乱鳥の書きなぐり

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映画『MONSTERZ モンスターズ』藤原竜也 山田孝之 中田秀夫監督 2014年

2020-06-18 | 映画

 

 

  映画『MONSTERZ モンスターズ』

 

藤原竜也

山田孝之

2014年

中田秀夫監督

 

 以前にも見た映画『MONSTERZ モンスターズ』をもう一度見て見た。

 全体の筋書きや、藤原竜也、山田孝之ご両人の演技が印象深く、隅々まで覚えていた。

 説明を見ていると、サンペンス・アクションなどと書かれているが、話の展開が深いののか出演者の演技が皆素晴らしいのか、ノン言愛を感じる。

 宿命と言う言葉が、頭をよぎる。

 

 藤原竜也、山田孝之の二人の役者を観て、前者は素晴らしい演技力を感じ、後者は天才という言葉が当てはまると感じた。

 それにしても此の年代、素晴らしい役者が多いと感心すること、仕切りなし。

 

 ネットを観ていると評価は低いものが多かったが、私は此の映画は好きだな^^

 

 

以下はexciteニュース

中田秀夫監督、藤原竜也、山田孝之という日本映画界のトップクリエイターが集結した、サスペンス大作の正式タイトルが「MONSTERZ モンスターズ」に決まり、第1弾ビジュアルが解禁された。

「生まれた時から、眼差しひとつで人間を自由に操れる“男”」を演じるのは、「デスノート」「カイジ」「藁の楯 わらのたて」とヒット作が続く藤原。「唯一、操れない男=終一」を演じるのは、幅広い役で圧倒的な数の映画に出演し、最近作「凶悪」でも高い評価を受けた山田。日本映画界を盛り上げる2人だが、意外にも共演は本作が初めてだ。

今回解禁されたビジュアルは、藤原と山田の2人を大きく捉えたもの。こちらを見つめる凛とした表情と力強い眼差しから、2人それぞれの強い信念を感じさせる。また、いずれも黒い衣装に身を包み、背景も黒一色。2人以外の一切の情報を省いたシンプルさから、彼らに立ちはだかる宿命の大きさ、その闘いのスケール感を想像できる斬新なデザインとなっている。

また、正式タイトル「MONSTERZ モンスターズ」の決定にあたり、本作の佐藤貴博プロデューサーは、「仮タイトルの『MONSTER(仮)』からのバージョンアップとしては、読み仮名にあるとおり『モンスターズ』と複数形になったこと。人間を操ることができるという忌まわしき能力を持った藤原竜也演じる“男”が<MONSTER=怪物>であることは間違いないのですが、その怪物に対峙する山田孝之演じる田中終一も含めて、2人ともが怪物であるということを複数形のタイトルが意味しています。なぜ普通の人間である田中終一も<モンスター>なのか? これは映画本編を観てのお楽しみ!」と“MONSTER”に込めた意味を説明。

そして複数形のSではなく、“Z”としている点については「この2人の闘いと存在が、Z=究極であることも意味しています。また、“Z”の文字は並行する2本の直線と、それに交差する斜線で形成されています。つまり交わるべきではなかった2人の男が出会ってしまう宿命を“Z”が表しています。どちらが勝利するかわからない究極の2人の男の激突、そして何故2人ともが怪物であるのか? という謎が込められたタイトル『MONSTERZ モンスターズ』。映画本編を観た後に、このタイトルの意味がより深く響くはずです。お楽しみに!!!」と決定に至った意図を明かした。

本作の原案は2010年韓国で大ヒットしたオリジナル映画「超能力者」。世界12か国の映画祭に出品された話題作を、強力な日本の布陣で映画化する作品だ。ヒロインには石原さとみを起用。さらに木村多江、松重豊ら演技派がスクリーンを引き締める。

映画「MONSTERZ モンスターズ」は2014年全国ロードショー。


☆「MONSTERZ モンスターズ」ストーリー

ひと目見るだけで、すべての人間を思いどおりに操れる男がいる。その能力をもってすれば、世界を手に入れることも可能なのに、男はたった一人で静かに生きてきた。必要な時だけ力を発揮し、相手は操られたことはおろか、男の存在にさえ気づかない。男はそんな絶望の闇に包まれた孤独な人生が、死ぬまで続くと思っていた。ある男に会うまでは――。

