乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

古典を読む『往生要集』読了、 『漱石全集』(岩波書店)『小栗虫太郎 木々高太郎 集』(筑摩書房)購入

2018-04-17 | 古典全般(奈良〜江戸時代)
    写真は奈良のおふさ観音   このお部屋でお茶(お抹茶)をいただく








 三月四月も多くの本を読みましたが、その中で私にとっては少し難儀した本がありましたので、記録することにします。

 

 古典を読む『往生要集』 

 中村 元(なかむら はじめ) 著

 「同時代ライブラリー 281」

 岩波書店

 1996年 9月13日

 294ページ




 部分的に大変興味深い部分があり楽しく読んだが、部分的に私の力不足のせいでわからないところが多々あったことが残念。

 丁寧に、難しい箇所においては、二度三度は読んではではみたのだが。(悔)

 次回、時期をおいて、今度はハードカバー、頭中を参考にしながら『往生要集』 に再挑戦したい。


 

 三月に購入した本は、夏目漱石と木々高太郎。

 夏目漱石は中学の頃結構読んではいたのだが作者自身に苦手意識が強く、今日に至る。

 苦手意識は言葉で表せるものの、果たしてそれが私の真意であるのかどうかを確かめたいと思い、今年になって『漱石全集』(岩波書店 全28巻 別冊1冊 付小冊子1冊)を購入。

 一冊が結構な厚みで置き場に困っているが、只今は六巻目を拓けている。

 木々高太郎は推理小説かと言われているが、『網膜脈視症』は大変好きな作品で、私は純文学だと感じる。

 木々高太郎全集は全六巻あり、全てを数年前に県立図書館でお借りして読了した。

 しかしここにきて少なくとも三度は読んだ『網膜脈視症』が読みたくなり、今回『小栗虫太郎 木々高太郎 集』(昭和国民文学全集14 筑摩書房)を購入。

 木々高太郎の『網膜脈視症』を机の脇に置いているだけで、幸せな気分に浸っている私である。




 みなさま、おつきあいありがとうございます。

 心より感謝いたします。



 
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2 コメント

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夏目漱石全集はすごいですね。 (自閑)
2018-04-19 09:19:28
乱鳥様
往生要集は、鴨長明が方丈記で「和哥、管弦、往生要集如きの抄物をいれたり。」とありますので、いつかは読もうとは思うのですが、なかなか思い立には至っておりません。
夏目漱石は実はひとつも読んだ事がなく、全集となると確かに置場所に困りますね。
実は4月に引っ越し致しまして、万葉集武田本、源氏物語谷崎潤一郎本など本棚に飾って(未読)あるのが邪魔で、本だけで、段ボール13箱以上になってとても難儀致しました。
引っ越しの合間の3月に百人一首一夕話を1冊千円で買いました。まあ状態悪、1巻欠ですからそんなものかと。
又お邪魔いたします。
新たな輝かしい生活の始まり、楽しいお時間をお過ごしください。 (自閑様  乱鳥より)
2018-04-19 21:52:30
 ま。さみしい。では今は、京都にはいらっしゃらないのでしょうか?なんだかぽっかりと穴が空いたように感じます。土曜は龍大、日曜日は京都観世会館に参ります。

 自閑様には多くを学ばせていただいており、お話がとても楽しいです。
 鴨長明の『方丈記』は、京都国立博物館が改装された初っ端の目玉として展示されたのを覚えています。同室には『是害坊』(天狗草子に少し似ている)などの絵巻物も展示されており、その部屋に釘付けになっておりました。その部屋の展示物の図録が用意されてなかったのが残念です。

『往生要集』は読むには読んだのですが私の能力では難しかった箇所が多かったです。

 夏目漱石は小中学校の頃有名な作品は読んでいました。ただ、引っ越しの場などの書生、(或いは学生)に対する横柄な言動が好きではなく、苦手意識がこの年まで続いています。私は小五の頃、武者小路実篤のような作品に面白みがあり気品のある小説家に惹かれていましたので、漱石は横暴に感じました。
 漱石をこの歳になって読みたいと思ったのは、果たして自分の苦手意識はまともなものであったのか、それとも子供の頃読み間違えていたのだろうか、確かめたかったからです。
 また、苦手意識が続いている今こそ、願掛けのような意味合いで一部でも読み、自分を浄化させようと考えています。(思えは遠くへ来たもんだ)

 百人一首一夕話、洋物を手に入れられましたね。
 いい状態のように感じますが、ダメなのですか。
 私は羨ましい限りです。

 本って、たまりますね。夫が定年の際、本屋に来てもらってトラックに持って行っていただいたり、随分と処分したり返却したりしたのですが、それでも各部屋に本棚がぎっしり。困ったものです。私は主婦ですが困ったことに小学校の頃から本を読み続けていましたので、この歳になっても、本を購入してしまいます。(出来るだけ図書館でもお借りしてるのですが)

『本の重み』って云う話をご存知のことと思います。『本の重み』と言うタイトルの本を築き上げた途端、床が抜けたと言う、都市伝説のような笑い話です。
 本は怖いですね。家が悲鳴を挙げているかも。

 お引っ越しで大変でございましたね。お疲れになられませんように。
 新たな輝かしい生活の始まりですね。目一杯楽しんでくださいませ。

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