乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『Brightburn ブライトバーン/恐怖の拡散者』2019 4,3★

2020-08-24 | 映画

 

  映画『Brightburn ブライトバーン/恐怖の拡散者』2019 4,3★

 

 

  • 原題/Brightburn
  • 制作年/2019
  • 制作国/アメリカ
  • 内容時間(字幕版)/91分
  • ジャンル/ホラー・SF/ファンタジー宇宙から地球に来た12歳の少年、超能力を使って惨劇を起こすように……。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のJ・ガン監督がプロデュースを務めたSFサスペンス。

 宇宙から地球に来た12歳の少年、超能力を使って惨劇を起こすように……。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のJ・ガン監督がプロデュースを務めたSFサスペンス。

  • 監督
    デヴィッド・ヤロヴェスキー
  • 製作
    ジェームズ・ガン
  • 製作
    ケネス・ファン
  • 脚本
    ブライアン・ガン
  • 脚本
    マーク・ガン
  • 撮影
    マイケル・ダラトーレ
  • 音楽
    ティム・ウィリアムズ
トーリ・ブレイヤー エリザベス・バンクス
カイル・ブレイヤー デヴィッド・デンマン
ブランドン・ブレイヤー ジャクソン・A・ダン
ノア マット・ジョーンズ
メリリー メレディス・ハグナー

 

 

 家族と、映画『Brightburn ブライトバーン/恐怖の拡散者』を見た。

「水色」を基調に大胆な構図から始まる、美術的に品さへ感じるこの映画も、「赤」を刺し始めるころから話が展開する。

 ネタバレは避けたいと思うが、子供を欲しいと思い続けていた夫婦に、宇宙からの授かりもの、それが、ブランドン・ブレイヤーであった。

 ブランドン・ブレイヤーは宇宙船の地球着によって、体から血を流し落下の衝撃で痛めつけられていたが、夫婦、特に母親が子供として大切に育てる。

 だが、十年の月日を経て、ブライトバーン自身と親二人は次第にブライトバーンが普通でないことに気づき始める。云々

 

 ブランドン・ブレイヤーは言う。

「本当は良い人間(人?子?)で居たいんだ。」 

 この言葉は大変重要。

 ブランドン・ブレイヤーは多くの酷い事件を巻き起こし、三角が四つのサインを後に残す。

 △△

 ▽▽

 酷い連続事件であったが、三角が四つのサイン

 △△

 ▽▽

を残しつつ、次のような事を思ったかもしれない。

「本当は良い子で居たいんだ。本当はBright Burnで居たいんだ。」

と。 

 

 そう考えるとせつなくさへ感じる映画であった。

 この映画は、私は好きだな^^

 

 

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東海道中膝栗毛 三巻 6 九丁裏 十丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

2020-08-24 | 十返舎一九

 

 東海道中膝栗毛 三巻 6 九丁裏 十丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

 

 

 

 東海道中膝栗毛 三巻

 発端,初,後,3-8編 / 十返舎一九 著

 十返舎一九 1765-1831

 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11[1802-1814]序

 18冊 ; 19cm

 滑稽本
 書名は発端の巻頭による その他の巻頭書名:浮世道中膝栗毛,東海道中膝栗毛 序題:膝栗毛 題簽書名:浪華見物滑稽膝栗毛 見返し題:東海道中滑稽記膝栗毛,洛中滑稽之記膝栗毛 扉題:中ッ腹五十三次売ッ尻道中之記
 序:芍薬亭主人ほか
 共同刊行:河内屋太助(大阪心斎橋唐物町)ほか

 和装
 印記:拾翠艸堂児戯之記

 読んでいるのは、早稲田大学 ヘ13 03123 3巻目

 

 

九丁裏

(ゑつちうふん)どしであつた、弥二「てめへ、ゆふべ、ふろへはいるとき、

ふんどしをたもとへいれて、それなりに忘れたハ、おか

しい、大かた、けさ、手水(てうづ)をつかつて、顔もそれで

ふいたろふ、きたねへおとこだ、北八「そふよ、どうりこそ

わるぐさい手ぬぐひだとおもつた、弥二「ナニ、ぜんてい

てめへが、あたじけねへから、こんな恥をかくハ、北八「なぜ

弥二「もめんをしめるから、手ぬぐひと取ちがへるハ、コレ

おいらァ、見やれ、いつでも絹のふんどしだ、北八「それだ

 

十丁表

とつて、やねやがながつぼねのふきかへに行きやァ

しめへし、きぬをしめることもねへす、エヽまゝよ、たびの

はぢハかきすてだ、斯(かう)もあらふる、

 

 手ぬくひと おもふてかふる ふんどしハ

  さてこそ恥を さらしなりけり

 

