乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

61;『妖怪萬画』 (第1巻 妖怪たちの競演編) 和田京子 (著) 青玄社 2012年

2013-08-24 | 古典全般(奈良〜江戸時代)


 
 白:はじっかき    赤:馬鹿(うましか)



 61;『妖怪萬画』 (第1巻 妖怪たちの競演編)

 

 

 

  (第1巻 妖怪たちの競演編)
 Yokai Manga Volume 1 : Parade of Monstrous Creatures

 和田京子 (著)
 1500円+税
 2012年

 青玄社 公式HPより引用▼

なぜ、怖いはずの妖怪が、かくも愛嬌たっぷりに描かれたのか?
日本美術史の最後の砦、妖怪画のなぞを解く。

その大衆性や、戯画的、あるいは風刺的表現が見られることから、これまで美術史のなかでなかなかテーマとしてとりあげられることがなかった「妖怪画」。ところが、日本では古くから子供から大人までが親しんできた裾野の広い分野であり、自然信仰や各地域の伝承といった日本固有の土着文化や宗教と密接に関わる重要な主題でもある。本企画は、美術史のなかで本流としては語られてこなかった「妖怪画」の系譜をあらためて見直すことで、日本美術の持っているある笑いや遊びといった特徴的な側面を再考の契機となる。

平安時代から明治初期にかけて描かれた妖怪画(絵巻物)を豊富に掲載し、その大衆性や戯画的表現から、これまで美術史においてはほとんど試みられることのなかった妖怪画の祖型をたどり、その系譜を読み解く。

序文:辻惟雄
収録作品:『百鬼夜行絵巻(松井文庫)』/鳥山石燕『画図百鬼夜行』/吉光
『百鬼ノ図』/『化物尽絵巻』/土佐光起『百鬼夜行之図』ほか。


 大阪歴史博物館 特別展『幽霊・妖怪画大全集』やどこかしこの書物などで見た絵が多く、とても楽しい。

 片手でもてる文庫本タイピだが、編集が上手く、絵巻を続けて載せられていて、ページをひらひらと前後させると、それはもう絵巻物の世界に飛び込むことができる。

 なかなか楽しい本だと思う。

 ご興味のある方は、お気楽にどうぞ楽しんでみてくださいマセマセ。

 

 

 


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2 コメント

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妖怪 (pinky)
2013-08-26 23:46:53
Ranchoさん、こんばんは♪

幽霊や妖怪の話、ホラー映画にお化け屋敷がとてもとても苦手なのでございます。
でも、この妖怪さんはとっても愛嬌があるんですね。
目に見え無い怖いものを、妖怪という姿で表したのでしょうか。
それをこんなユーモラスなものにしたには、怖さを乗り越えるためかしら。
先ほど、息子から三井記念美術館で開催されている
「大妖怪展を見に行ってきたとのメールを受け取ったところです。
なかなか面白かったとのことでした。
きっと、Ranchoさんもお好きなのだろうな~と思いました。
あ~こんなお話をしていると、夢の中に妖怪が出てきて
話しそうです。
なんてかって?「な~んか~ようかい~!」って・・・・
返信する
ありがとうございま~~す☆ (pinkyさんへ☆ Ranchoより)
2013-08-29 09:53:51
pinkyさん、おはようございます(*^D^*)
いつもうれしいコメントを頂戴し、ありがとうございます!!!

本当ですね☆
怖いのを見ると、お手洗いに1人で行きにくくなります^^;;
なつ芝居では怖いのが多いありますでしょう。
鶴屋南北なんてのは、こわいですねぇ~~~

はいはい!はい!
お好きですお好きです!お好きでごじゃりまして、うらやましいです☆
大阪歴史博物館 特別展『幽霊・妖怪画大全集』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/b7ff68b730f2839ab6b619298ace6124を見た時も、心ときめきました^^

息子さまが行かれたのですね!
そういえばつい先日
くふふきゃははおほほ!
映画見ました☆もちろん、ジョニー・デップの映画です
カッコいいし!それに 筋書がたいそう面白く、こなれていました。

ずいぶんコメントのお返しが遅くなりごめんなさい!!
これからもよろしくお願いします^^
返信する

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