乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

金々先生造化夢 読了   16 金々先生造化夢 口上(十五丁裏) 山東京伝 作  北尾重政 画  寛政6年 版元 蔦屋重三郎

2020年08月22日 | 山東京傳

 

 

 金々先生造化夢 読了 16 金々先生造化夢 口上(十五丁裏) 山東京伝 作  北尾重政 画

 寛政6年 版元 蔦屋重三郎

 

 金々先生造化夢 山東京伝 作  北尾重政 画

 山東京伝  1761-1816

 北尾重政 1739-1820

 [江戸] : [蔦屋重三郎],

 寛政6[1794]序

 黄表紙

 一冊 19cm

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 ヘ13 02056 0012

 

 

十四丁裏の続き、十五丁裏 口上

十五丁裏の続き
 
と思ひしハ夢に手あたり
 
をみれバ、やう/\にはながにへ
 
たちけれバ、手をはたとう
 
つてアヾきなるかな、みやう
 
ごぜへす、ろせい
 
ハあハいゝかしく
 
うちに五十年の
 
ゆめを見、われハ小
 
ばなのできるうち
 
千万人のしんくを
 
しれり、われうきよ
 
をゆめと思ひなし
 
て、ただ かる/″\と
 
くらしたるが、今日
 
より心をあら
 
ため、天地へおん
 
をほうづるため、
 
一ツのとせいをはじ
 
めんと、これよりむしやうに
 
うせぎけれバ、四、五年たゝぬ
 
うち、百万両のぶげんとなり、
 
のちハゆめにあらぬ、ほんまの
 
ゑいぐわのみとなりけるぞ、
 
御あつらへ、とびきりのめで
        たし、/\
 
 
 
十五丁裏
京傳が飯のまえでおおのびをして喜んでいる^^
京傳の羽織の紋付には、金の文字^^
 
 「アヽ、ひさし
 
     ぶりで
 
  くさぞうしの
 
    しまいが
 
     ゆめだ、
 
 
 
十五丁裏 中
  
 京傳作
 
    口上
 
   此度山東京傳儀、かみたば
 
   こ入れ、みせ出し、いろ/\ゑん
 
   がた、仕入仕下直の品に
 
   て、切れたばこ入 同様、
 
   御用ひに相成候やう、
 
   工夫仕候 何とぞ
 
   御ひゐき、御取立
 
   ひとへ奉希上候
 
   以上
 
   江戸京橋銀
 
   座一丁目
 
   京屋
 
     傳蔵
 
  「こればつ
 
    かりが
 
    ましめだ。
 
 
  京傳は歔
 
  作の大人
 
 
 
 
 
       金々先生造化夢 読了^^v
 
 
 
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金々先生造化夢 15 十三丁裏 十四丁表 山東京伝 作  北尾重政 画  寛政6年 版元 蔦屋重三郎

2020年08月22日 | 山東京傳

 

 

 金々先生造化夢 15 十三丁裏 十四丁表 山東京伝 作  北尾重政 画

 寛政6年 版元 蔦屋重三郎

 

 金々先生造化夢 山東京伝 作  北尾重政 画

 山東京伝  1761-1816

 北尾重政 1739-1820

 [江戸] : [蔦屋重三郎],

 寛政6[1794]序

 黄表紙

 一冊 19cm

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 ヘ13 02056 0012

 

 