それより かぶと石をよめる弥次郎兵衛

 

 さがこゝに 脱捨おきし かぶといし

  かゝる難所に 降参やして

 

手水(てうづ)

 手水(ちょうず)

 手や顔などを洗い清めること。また、そのための水。

 出典枕草子 正月に寺にこもりたるは
「半挿(はんざふ)にてうづ入れて」
 [訳] 半挿(=湯水を入れて物に注ぐ器)に水を入れて。◆「てみづ」のウ音便。
 
ながつぼね
 
 大奥
 
斯(かう) かかる
 
 [連体]《「かくある」の音変化》このような。こういう。「斯かる行為は許されない」
 
 
かぶと石 
 
 神奈川県
 
 湯河原は源頼朝にゆかりがあり、様々な伝説が残っています。

 頼朝が石橋山の合戦で敗れ、逃れている時に兜を脱いで休息したとされるのが兜石。その形はまさしく頼朝が脱いだ兜にそっくりです。

 その近くにあるのが立石で、その姿はまるで地面に立っているかのよう。

 頼朝が自らの天下を占うために投げたと言われ、見事に山の中腹に立ったことから運が開け、鎌倉幕府を開くにいたったと言い伝えられています。(湯河原町観光課HP https://www.yugawara.or.jp/sightseeing/753/)

 

かぶと石 

 かぶとを脱ぐ

 →降参やして

   さがこゝに 脱捨おきし かぶといし

   かゝる難所に 降参やして

 

 

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東海道中膝栗毛 三巻 5 八丁裏 九丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

2020-08-24 | 十返舎一九

 

 東海道中膝栗毛 三巻 5 八丁裏 九丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

 

 

 

 東海道中膝栗毛 三巻

 発端,初,後,3-8編 / 十返舎一九 著

 十返舎一九 1765-1831

 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11[1802-1814]序

 18冊 ; 19cm

 滑稽本
 書名は発端の巻頭による その他の巻頭書名:浮世道中膝栗毛,東海道中膝栗毛 序題:膝栗毛 題簽書名:浪華見物滑稽膝栗毛 見返し題:東海道中滑稽記膝栗毛,洛中滑稽之記膝栗毛 扉題:中ッ腹五十三次売ッ尻道中之記
 序:芍薬亭主人ほか
 共同刊行:河内屋太助(大阪心斎橋唐物町)ほか

 和装
 印記:拾翠艸堂児戯之記

 読んでいるのは、早稲田大学 ヘ13 03123 3巻目

 

 

八丁裏

(「ふじのあたまが、つん)もへる、なじよにけふりがつんもへる、三嶋女郎衆(ぢょろしゆ)

に、がらゝ打こみ、こがれおじゆつたらつんもへたぁ、

しよんがへドゥ/″\ こちらからゆく馬かた たがいに行ちがひて 「ヒヤア 出羽宿の

先生どふだ、向ふよりくる馬かた 「べらぼうめ、おれが先生

なりやァ、うぬハはつつけだァ 「ヒイン/\ 又むかうより来るハお大名

のお国からおゑと入の女中たち、かごをつらせて、四、五人づれ、さいぎつれてくるを見て弥次郎 「ヲヤ/\、ゑらい/\

きた八 「ほんに是ハみな生た女だ、きめう/\、ナント弥次さん、つかねへこつたが、白い手拭をかぶると、顔の色

 

九丁表

がしろくなつて、とんだいきな男にみへるといふ

ことだが、ほんとうの 弥次「ソリヤァ ちげ(違)へなしさ、北八「よし/\

トたもとから、さらしのてぬぐいを出して、ぐつとほうかふりにすると、

とふりすがひに女中たち、きた八がかほをのぞいて見て、みな/\わらひ、

とふりすぎる、 「ナント、どうだ、今の女どもが、おいらが顔を見

て、うれしそうに笑いていつたハ、どふでも色男ハ

ちがつたもんだ、弥二「わらつたはづだ、てめへの手拭

を見や、木綿さなだの紐が、さがつていらァ、

北八「ヤァ/\、こりやぁ、手じやね、ゑつちうふん

 

出羽宿

 江戸時代に入ると村上藩(新潟県村上市)の本城である村上城の城下と、庄内藩(山形県鶴岡市)の本城である鶴ヶ岡城を結ぶ街道として改めて整備され、村上藩主は海、岩石、小俣宿、雷に番所が設置されています。

 庄内藩初代藩主酒井忠勝が初めて御国入りした際にも出羽街道が利用されています。特に参勤交代では利用されず、日本海の沿岸部はが整備されていましたが、羽州浜街道に比べると難所が少なく、季節によっても影響が受けにくかった事から引き続き多くの人々が利用したようです。

