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128; 『怖い絵 2』
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中野 京子 (著)
ドイツ文学者、西洋文化史家。 北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆し、『怖い絵』で注目され。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組にも出演する。早大講師。
オペラでたのしむ名作文学 さ・え・ら書房 1996.12 /「おとなのための「オペラ」入門」講談社+α文庫
映画の中のオペラ 未來社 1997.12
かくも罪深きオペラ スキャンダラスな名作たち 洋泉社 1999.12
紙幣は語る 洋泉社新書y 2001.9
情熱の女流「昆虫画家」メーリアン波乱万丈の生涯 講談社 2002.1
恋に死す 清流出版 2003.12 「歴史が語る恋の嵐」角川文庫
恋するヒロイン オペラにみる愛のかたち ショパン 2004.1
メンデルスゾーンとアンデルセン さ・え・ら書房 2006.4
怖い絵 朝日出版社 2007.7
怖い絵 2 朝日出版社 2008.4
危険な世界史 角川書店 2008.7
ハプスブルク家12の物語 名画で読み解く 光文社新書 2008.8
怖い絵 3 朝日出版社 2009.6
恐怖と愛の映画102 2009.7 文春文庫
ブルボン王朝12の物語 名画で読み解く 光文社新書 2010.5
「怖い絵」で人間を読む 日本放送出版協会 (生活人新書) 2010.8
残酷な王と悲しみの王妃 集英社 2010.10
朝日出版社
2008年
249ページ
1890円
★★★★★
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中野 京子著の『怖い絵 2』を楽しむ。
絵を観るのは好きだが、こんなに深く観られるんだとたいへん参考になった。
絵を観るのには歴史や風習や宗教を知らないと楽しみは半減するのかもしれない。
また逆に言うならば、それらにそって丹念に味わうと、絵は別の意味を持つ場合がある。
本書を読んで、芝居と同じなのだと実感した。
中野 京子山はオペラなどにも精通されているようで、絵の見方に独特のリズム感が感じられる。
うらやましい才能だ。
『怖い絵 2』は絵を鑑賞する方向性を導いてくれる良書。
『怖い絵』も是非読みたい!
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memo
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ベラスケス 『ラス・メニーナス』
右下の女性の意味が分かった。
そういえばその右のかわいい(せむしの)子は、ペットである犬に足をかけている。
内容が内容だけに、詳細は省略。
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ドラローシュ 『レディ・ジェーン・グレイの処刑』
𨨞か…。
日本の刀を引き合いに出されていた。
切腹の場合出すら苦痛がひどいのでかたちだけでかいしゃくしたと言う。
開設を読んで、竹刀で切腹を強制された 映画『切腹』を思い浮かべた。
この絵の𨨞の性能を知って、怖くて身震いした。
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ファン・エイク 『アルノルフィニ夫妻の肖像』
この男の顔にはそういった意味があったのか…。
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レンブラント「テュルプ博士の解剖学実習」
ピカソ「泣く女」
ルーベンス「パリスの審判」
エッシャー「相対性」
カレーニョ・デ・ミランダ「カルロス二世」
ベラスケス「ラス・メニーナス」
ハント「シャロットの乙女」
フォンテーヌブロー派の逸名画家「ガブリエル・デストレとその妹」
ベックリン「死の島」
ジェラール「レカミエ夫人の肖像」
ボッティチェリ「ホロフェルネスの遺体発見」
ブレイク「巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女」
カルパッチョ「聖ゲオルギウスと竜」
ミレー「晩鐘」
ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
ホガース「精神病院にて」
ブリューゲル「ベツレヘムの嬰児虐殺」
ヴェロッキオ「キリストの洗礼」
ビアズリー「サロメ」
ファン・エイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」
「怖い絵」
ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
ティントレット「受胎告知」
ムンク「思春期」
クノップフ「見捨てられた街」
ブロンツィーノ「愛の寓意」
ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」
ルドン「キュクロプス」
ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」
ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
ホルバイン「ヘンリー八世像」
ベーコン「ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉による秀作」
ホガース「グラハム家の子どもたち」
ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」
グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」
ジョルジョーネ「老婆の肖像」
レービン「イワン雷帝とその息子」
コレッジョ「ガニュメデス号の筏」
ラ・トゥール「いかさま師」
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