彼の名は田中終一。いつものように男が周りの人間を静止させた時、彼だけが自由に動いていた。見た目は全く普通なのに、いったい何者なのかと愕然とする男。やがて男は「思い通りにならない奴はいらない」と怒りを燃やし、終一を消し去ることを決意する。

一方、終一は男に大切な人を殺され復讐を誓ううちに、男を止められるのは自分だけだと気づき始める。実は終一も、他人とは違う特別な能力を秘めていた。二人の出会いは宿命なのか――今、周囲の人々を容赦なく巻き込む、壮絶な激闘が始まる!

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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 22 「姥(ウバ)ながら 味をかえしもわすれねは かくうまき物 猶そ食ひたき」十二丁表 十二丁裏

2020-06-18 | 在原業平、そして、伊勢物語 と、仮名草子 仁勢物語

 

 

 富田高至 編者

 

 

恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 22 十二丁表 十二丁裏

 

和泉書院影印業刊 65(第四期)

1998年 初版

1997年 第三

 

十二丁表

◯をかし男歯いたくてたべにける物、猶やわすれ

さりけん、老婆(ウバ)のもとより

  姥(ウバ)ながら 味をかえしもわすれねは

  かくうまき物 猶そ食ひたき

十二丁裏 

といへりけれハ、されハよといひて、男

  あいともに 心ひとしきかのしらの

  味噌のなかれす くハしともおもふ

とハ人、その夜、恋(こ)にけり、いにしへ食ひける事

ともなといひて

  あかりこの 椀を織部になすらへて

  八たびくはゞ あく時のあらん

返し

  あかり子の 椀を織部になせるとも

  汁ハ残りて みやはのこらん

いにしへよりあはれて「なん、くらひける

 

十二丁表

◯おかし男、歯痛くて食べにける物、猶や忘れ

去りけん、老婆(ウバ)の元より

  姥(ウバ)ながら 味を変えしも忘れねば

  かく旨き物 猶そ食いたき

十二丁裏 

と言えりければ、「さればよ」と言いて、男

  相共に 心ひとしき かの しらの

  味噌のなかれす 食わしとも 思う

とは、人、その夜、恋(こ)にけり、古(いにしえ)食いける事

ともなと言いて

  あかりこの 椀を織部に準(なずら)えて

  八度食わば 飽く時のあらん

返し

  あかり子の 椀を織部になせるとも

  汁は残りて 實(み)やは残らん

古(いにしえ)より哀れてなん、食いける

 

 

 

織部

 底が浅く、上が広く開いている塗椀。茶人古田織部正重然の創制。

みや實(み)や

 汁に入っている肉

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊     

  姥(ウバ)ながら 味をかえしもわすれねは

  かくうまき物 猶そ食ひたき

『伊勢物語』岩波古典文学大系9 「竹取物語 伊勢物語 大和物語」より写す

  憂きながら 人をばえしも忘れねば

  かつ恨みつゝ 猶ぞ恋しき

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊     

  あいともに 心ひとしきかのしらの

  味噌のなかれす くハしともおもふ

『伊勢物語』岩波古典文学大系9 「竹取物語 伊勢物語 大和物語」より写す

  あひ見ては 心ひとつをかわしまの

  水の流れて 絶え時とぞ思ふ

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊     

  あかりこの 椀を織部になすらへて

  八たびくはゞ あく時のあらん

『伊勢物語』岩波古典文学大系9 「竹取物語 伊勢物語 大和物語」より写す

  秋の夜の 千代を一夜になずらへて

  八千代し寝ばや あく時のあらん

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊     

  あかり子の 椀を織部になせるとも

  汁ハ残りて みやはのこらん

『伊勢物語』岩波古典文学大系9 「竹取物語 伊勢物語 大和物語」より写す

  秋の夜の 千代を一夜になりせとも

  ことば残りて とりや鳴きやん

 

 

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