 元禄2年(1689)には松尾芭蕉が奥之細道で当地を訪れた際には酒田から鼠ヶ関宿(山形県鶴岡市)までは羽州浜街道を利用し、鼠ヶ関宿からは出羽街道に入り、村上城の城下町に至っています。

 江戸時代後期になると、出羽三山(山形県鶴岡市)の信仰が全国にも広がり、日本海側の参拝者は出羽街道を利用したとされ、村上城の城下の鎮守である神社は戦国時代に本庄氏によって出羽三山の一翼を成す羽黒神社の祭神である羽黒大権現に分霊を勧請したもの。

 藩主の祈願所の観音寺は、同じく出羽三山の一翼を成す湯殿山神社と関係が深かった事から城下の住民も出羽三山を詣でたと思われます。

 又、街道沿いの湯田川温泉(山形県鶴岡市)は鶴ヶ岡城の奥座敷とも云われ庄内藩の温泉場が設けられ、出羽街道を通過する旅人や商人、出羽三山の参詣者などから利用され大変栄え、湯野浜温泉(山形県鶴岡市)、温海(あつみ)温泉(山形県鶴岡市)と共に庄内三名湯に数えられました。   (https://www.niitabi.com/kaidou/dewa.html)

 

木綿さなだの紐

 木綿の平打ちの紐

 

       

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東海道中膝栗毛 三巻 4 七丁裏 八丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

2020-08-24 | 十返舎一九

 観月祭

 

 東海道中膝栗毛 三巻 4 七丁裏 八丁表  十返舎一九 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11

 

 

 

 東海道中膝栗毛 三巻

 発端,初,後,3-8編 / 十返舎一九 著

 十返舎一九 1765-1831

 通油町(東都) : 栄邑堂, 享和2-文化11[1802-1814]序

 18冊 ; 19cm

 滑稽本
 書名は発端の巻頭による その他の巻頭書名:浮世道中膝栗毛,東海道中膝栗毛 序題:膝栗毛 題簽書名:浪華見物滑稽膝栗毛 見返し題:東海道中滑稽記膝栗毛,洛中滑稽之記膝栗毛 扉題:中ッ腹五十三次売ッ尻道中之記
 序:芍薬亭主人ほか
 共同刊行:河内屋太助(大阪心斎橋唐物町)ほか

 和装
 印記:拾翠艸堂児戯之記

 読んでいるのは、早稲田大学 ヘ13 03123 3巻目

 

 

七丁裏

扨(さて)もわれ/\、伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕

さまへは月参(つきまいり)も大願うを起こし、ぶらりしやらりと

出かけ、ねつから急ず候ほどに、ゑい奴とはこねの

駅に着て候、玉くしげ 箱根の山の 九折/\

げにや久肩の醴(あまざけ)売りや 産しよ魚の名所多き

山路かな、 あまざけやうりのおやぢ「めいぶつあばらしやいませ あま

ざけのましやいませ、 北八「弥次さん、ちつと休やせう、

ヲイ、一盃(いつペい)くんな、トせう木にこしをかける、おやじ一杯くんで出す、「こいつハ黒い/\、

 

八丁表

弥次「くろいよふであまいハ、遠州はまじやァな

いか 北八「わりい/\、コウ、おめへ、なぜのまねへ 弥二「おいらァ

いやだ、そのちやわんを見や、施主の気づきのね入る

あさがほなりにでもすれバいいよ、 北八「そふき、是じやァ

強飯のかうのもの、奈良漬じやァあるめへの

おやぢ「かうのもんハござらねへが、むめぼしを進ぜます

べい、ト皿にある梅母子をいだす 北八「ヲイ/\、いくらだへ、サァおせハトぜにを払日出て行

向こうよりくる小荷駄馬ひきもきらず、すゞのおと しやん/\/\「富士の頭がつん

月参  (ガッサン)

 がっさん グヮッ‥

 がっさん〔グワツ〕

 つきまいり ‥まゐり

 毎月一定の日に神社や寺に参詣(さんけい)すること。

 つきまいり。

ねつから

 根っから

 一向に

玉くしげ

 「箱」の枕詞

九折/\

 箱根の山道の様に、くねりくねり折れ曲がった道

施主 (せしゅ)

 1 法事・供養(くよう)をする主人役の人。また、寺や僧などに物をほどこす人。

 2 物事、特に建築や造園の資金を出す注文主。
 
あさがほなりにでもすれバいいよ、
 
 歌舞伎『助六』では、風呂上がりの「朝顔のかんぺら」が出てくる^^
 この朝顔のかんぺら、なりはごついが、弱ぇえ弱ぇえ(笑)
 ここでは、朝顔型に開いた茶碗の形こと。

 

 

       

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