十三丁裏 

かくてやりこせんのちやづけめし、できあがりけれバ、
 
仙人のおかしら、これを、きん/\せんせいにくハする
 
きん/\せんせいハ此ちやづけめしをこしらへるおほ
 
くの人のしんろうをもくぜんにみたる事、なれ
 
ハぜんにすはりて、つく/\思ひけるハ、わずかに
 
ちやづけめし、一ぜんたつた、二夕キレのうらの
 
ものといへども、いく万人の手にかゝり
 
ける かぞくへつくしがたし、りやうり なん
 
どハ、いくおくをく、万人のしんくなる
 
かは□□しるべからす、これを思へバ
 
家をつくり、きものをき、人間一生入
 
用の品/\ハみな、これいく万人
 
のしんくをつめりしかる
 
時ハ互に一まい
 
はし一戦も
 
わがものに
 
あらす、皆
 
天地より
 
めぐみ給ふ
 
所なりて
 
め一りらも
 
あそんていて
 
くらふハもの
 
 
十四丁表
 
たいなき
 
事なり申
 
そうじや
 
ナァ、と、かん
 
しんのあまり、ひざの
 
うへゝ、しろきなみだ
 
をこぼしければ、おきう
 
じのどうじがめつけて、
 
もしめしつぶがこぼれ
 
ましたもいく/\
 
 
十四丁表
 
「いかにきん/\せんせい、なん
 
 ぢなまものじりにして、さだま
 
 ると、せいもせず、あたかに
 
 きあくまてくらひ、千万人の
 
 しんくをついやて、ぶらついて給
 
 たるハ、大きなるあや
 
 まりなり、うき
 
 よハいぼあい
 
 もちなんと、こ
 
 れでちや
 
 づけめし
 
 をくふ
 
 やうに
 
 さら/\とさ
 
 とりがひらけ
 
 たであろふ、
 
 
 
十三丁裏 下
 
   たゞ今までハちやづ
 
   けめしなどハ
 
   なんのきもつ
 
   かず、ふ
 
   しやう/″\
 
   にたべ□(欠け)
 
   したる、
 
   さん/\
 
   おぼゞの
 
   人のしん
 
   ろ□す
  
   る所を
 
   こまして
 
   ハのどへ
 
   つかへて
 
  たべられませ
 
  ぬ、今までゑようくひに
 
  着よく、ちのみいた
 
  したハ、大き
 
  なあやまり、
 
  ひもじひ
 
  ときにまづ
 
  い
 
  ものな
 
 
十四丁表 下
 
  しと
 
  申が
 
  よい
 
  たとへで
 
  ござり
 
  ます、
 
 
 
 
 
 
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金々先生造化夢 14 十二丁裏 十三丁表 山東京伝 作  北尾重政 画  寛政6年 版元 蔦屋重三郎

2020年08月22日 | 山東京傳

 

 

 金々先生造化夢 14 十二丁裏 十三丁表 山東京伝 作  北尾重政 画

 寛政6年 版元 蔦屋重三郎

 

 金々先生造化夢 山東京伝 作  北尾重政 画

 山東京伝  1761-1816

 北尾重政 1739-1820

 [江戸] : [蔦屋重三郎],

 寛政6[1794]序

 黄表紙

 一冊 19cm

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 ヘ13 02056 0012

 

 

十二丁裏 

さて何もかもできあがりければ

めしたきの仙人、下女の仙人で、つちの

仙人あつまりて、水をくみ、めしを

たき、けうのものをきり、ちや

をせんじ、ぜんだてをし、

さま/\しんくする、

さて、此めしたき

の仙人下女の

仙人で、つちの仙人

など/\いふもの

ハゑどく、しんく

するものなり、下女

だの、てつちだ

のとて、べつ

にうまるゝ

ものにあら

ず、そのみ

びんぼうに

生まれしゆへ、

ゝるしんく

の奉公も

するなり、

くれらもしや

ハせさへよけ

れバ、しん内

 

十三丁表

でハないが、

御しんそさんの

おくさんの

とにんにうやま

ひろつかれ、こへみぬ

わしでくらすけ

れど、ヤ

レ、三侠

 

十三丁表

ヤレ

おさ

んのヤレ

長松のとやすくされるハ

その身/\のつたなきくハ

ほうせんと思ひいつ

なる三度太夫もあ

ハれ、みつけふへきる

        なり、

 

十二丁裏 中

   くハうじんゟの

   のたハく「これ、長松仙人

   ちやのほうじやうがわるい

   ぞ、それでハゑんがゝない

   がつてんか、それ、おさん仙

   人、はやくかま

   の下のまきを

   ひけ、

   

十三丁表 中

   こげく

   さいぞ

   アヽ、せハのやける

   やつらだ、

 

十二丁裏 下

   此ときハ

   かまどのか

   み、くほうじん

   さまも男

   女、あいせう

   のほんを

 

十三丁表 下

   みりやう

      に

   さいえいを

   のち、たい所

   を守り

   給ふ、

 

