乱鳥の書きなぐり

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映画『ヴィタール』 4,1★/5  2004年 監督、脚本:塚本晋也  浅野忠信 柄本奈美 KIKI 岸部一徳 國村隼 串田和美 りりィ 他

2022-02-03 | 映画

シューシュータール ササン朝の橋

 

 

 映画『ヴィタール』 4,1★/5  2004年 監督、脚本:塚本晋也  浅野忠信 柄本奈美 KIKI 岸部一徳 國村隼 串田和美 りりィ 他

 

 

 塚本晋也監督及び脚本の映画『ヴィタール』をみました。

 宗教には無関係な本作品。だが、新興宗教入信者のような無表情な趣で始終独特の表情を醸し出していた髪の長い浅野忠信は、この役に合っていた。

 また、塚本作品は毎回印象的な女性の「目」を描くが、今回は、二人。

 美しい女性を得体の知れない魔物のような抽象的かつ具象的捉え方で描くのがうまい。

 

 この映画も、まずは油と泡を使い、マーブル状の流動的感覚場面から始められた。

 そしてマーブル状の流しえ(?)をも表現し、人間の細胞の動くを鮮やかに表現されるところから始まった。

 

 あらすじはあえて書きませんが、筋書きそのものにも関心した。

 本映画の様な、必然とも取れる偶然が思い浮かべられる塚本晋也氏の頭の中を、それこそ細胞の波に乗ってみてみたいとさえがんじた。

 

 印象深い場面は

  無表情で解剖にのめり込む浅野忠信

  浅野忠信の、二回、一回。合計三回の「あっ!」

  解剖デッサンの巧みさ

  浅野忠信と柄本奈美が事を終え、ベッドカバーで体を巻き二人方を寄せ座っていた場面が、ベッドカバーの模様で、クリムトの絵画を思い浮かばせた。

  柄本奈美の、ダンスで演じた鋭角な三角の毛振り

  柄本奈美の、「私、本当は死にたくないのよ(要約)」

  医学実習生(女性)の 「目」

  終わりに近い頃の1970年代に流行たユーライア・ヒープ風(ユーライアヒープでは無い)のハードロック(オリジナルかも知れない)

  自然の美しさ

 

 以上の場面が、私は印象深かった。

 今回も見たという簡単な記録だけで失礼致します。

 

 

  

監督 塚本晋也

脚本 塚本晋也

主題歌/挿入歌 Cocco

出演者 浅野忠信 柄本奈美 KIKI 岸部一徳 國村隼 串田和美 りりィ 木野花 利重剛 他 

 

 

 

映画『鉄男 TETSUO』 4,3★/5  1989  67分  監督・脚本 塚本晋也  田口トモロヲ 不二稿京 叶岡伸 石橋蓮司 塚本晋也 六平直政 他

映画『鉄男 II BODY HAMMER』2,6★/5 1992年 82分 監督・脚本 塚本晋也 出演者 田口トモロヲ 塚本晋也 叶岡伸 金守珍 手塚秀彰 浅田修生他

映画『野火』 2015年 5,0★/5 監督・脚本・編集・撮影・製作:塚本晋也   塚本晋也 リリー・フランキー 中村達也 永松 森優作  他

映画『HAZE ヘイズ』4,7★/5  2005年 プロデューサー・製作・監督・脚本・撮影監督・美術監督・編集:塚本晋也   塚本晋也 藤井かほり 他

映画『ヴィタール』 4,1★/5  2004年 監督、脚本:塚本晋也  浅野忠信 柄本奈美 KIKI 岸部一徳 國村隼 串田和美 りりィ 他

 

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