、脚本:塚本晋也  浅野忠信 柄本奈美 KIKI 岸部一徳 國村隼 串田和美 りりィ 他

映画『電柱小僧の冒険』 3,7★/5 1988年 監督・制作・脚本・撮影:塚本晋也   塚本晋也、仙波成明、叶岡 伸、藤原 京、タグチトモロヲ 他

映画『東京フィスト』 4,3★/5 1995年 監督・脚本・プロデューサー・撮影・照明・編集 - 塚本晋也

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