乱鳥の書きなぐり

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萩大名(狂言)/土舞台顕彰記念/第27回篝能

2006年10月23日 | 能楽・狂言

 

萩大名(狂言)

       土舞台顕彰記念/第27回篝能

 

 『七重八重九重とこそ思いしに

      十重咲きほこる萩の花かな』

 

 小笠原 匡    中本 義幸

            山本 豪一

                      谷口 尚功

 

 萩大名は都の生活に退屈、太郎冠者に面白いことはないかと問う。

 それを受けて、下京(京都)に萩が見事に咲いた庭があると言う。

 

 さっそく見に行こうと 大名。

 庭を見ると和歌を詠むよう要求されると 太郎冠者。

 

 太郎冠者は大名に、扇やふくらはぎを使って歌を教える。

 

 『七重八重九重とこそ思いしに

      十重咲きほこる萩の花かな』

 

 いよいよ萩咲き誇る庭。

 庭の主に、庭石などを褒めようとするのですが、庭石は火打ち石にちょうどよいと口を滑らすが、太郎冠者に助けられる。

 

 そして萩を見て和歌を詠むことになるのですが・・・・・・

 扇を開くと、「七本八本、九本・・・」ことごとく恥をかく。

 太郎冠者は自分のふくらはぎと鼻を指しますが、途中で恥ずかしくなって逃げ帰ってしまうという、とても有名な狂言。

 

 この『萩大名』は以前にも二、三度は観たことがありますが、演じ手によって色々特徴があるようでしょうか・・・

 

 あまりくわしくは知りませんが、最も狂言らしい台詞に言い回しだったのは私が見た中では茂山流だったかもしれません。

 そのほか表情が豊かだったり、仕草を大きめに演じる場合もあるようです。

 

『狂言は能と能との間に演じられ、パントマイムの要素を含んでいる』と 京都観世会館で中学の頃 鑑賞授業で教えていただいたことを憶えています。

 

 ゆえに狂言はとてもわかりやすいものですが、中でも今回観た『萩大名』は仕草が大きめで、万人にわかりやすい。

 

 また狂言師が会場の雰囲気を読みこんで、にこやかに笑いながら観客との精神的な対話型のように気分よく演じられており、気持ちが良い。

 

 どちらかと言うと今回の萩大名はカブキの『松羽目物(まつばめもの)』に少し似た逆輸入のような感覚で、これはこれで妙に親近感を覚えてしまいました。

 

 

 

 最後に……

 

 能・狂言の鑑賞暦が浅いため、間違いや失礼が多々あると思われますが、お許しください。

 能・狂言について 知らないことばかりで、多分かなり間違ったとんちんかんなことを書いているのではないかと感じてはいるのですが……私の場合今のところここまでしか理解できておりません。

 後日読み返して 多分恥ずかしい思いをするのではないかと感じています……

 忘れない為に記録をつけるつもりで書き込んでおりますが、間違い、お気づきの点がございますればお教えいただけましたたなら 幸いです。

 どうぞ宜しくお願いいたします。


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