十三丁表 中

  はしめに、よ

  ろ/\、中

  くハつ/\、

  え戸

  たる

  つて

  たるねぶりと

  いふかちと

  ふねをこ

  らふ、

  

 

三侠

 三侠五義(さんきょうごぎ)

 中国の小説。石玉崑作

 北宋時代に実在した名裁判官である包拯(ほうじょう)と侠客の活躍を描く。

 公安小説と武侠をあわせたような作品である。

 成立には『龍図公安』、あるいは『包公案』と呼ばれる公案などの影響が見られる。

 兪樾によってタイトルが『七侠五義』と変更されたのは、登場する侠客として南侠(展昭)・北侠(欧陽春)・双侠(丁兆蘭、丁兆蕙)をさして「三侠」としているが、丁兄弟の存在で実質が四人であることで計算が合わない。

 そこで、智化・艾虎・沈仲元の三人を加え「七侠」としたため。

 実際、「三」や「五」という数字は中国で慣用的に使われる数字であることから、そう深い意味はない。

 

 

 
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金々先生造化夢 13 十一丁裏 十二丁表 山東京伝 作  北尾重政 画  寛政6年 版元 蔦屋重三郎

2020年08月22日 | 山東京傳

 

 

 金々先生造化夢 13 十一丁裏 十二丁表 山東京伝 作  北尾重政 画

 寛政6年 版元 蔦屋重三郎

 

 金々先生造化夢 山東京伝 作  北尾重政 画

 山東京伝  1761-1816

 北尾重政 1739-1820

 [江戸] : [蔦屋重三郎],

 寛政6[1794]序

 黄表紙

 一冊 19cm

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 ヘ13 02056 0012

 

 

十一丁裏 

かくてきん/\先生に
 
するちやづけめしのどう
 
ぐだて
 
あらまし、できあがり、
 
けれどもいまだめしをた
 
きにばな
 
をふるかんじんの
 
水がなし、それゆへ仙人の
 
おかしら、井
 
戸、ほかの
 
仙人にいひつけきう
 
に井戸をほらせる
 
これも 井戸
 
ほりあし、しろからすき
 
くわのたぐいのどうぐを
 
こしらへ、その志
 
んくいく、
 
万人のほね
 
おりか、そのさき/\
 
ハかぞへつくし
 
がたし、
 
 
十一丁裏 
 
「女仙人、井戸をホルをみに
 
 くる、これハ
 
 なにのた
 
 めにみに
 
 くるかきが
 
 しれず、し
 
 たがいつたい
 
 
十二丁表
 
 りう
 
 ぐう
 
 にて
 
 ハ
 
 此たび井戸をほる
 
 ときゝ、水をさづけん
 
 と、龍王みずからたち
 
 いでゝ、おほくのうちくずに
 
 そのよういを申つける、これ、また、きん/\
 
 せんせい一人のために、龍宮までの
 
 ほねをり、のべがたし、
 
 龍王の水をさずける所かん
 
 むりがへどをはくやう
 
         なり、
 
 
十一丁裏
 
 ことハざに水ハほう
 
 いんのうつハものに
 
 ほういんの うつハものは、さしづめ、ほらの
 
 かいなり、それゆへ、りう
 
 ぐうでも、水をさづける、
 
 てつだい
 
 ハほら
 
 の か
 
 い
 
 が
 
 つと
 
 める
 
 なり、
 
 
十一丁裏  下
 
此本
 
に女
 
がす
 
けな
 
きゆへ
 
ゑぐみ
 
 
 
 
 
 
 
 
みに
 
 
たと
 
みへ
 
る、
 
 
十二丁表 下
 
こんだのちやづ
 
けめしのさいが、
 
ひものでなく
 
て、しやりせ□□□(擦れ)だと
 
おいらもろうして
 
 
いら
 
 
れぬ、
 
 
茶漬け
 
 江戸時代では、茶漬けをメインに出す『茶漬け屋』が存在していた。
 
 江戸時代は旅でもサラサラと食べられる茶漬けがブームになっていた。
 
 奈良茶飯もその一つだという。
 
 
 
 
 
 
 
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